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夫婦ゲンカの収め方

最近Voicyという音声配信アプリを聴くのが日課になっている。私が日々チェックしているパーソナリティーのお一人、あやにーさんが昨日配信されていた回(#つれづれあやにー 25 京都 アプリポワゼさんからお届け)のなかで、ゲストのご夫婦と夫婦ゲンカの収め方について話されているのを聞いて、私たち夫婦のケースを書いてみることにした。


いきなりそもそも論になってしまうのだけど、私たちはほとんどケンカをしない。付き合ってちょうど1年で入籍し、現在結婚8年目だけど、記憶に残っているケンカらしきケンカはたった2回。ちなみにどちらも入籍する前のことで、お互いをまだよく知らなかったのが原因だった。「ケンカするほど仲が良い」なんて言葉もあるけど、仲良く暮らすために必ずしもケンカが必要なわけではない、と私は思っている。

ケンカらしいケンカはないけれど、年に数回程度「ケンカ未満のマイナス感情のぶつかり合い」みたいなシーンは訪れる。そんなときの対応策は「お互いそっと距離を置く」が基本パターンだ。イラッとするのって、たいて自分の気持ちに余裕がないとき。忙しかったり疲れていたりして、いつもは何とも思わない相手の言動に、過剰に反応してしまっている場合が多い。相手も悪気はなかったものの、タイミングや言葉のチョイスがちょっとまずかったかな、と後から後ろめたく感じていたりする。なので、どちらかの心が波立っているときは、近寄らないし話しかけない。夫は仕事部屋に戻ったり、コンビニに散歩に出かけたり。私は本を読んだり、キッチンで手を動かしたり。子どもが出来てからは、子どもの言動に気をそらされることも多いかな。

短ければ小一時間、長くてもひと晩経てば感情の波は落ち着くので、その状況に察しがついたら、どちらからともなく話しかける。そしてお互い、もう何事もなかったかのように振る舞う。イラッとする出来事の多くは本質的な問題ではないから、蒸し返すこともなく8割はそれで一件落着だ。

残りの2割、これはちゃんと話し合っておかないといけないな、と思ったことは心のどこかにメモをしておいて、楽しい時間を過ごしているときに話すようにしている。子ども達が寝静まったあと、二人でお酒を飲みながらテレビを観ているときとか、長距離ドライブの最中とか。至って普通のテンションで、でも「大事なことだから聞いて欲しいんだけど」といった前置きをしつつ、話を切り出す。こうすればお互いフラットな気持ちで聞く耳を持ちやすく、ケンカではなく話し合いになる。私も夫も「感情が波立っているときに、問題解決をするのは難しい」と思っているので、その二つを切り離すのがいつの間にか習慣になったのだ。


ケンカって、ものすごく消耗する。貴重なエネルギーを家庭の不和ですり減らしたくない。好きな仕事に全力でエネルギーを注いで、家庭は充電できる場であって欲しい。お互いそんな想いがあるせいか、結婚生活はとても平穏だ。お陰で「老夫婦のようだね」と笑われることもあるけど、それが私たちの望む夫婦のあり方だから仕方がない。

「夫婦ゲンカの収め方」ではなく、「夫婦ゲンカをしない方法」をタイトルにすべきだったかなぁ。




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