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「るろうに剣心と私」りょーくんの思いつき vol.2(ネタバレ無し)

「るろうに剣心 The Beginning」を観てまいりました。

映画るろうに剣心シリーズの終わりであり始まりでもある今作。締めに相応しい圧倒的な完成度と、もう一度1作目から観たくなる終わり方でした。

私にとって「るろうに剣心」は、私のまだ短い人生のなかで出会った全ての物語の中で、最も愛しているものです。それは映画シリーズも原作シリーズも同等に。

今回は、るろうに剣心と私、といったテーマで書かせていただきます。
vol.1の数倍の文字数になるかと思います。今は考えていませんが、2部構成にするかもしれません。もし僕の話に興味を持ってくださるのでしたら、思い出語りにお付き合いくださいませ。


出会いは小学生の低学年まで遡ります。

当時、母親が毎週近所のレンタルショップで漫画を借りる習慣がありました。母親が読みたいものを借りていただけなので、私が読みたいものを借りてきてもらっているわけではありませんでした。

母は少年漫画が好きなので、色々借りてきていましたし、それを私も横で読んでいました。その中にるろうに剣心はありました。

その時は一番好きな漫画というわけではありませんでした。ドラゴンボールとか幽遊白書とか、わかりやすいアクション漫画の方が好きでした。でも、何よりも強く印象に残っていたのは絵です。

明治という時代の空気感の中に、現実離れしたスピード感やキャラクターをうまく乗せているところに、唯一性を感じていました。

最終巻まで読破しましたが、正直その時の感想は覚えていません。やはり、一番好きな漫画ではありませんでしたからね。でも、絵が好きだという印象はずっと忘れていません。

だから、友達と漫画の話になった時は必ず3番目くらいにるろうに剣心の名前を出していました。

ただ、当時の同級生でるろうに剣心を知っている人は本当に少なかったです。なんなら、その時読んでいた幽遊白書もシャーマンキングもBLACKCATも、知っている人はいませんでした。親の趣味で借りてた漫画なんで、軒並み古いんです笑

そして2012年の8月、映画るろうに剣心の1作目が公開されます。

まず映画るろうに剣心に対しては、不安しかありませんでした。なぜなら、その数年前に見たハリウッドの実写ドラゴンボールが本当に駄作だったからです。これ以上は何も言うまい。知ってる人は知ってる。

期待と不安を胸に秘めつつ、映画館で観ました。
結果、あの時以上に映画で胸が心躍ったのは今もなお無いと言うほど、感動しました。

それを機にレンタルして1度読んだだけだった単行本を数年かけて揃えました。そして、成長した私は再びるろうに剣心の物語に触れます。

この漫画はこんなに面白かったのか、刀アクションがかっこいいだけの漫画じゃなかったのか。こんなことを2回目にして知って驚愕するわけです。いやいや、これは圧倒的に一番好きな漫画だわとなりました。


また、実写映画が公開されたあの時から、周りのるろうに剣心に対する反応も大きく変わりましたね。

当然、同級生の間での認知は100%ですし、1番好きな映画はるろうに剣心だと言う人も中にはいました。殺陣の概念をぶち壊した、あの凄まじい剣のぶつかり合いと身のこなし。主人公の人物像も、少年漫画の中ではかなり異質です。小中学生の男の子ならみんな好きになるでしょう。

しかしそんな同級生たちの中で唯一私だけが、原作と比較するという目線で映画を楽しめたのです。

これ、なかなか優越感ありません?
めっちゃ古参ぶって鬱陶しいかもしれませんが、1作目からその楽しみ方ができた中学一年生はかなり少ないんじゃないかと思っています。


映画るろうに剣心は歴史的大ヒットをし、2作に渡る京都編、人誅編、そして今作の追憶編まで作られることとなりました。

漫画の実写化でこれほど成功したものは他にないですよね。他の実写化を下げるような言い方になるかもしれませんが、原作へのリスペクトや最先端アクション、そして漫画原作とは思えない圧倒的なリアリティの融合の追求は、並ぶものはないのではないでしょうか。

そしてその映画の元となる原作も、映画にできるだけの壮大さやリアリティ、キャラクターの魅力に溢れていることがわかります。


小学生の頃のるろうに剣心と、今再び読むるろうに剣心。同じ話でも好きなキャラクターやセリフはかなり変わりました。特に、それほどメインじゃない敵キャラにも魅力を感じるようになったあたり、大人になったなぁと思います。

(よし、二部構成にするか。)

悠久山安慈と鯨波兵庫は敵キャラの中では特に好きだったりしますが、二部で詳しく書きたいなと思います。

ここまで、るろうに剣心と私について、そして映画るろうに剣心の凄さなどについて語ってきました。二部構成に分けようと思いますが、後編はストーリーやキャラクターについてもっと深く踏み込んで、るろうに剣心の魅力を語るつもりです。

るろうに剣心のことが好きであればあるほど、共感していただける部分が多くなると思います。逆に、ネタバレ要素が頻発するかもしれませんので、ご注意くださいませ。


というわけで、vol.2はここで終わりとさせていただきます。長々とお付き合いありがとうございました。

vol.3もどうぞよろしく。

こちらがvol.3になります。


(はじめの画像は1999年に作られたファンブックです。昔BOOKOFFで見つけたんですけど、こんなのがあるって知らなくて驚きました。)


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