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「趣味との付き合い方」りょーくんの思いつき vol.11

私は中学2年生の頃からギターをやっています。

高校で軽音部に入って部長になり、大学でも軽音サークルに入って活動しています。

もう8年ギターやってるわけですから、普通に考えたらもう何でも弾けるんじゃないかと思われがちなんですが、実はそうでもなくて。

ギター歴8年の人の中ではかなり下手な方に入ると思っています。

昔から正直才能は無い方でした。私は手が比較的小さくて、特に小指が短めです。ギターにあまり向いている手では無いのです。手を言い訳にしているみたいですが、まぁ間違いではないでしょう。


今回はこんな自分語りをするのが目的ではありません。
向いてないのは昔から気付いていながら、8年も続けられているのです。
なぜ続けられたのか?
趣味を長く続ける秘訣とはなんなのか?

私のギターに関する経験をもとにお話をしていこうと思います。

1.そもそも続けようとしなくていい

軽音部なり軽音サークルに所属してバンド活動をしてきたので、演奏を見せる機会が当然あります。ライブってやつですよ。

で、どの曲をやるとか、何曲やるってのをメンバーと決めるんです。まぁ大体ライブの1ヶ月ちょっと前とかでしょうか。

それから個人練をしてメンバーで合わせてから本番に臨みます。

曲の難易度と数がわかってるから、練習時間がどれだけ必要かも大体わかります。そしたら、合わせ練習の日をメンバーで決めますが、その時に私は大体の個人練のスケジュールもなんとなく決めます。

じゃあ、その練習日以外は基本的に練習する必要がないわけですよ。スケジュール通りやれば間に合うから。もし、思ってたより曲が難しくて間に合わない事態に陥ったら、その時はその時です。そういう稀に起こる非常事態の時だけちょっと必死になればいいんですよね。

ここで私が伝えたいのは
ある程度の期間で取り組む時間を設定する
ということです。

無理せず、生活や心に負荷がかからないように、自分のスケジュールやキャパシティと相談しながら取り組むことが重要です。
趣味ですから。
仕事や義務ではないので、必死になる必要はありません。
マイペースにやりましょう。

コロナでライブが消滅した私は、週に一回しかギターを触らないような生活をしていますが、趣味なんてそんなんでいいんですよ。
週に一回、楽しくなれるんだから。

2.やりたいことだけする

私はもちろん好きでギターをやっていますが、音楽のジャンルには好きなものとそうでないものがあります。

ヴィジュアル系やラウド系が私の好きなジャンルなので、そういうバンドの曲ばっかりコピーしています。

だから、JAZZとかファンクみたいなテクニックは一切持ち合わせていません。好きじゃないバンドのコピーバンドに誘われても大体断ります。やりたくないし、そもそもできないから。

ただ、好きなバンドのコピーバンドは何があっても絶対にやるし、マジで全力でやります。小指が短いとかそんなの関係ありません。明らかに実力が足りてなくてもやります。好きなバンドだから。

1つの方面に振り切って練習しているからこそ、その方面に関しては自信がありますし、褒めてもらえることも多いです。

ここで伝えたいのは
趣味は「狭く深く」しよう
ということです。

自分で勝手にやっている趣味は、広く浅くやっても正直価値がないと思っています。広くしていけばいくほど、それほど好きじゃないものが紛れ込んで、そのせいで離れていく可能性が生まれます。

本当に好きなもの、自分がのめり込めるものだけをひたすら深めることができるのは趣味ならではですから、狭く深く取り組んでください。

3.続けてたものを完全にやめ切るのは危険

これは経験談というより、なんとなく避けてきたことです。

趣味は基本的に収益になりません。支出しかありません。むしろ収益にしない方がいいと、個人的には思っています。

続ければ続けるほど莫大な金額がその趣味に注ぎ込まれます。
それを完全にやめるということは、注ぎ込んだ金が一気に無になります。売ったら多少は返ってくるかもしれませんが、プラマイ0とかプラスにはならないことがほとんどでしょう。

また、今までその趣味に使っていた時間を持て余します。

そうするとどうなるか。
大きな喪失感が襲ってきます。さらに、心の逃げ場もなくなります。

しかし、完全にやめていなければ戻ることができます。

ギターさえ部屋のどこか、家のどこかに置いてあれば、いつでも戻ることができます。だから、ギターと機材は何があっても売らないと決めています。

ここで伝えたいのは
やめるのではなくて休止する
ということです。

今はやらない、しばらくやらない。
それくらいのつもりで趣味と距離を置いてみてください。
しばらくは静寂な時間を手にすることができますが、気がついた頃には再びその趣味に手を伸ばしているでしょう。

いつでも離れていいし、いつでも戻ってもいい。
それが趣味です。


4.おわりに

趣味との出会いって、実はそう簡単にできるものではありません。

インターネットを使えばいくらでも知ることができます。
しかし、触れて見て聞いて受けた衝撃や感動は、インターネットだけでは手にすることはできません。

ハマれるものは限られています。また、インターネットで見ただけで流してしまった、実はハマれるものっていうのもたくさん存在しているでしょう。

ハマることができた趣味との出会いを大切にして欲しいと私は思います。

そして大事にしているからこそ、適切な距離感を見つけることが重要です。今回の投稿では、全体的に「趣味と密接になりすぎない」ことを軸にお話ししています。

飯食ったりしてる時にわざわざ喋らなくても間が持つ相手がいい友達
みたいなこと言いますよね。
趣味もそんな感じだと思ってます。


今回の話は、私の経験からのアドバイスです。

人によって違うかもしれませんが、もし趣味との付き合い方について困っている方がいれば、一つの意見として参考にしていただければと思います。


というわけで、vol.11「趣味との付き合い方」でした。

vol.12もどうぞよろしく。

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