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中国コーヒーチェーン 「Luckin Coffee(瑞幸珈琲) 」 視察まとめ

今回、8/2~7まで上海、深センにニューリテールビジネスを視察しに行ってきました。

2017年11月にオープンして以来、飛躍的な成長を遂げ2年で店舗数は2000店舗を突破した中国のコーヒーチェーン  「Luckin Coffee(瑞幸珈琲) 」。1人当たりの1日の平均コーヒー消費量が日本は0.245杯に対し、中国は0.003杯。この事実からみてもわかるように、コーヒーを飲む文化の無かった中国で、ここまでの成長を遂げた企業はどのようなサービスを提供しているのか、消費者の目線から体験してきた。

上海、深セン共に、ショッピングモール内には必ずと言っていいほど入っていて、街を歩けばスタバのように駅ごとにある感覚。市内でアプリを開くと現在地から徒歩1キロ圏内には必ず見つけられる。オフィスビルに入っている店舗も多い。

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ドリンクだけ提供する店舗もあれば、テーブルとイスがありリラックスできる店舗もある。アプリを開くと地図上で、それぞれの店舗がピックアップ用か滞在可能店舗か表示されている。

店舗内はとても簡素なつくりで、コーヒー抽出機や洗い場などがあり端にバーコードを読み取る機械がある。スタッフは基本1店舗に1人でドリンク作りから接客まで一通りこなす。Luckin Coffeeで注文する際は、専用アプリ内から事前注文しピックアップするかデリバリーで届けてもらうかの2択になる。スタッフはお店にあるパソコンに注文が入るとその場で作り、お客さんはアプリ内のQRコードをスキャンし、受け取ることができる。

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アプリをインストールすると初回はタダで飲むことができ、他にも曜日でクーポンが発券されたりと安く飲むことができる。ラテがスタバだと1杯約500円なのに対し、Lucking Coffee は1杯320円前後で飲むことができる。

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アプリ上では、クーポンをたくさん受け取れることはもちろん、人にプレゼントとしてコーヒーを送ることもできる。

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コーヒーを飲む文化もなかった国で、スタートアップ企業が世界的企業のスターバックスを抜く勢いで進んでいる。Luckin Coffee CEOの銭治亜(チエン・ジーヤー)、彼女はどのようにしてこのようなサービスを考え、実行し、ここまでスケールすることができたのか。またの記事で書こうと思います。

私もスタートアップの取締役として、スピード感負けてられない。間近で体験し、より一層気合いが入りました。

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