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しょうい
2019年3月4日 23:39
毎日更新3つ目の企画「少尉の旅エッセイ」。日本全国・世界を2周した中で、それぞれの場所でのエピソードや感じたことを綴ったエッセイです。安易な気持ちでエッセイ始めた見たけど、毎回とても苦戦した思い出があります。そんな全28編のエッセイから読んでもらいたいものを5つ選びました。少しでも旅先の空気を感じてもらえたら幸いです。それでは、どうぞ!第5位 「物事の終わらせ方に美学を持っている人は素敵だ
2018年11月30日 23:59
始まりがあれば終わりがある。なんだってそうだ。旅だって、恋だって、命だって。一度始まってしまえば終わりへと向かうだけ。そこに一抹の寂しさはあるが、そんなものだと思えるくらいには何度も「終わり」を経験してきた。ピースボートでの世界一周も、例に漏れず終わりがくる。加えてそれが明確だからこそ、否応なしに意識させられる。突然始まって突然終わるものもあるが、この旅は始まった瞬間から終わりが決まっていた。
2018年11月29日 23:59
この質問、海外によく行く人なら必ずと言っていいほど周りからされる質問だと思います。私自身も数えきれないくらい聞かれました。でもそのたびに結構困ってしまうんですよね。なかなか一つに絞るのが難しい。それでも一つ決めるとしたら、いつもアルゼンチンのパタゴニアと答えています。アルゼンチン南部、南米大陸の一番下のほう、すなわち日本の真裏と言ってもいい場所です。なぜそこが良かったのか。まずはなんと言っ
2018年11月28日 20:27
少し前まで「平成最後の夏」なんて言葉が盛り上がっていたのに、気づけば「平成最後の秋」ももうすぐ終わり。最近はめっぽう寒くなり、今年もあのイベントを意識せざるをえない時期になりましたね。そうです。クリスマス。1ヶ月後に控えたこのイベント。今年はどう過ごそうかななんて、そわそわしている人もいるのではないでしょうか。今日はそんなクリスマスの思い出をひとつ。2年前のクリスマス当日。その日はモロッコ
2018年11月28日 06:14
ピースボートでの世界一周も3分の2が過ぎた頃に訪れたのは、世界の中心とも言われる大都市ニューヨーク。活気にあふれた煌びやかなこの街で、17年前に凄惨な事件が起きたなんてにわかには信じられませんでした。2001年9月11日。アメリカ同時多発テロ事件が起きた日。当時の私はまだ小学生でした。「世界貿易センタービル」に飛行機が突き刺さり、無残にも崩れ去っていく様子をテレビ越しに何度も見ました。日本から
2018年11月27日 08:05
ピースボートでの世界一周から帰国してちょうど1年、船でお世話になったスタッフに会いに行った。彼は帰国してから、今まで縁もゆかりもなかった南伊豆に移り住み、地域おこし協力隊として活動している。日曜日の南伊豆行きが決まったのはその週の頭。船で仲の良かった子に誘われ急遽決まった。当日の集合場所と時間だけ知らされ、何も決めないまま集合する。その日地域おこし協力隊の彼は、地域の暮らし体験を行うことが
2018年11月25日 23:09
ある日のこと。ピースボートで仲がよかった子からいきなり電話が来た。「りょーま、今日から〇日まで暇?」「(久しぶりに連絡してきて「暇?」って…)〇日と〇日は空いてるよ」「そうじゃなくて、今日から1週間」「いや、普通に空いてないけど」「なんで?空けて」「無理言うなよ。でもなんで?」「今日から友達と2人で卒業旅行にエジプトとトルコ行く予定だったんだけど、急に友達行けなくなって」「あっそ
2018年11月24日 23:36
【閲覧注意】メキシコシティ近郊にあるソチミルコ。メキシコのベネチアとも呼ばれる運河の街で、世界遺産にも登録されています。観光ツアーでも簡単に訪れることができ、「トラヒネラ」という渡し船で運河の遊覧を楽しむことが可能です。そんなのどかなソチミルコからは想像もつかない、とても不気味なスポットがあります。それがCNNの世界7大禁断の地にも選ばれた「人形島」。無数の人形が島中の木や建物につるされていま
2018年11月23日 23:58
長いようで短かった船旅も残す寄港地はあと2つ。最後から2つ目の寄港地はハワイ島のヒロ。「ビッグ・アイランド」の愛称で知られるハワイ島は、圧倒的な大自然を体感することができ、オアフ島とはまた違う魅力がある。いよいよこの旅も終わりが近いということで、乗船初日からずっと一緒に活動してきたグループのメンバーで周ることにし、早い段階から計画を立ててきた。1泊2日でレンタカーを借り、ハワイ火山国立公園とマ
2018年11月22日 23:57
モロッコのシャウエン。「青の街」として今や誰もが知る有名な街だ。私も世界一周中に絶対訪れたい街の一つだった。冬の早朝、凛とした空気が漂い、神聖な雰囲気をまとった街を歩く。ときたま民族衣装のジュラバを着た人が足早に通り過ぎていく。昼前になると街は活気づき、観光客相手にレストランやお土産屋さんの呼び込む声が響く。日が傾きかけた頃、青の街に沈む夕日を見ようと街全体を見渡せる丘へと登っていった。す
2018年11月21日 23:59
船が到着した港はモンテネグロのコトル。世界遺産に登録されている街で、高台にある城壁から見下ろすコトル湾の景観は絶景と名高い場所である。街自体こじんまりとしており、他に目立った観光地もないので、ほとんどの人は城壁を目指す。私自身もそこに行くのだろうなと思っていた。今回は10人弱のグループ行動。みんないい意味で適当なので、とりあえず行先は決めずに集まった。どこに行くかを話し合っていると、誰かが「み
2018年11月20日 23:59
荒れ果てた土の大地を歩き、うっそうと茂る森を抜け、ひたすら目的地に向かって歩き続ける。古の時代より続く聖地への巡礼路。ローマ、エルサレムと並ぶキリスト教の三大聖地サンティアゴ・デ・コンポステラ。スペインの西端にほど近いこの地に向かって、世界中から巡礼者が訪れる。主要なルートはフランスとの国境ピレネー山脈をスタートとするルート。スペイン国内だけでも900km以上もある巡礼路。スペイン巡礼を知った
2018年11月19日 21:12
あなたは差別を受けたことがありますか?日本で普通に生活している中で、差別を受けたと感じることってほとんどないと思います。私もアフリカで初めて差別を受けるという経験をしました。アフリカとひとくくりにするのはよくないですが、私が差別的な発言を受けた国は一つではありませんでした。経済発展が遅れている国や、都市部より田舎ほど差別が多かった印象です。その中でも一番酷かったのはエチオピアでした。道を歩
2018年11月18日 23:59
今日はピースボートで出会った2人の結婚パーティーでした。帰国してからちょうど1年。ずっと応援してきた2人だけに、ようやくかーって感じです。いや~めでたい。ところでこの2人が出会って結婚する確率ってどのくらいなんでしょう?同じ時代に生まれ、同じ時期に世界一周しようと考え、同じクルーズに乗船し、約1000人が乗船している船の中でお互いを好きになる。天文学的な数字であることは間違いありません。これは