スギウラリョーマ

ソーシャルワーカー、WEBライター、ミュージシャン。西海岸パンクとバンクシーの信者で、…

スギウラリョーマ

ソーシャルワーカー、WEBライター、ミュージシャン。西海岸パンクとバンクシーの信者で、福祉が生業です。未来を見ながら今を生きてます。お仕事の依頼はこちら→ryoma200x@gmail.com

最近の記事

駅のホームでの淡い思い出

高校生活は人生でトップクラスにつまらなかった。 勉強も、部活も、遊びも、何かに熱中するわけではなく、何となく日常を過ごしていた。 とはいえ、別に友達がいなかったわけではないし、不良っぽい人や付き合いもあったから、完全にぼっちの生活をしていたわけじゃない。 ただただ「無気力な日々」だった。 高校2年の秋くらいだっただろうか。 授業があまりにもつまらなすぎて、学校に遅刻をするようになった。 欠席をすると色々不都合があるというのは知っていたので、遅刻ならいいだろうという

    • バルバルさんの床屋さん

      今日は我が娘(5歳)の子ども園の学芸会の日。 先月まで仕事が激務だったためほとんど子育てに参加できておらず、顔見知りのおじさんと化していたので、今日だけは這ってでも行かないと!という危機感を胸に、仕事を調整して行ってきました。 正直娘の園での様子なんてほとんど知らないので、「学芸会の劇うまく出来るのかなあ」とか「そもそも友達いるのかあ」とか不安いっぱいで向かったわけです。 結論から言うと、 めちゃくちゃ友達多いし。 なんなら自分より社交的だし。 劇、バリ上手にでき

      • サンタクロースの正体は親だった事件

        ※この文章はサンタクロースの本質(ネタバレ)を含みます。ご注意ください。 1993年、サンタクロースの正体は親だった事件 1993年のクリスマスのこと。 ぼくは小学校4年生だったと思う。 「スカウター」という、当時流行っていたドラゴンボールZに出てくる戦闘力が測定できる装置のおもちゃをもらって大喜びしていた。 しかし。 ぼくは喜ぶと同時に、ある重大な事件を解決しようと決意していたのだった。 その事件というのは、だいたいの大人は全員が通ってきているであろう、俗にい

        • あたりまえの日常を取り戻せ

          昨日は久しぶりに近所のラーメンへ行きました。 コロナ禍でなかなか行けなかったけど、そろそろいいのかなあと、自分の中で何かが吹っ切れたのです。 相変わらず止めにくい駐車場の端に車を停めて、店内へ入ると、金髪の若い女性店員が元気よく、 「いらっしゃいませ!」 と、挨拶。 この感じ、久しぶり。 券売機でしばらく悩んだ末、台湾まぜそばを購入。 店内でその店員さんに渡し、そそくさとカウンター席に座った。 店の中には、先客が数人。 カウンターには夫婦と思わしき、恰幅の良

        駅のホームでの淡い思い出

          初めて買ったCDはエモい思い出

          初めて買ったCDははっきりと覚えている。 何ならいまだに大切にとってある。 中学一年生の時に買ったスピッツのシングル「ロビンソン」だ。 名曲中の名曲。 今の若い子たちは知らないであろう、縦長のシングル版。 今思えば何で縦長だったのかは謎だけど。 買ったキッカケもはっきりと覚えている。 きっかけは学校一の問題児の山下くんが、学校一のアイドル・成瀬さんという女の子にちょっかいを出しながら、 「ルーララー♩うーちゅうのぉー♪」 と機嫌よく歌っていたのを聞いたことだ

          初めて買ったCDはエモい思い出

          野球部で風俗ボーイの同級生と25年ぶりの再会

          故郷の本屋に行ったら、たまたま中学校の同級生とすれ違った。 中学校卒業以来会っていないので、24、5年ぶりだろうか。 一緒のクラスになったわけでも、仲が良かったわけでもないけど、なぜか一目見ただけで分かった。それくらい印象深い奴だったのかもしれない。 彼の本名は忘れたが、あだ名は「ハラパン」と呼ばれていた。 たしか「原」と言う苗字で、パンはなぜパンなのかは知らない。 当時はカトパン、アヤパン、ミタパンなどフジテレビアナウンサーのパンシリーズはまだ世に出ていないはずな

          野球部で風俗ボーイの同級生と25年ぶりの再会