文化庁長官が芸術家支援要請

今朝の話題です。News Picksで取り上げたのはこちらです。

Voicyでのおしゃべりも貼っておきます。

この手の話題ばかりもよくないかとは思いつつ、文化関連って飲食や旅行業界と違って本当に発信が少ないので、お許しください。
この3月に文化庁長官になった戸倉俊一氏が首相を訪問して「宣言によって文化芸術は業界も個人も苦労している。国の援助を増やしてほしい」とさらなる国の支援を要請しました。
会談のあと都倉長官は記者団に対し「菅総理大臣に十分ご理解いただいたと思う」と述べたとのことです。

戸倉氏といえば昭和のヒット歌謡を多く生み出した作曲家ですね。ピンクレディーのペッパー警部、UFO,あずさ2号などが代表作でしょうか。フリーランスの立場のこともよくお分かりで、現在の状況に何かしなくてはいけないと考えているのではないか?と聞いています。期待したいところです。

元のニュースはこちらです。

ピックしたときのコメントはこちら

飲食に比べて人数は確かに少ないですが危機的な状況です。ことに現在では個人に対する支援がなく、このままではどうなることかとハラハラしています。新長官に期待したいところですが…唐津留さんのおっしゃる通りで、こちらは急には止まれないしダメージ多くすぎるんですよ。公演の準備には通常一年以上かかるんですから。期間中だけでなく期間後への影響も重大。もう5月半ばの公演も中止や延期の嵐です。

昨年手間をかけて芸術家に国が確認番号を付与したので、芸術家は既に個人番号を持っている。現在の助成対象は法人と団体で、個人番号を使って個人へのサポートをしないのはなんでだろう?今ある番号を生かせば去年より容易に個人にサポートはできるのでは?この番号をベースにすれば良いのでは?

ちなみにこの番号はかなり厳格に審査されていて、確認団体に所属してかつ芸術家として認識されているか、芸術家としての活動履歴を証明できるかが必要でした。声楽家であれば、確認団体である日本演奏連盟で認識されているか、それぞれの所属団体が演奏者として認めている人を日演連に提出して番号出すか、それもない人も自分の公演などへの出演をパンフレットなどで証明できるか、となっていて、単に音楽家団体の会員なら番号が付与されるわけでもありません。演奏活動があって初めて付与される仕組みで、面倒でしたがなかなか正確だったのではと思います。

しかし今年出されたart for the future という助成は、「団体を通じて個人の芸術家にお金がいくことを目的としている」と書かれてはいますが、、、任意団体か法人のみが対象です。書いてあるだけで、実効性をどうやって担保するのか?考えすぎだと思いたいですが、いわゆる実演団体は助成金慣れしている人たちでもあり、芸術家に払ったふりをすることもできちゃうんではと勘繰ってしまいます。

やはり直接芸術家にこそ支援をと思うんですよね…
芸術団体ももちろん大事な存在かもしれませんが、芸術家がいなかったら団体だけあっても意味がないですからね…個別にどこがということではありませんが、日本はプロフェッショナルなアートマネージャーもほとんどいないんですし、戦後からずーっと大きくは変わらない団体の構造を考えた時、一般論としてむしろ今回ある程度淘汰され、新陳代謝が起きても良いのでは?とも思うところもあります。

コメントは以上です。次々と演奏会の延期や中止のニュースが入ってきていて、心が痛みます。

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