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CMC Meetup Vol.11 に参加して専門外のことを知るのもいい刺激になると思った話 (パネルディスカッション編)

CMC Meetup Vol.11に参加してきました。ヘロヘロになってるのですが、思いが冷めないうちにさっさと感じたことを書き下しておきます。酔っ払ってるので基本的に口が悪かったり、言い方が荒かったりします

あと客観的に書くつもりも無いです。酔っているので多分脱線、重複、話題も飛び飛びになると思います。

注意と参加経緯

まず、マーケティングの人ではないです。ただのITエンジニアです。多少、サービスのビジネスのことを考えるなんてこともやってますが、そこの専門職ではないです。コミュニティマーケティングを実践しているわけでもないです。強いていうとコミュニティマーケティングにおけるファーストピン側の人間です。

ファーストピン側としてマーケティングの人ってどんなことを考えてるのかしら?というのが参加の端緒です。あと、ステークホルダーの理解を得るには?という部分について少し聞きたい部分があったからという部分があります。

ステークホルダーパネルディスカッションで感じたこと

最初はビズリーチの茂野さん(セールス代表)、フリーランスの岡田さん(カスタマーサクセス代表)、HDE 水野さん(デジタルマーケティング代表)の3名によるパネルディスカッションでした。

まとまりのない感じになっちゃいますが、自分のTweetを見返して感じたことを主観的に書き連ねていきます。

・利用者の主体性とコミュニティマーケティング(あと旧来型の焼畑的売り方dis)

基本的にコミュニティマーケティングがすぐに数字に直結しづらいというのはすごく理解できます。広告宣伝費突っ込んでTVCMをガンガンやるほうが短期的には売上が伸びやすいのはまあ、事実としてあると思います。しかしながら、そこには知名度で得たものしか無いので、別に対象のモノやサービスに執着が無いんですよね。なんとなく流行っている(ように見える)から使って見る以上のものではない。ある意味では冷静。一度離れた客はそうそう戻ってこないのでどうしても焼畑的な売り方になってしまいます

一方でコミュニティマーケティングのポイントは、「なんでこいつらこんなに盛り上がってるんだ?熱量高く語ってるんだ?」というところからプロダクトの訴求が始まるわけです。一種の仲間意識からロイヤリティを醸成するみたいな世界観ですね。ある意味冷静ではない。

冷静では無いけれども「なんでや?」という疑問からスタートするので動きが主体的になりやすくなる結果として当該プロダクトの思想であったり、具体的な使い方であったりを深く知ろうとする力学が働くのではないかと感じました。

ま現在プロダクトとして出てくるものは効果を実感するにはある程度の学習コストを要求するサービスが多いと思います。そのような場合、利用者に主体的な行動(=学習)が求められます。そのような場合に、「なんでこいつらこんなに盛り上がってるの?」という好奇心ベースで主体的に動く(=学習する)よう誘導することは重要だと思います。そして個々はコミュニティマーケティングが強い領域なのでは無いかと感じています。そこ(=主体的な学習行動を要求すること)にある一種のキャズムを超えた顧客は、プロダクトの思想と価値を理解してついてきてくれる主体的なユーザであるからこそ長期的には確実な売上につながるのではないかと感じました

・その魅力は誰が語る魅力なのか

コミュニティマーケティングのポイントとしてもうひとつ重要なのが、"誰がプロダクトの魅力を語るか"という部分です。もちろんプロダクトの提供元が魅力を語ることに意味がないわけではなりませんが、飽くまでも売る側の人間の言うことなのでバイアスがかかります。どうしても内容的にはこれを使えばバラ色的な話をせざるを得ません(最近はそこまで露骨な言い方をせずにちゃんとPros/Consなどを出すのが普通にはなりつつありますが)。私もプロダクトを売っている人が語る魅力にはちょっと疑ってかかってしまいます。

では、どうするかとなると事例が重要になってきます。プロダクトのユーザが実際につかって見てどうだったかということが非常に重要になります。

具体的に使ってよかった点だけでなく、何が辛かったか、それをどうやって乗り越えたのかということを泥臭く語ってくれる様なユーザがいるのかということは気にしています。深く使い込めば不満が出ないものなんてありえないので、これを語ってくれるユーザが複数いるということはそれだけ深くコミットしている利用者を持っていることの証左にもなります。

このように、健全なダメ出しと改善案の提案(+ワークアラウンドの提示)をしてくれる利用者ということはそれだけ利用者も本気で使い込んでプロダクトを愛してるからです。そもそも愛がなければ喋ってくれません。(もちろんダメ出しが目的化してるようなふらちな輩がいるのも事実でそれをどうやって見分けて排除するのは大変ですが)

・競争より共創

あと大きな視座として感じたのが、新規領域においては競争ではなく、共創をすべきという点でした。未成熟な市場であれば小さいパイを取り合うのではなく、同じ領域のプロダクトの間で共創し、市場を健全な形で成熟させることの方が重要だというメッセージとして私は認識しました。このようなことは考えたことがあまりなかったので、ちゃんと覚えておきたいと思います。

じゃあ、お前はなんでファーストピンやってるの?

利害の一致と楽しいから以上のものではないです。

利用者として当該プロダクトを使っている以上はそのプロダクトが生き残って貰わないと困るからです。また、良いプロダクトだからこそ使ってほしいという気持ちがあるからやっています(もちろん突っ込みたい部分や自分にパワーがあれば直してしまいたい部分は山ほどありますが)。自分が推してるものが広まることは世の中にとってマイナスにはならず良い方向に働くだろうということを信じてるからですね。そうじゃなければこんなに労力払ってまでやらないです。


と、ここまで書いてパワー切れなので一旦ここまで、書きたくなったら続きを書きます。個懇親会で小島さんとお話できたのもすごく良かったですし、コミュニティを運営していく上で疑問に思ってることなどをぶつけることができ、自分の活動の振り返りができたことは大きな収穫だと思っています。

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