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9年前のジャンク MacBook Air を購入したら……

旧アカウントで 2019/12/31 17:34 に投稿した記事を、加筆修正せず投稿しました。

出会い、そして購入

この前、大須をぶらぶらしていたら、ある店の奥にジャンクコーナーを見つけた。初めて訪れた店だった。この店のジャンクコーナーにはかなり厚型のノートパソコンばかりが並んでいて、あまり触手が伸びなかった。ところが、その棚の一番右端に3台、ひっそりと並んでいるノートパソコンがあった。MacBook Pro が2台と、MacBook Air が1台。3台の大きさにはものすごい違いがあって、MacBook Air は11インチで、大きい方の MacBook Pro はたぶん17インチだったと思う。

私は Windows/Linux ユーザーで、Mac のことは何も知らない。家電量販店の店頭で触ったことがあるくらいだ。だが、いつか使ってみたいという願望はあった。気づけば3台を手にとって考えていた。一番大きい MacBook Pro は大きすぎたので一瞬で除外。13インチ(?)の MacBook Pro は、キーボードが繁体字中国語用(ボポモフォが印字されている)で、別に使えないこともないが……棚に戻した。

最後、ものすごく小さな MacBook Air が残った。試しに蓋を開けて電源ボタンを押すと……電源が入って、はてなマークが表示された。つまり、バッテリーが死んでいない。液晶も割れや線などの不具合はなく、キーボード(日本語配列)のテカリもほぼない。それで税抜き19,800円。

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スペックはこんな感じ。型番の A1370 を調べると、この MacBook Air は Late 2010 の11インチモデルで、初代11インチ MacBook Air らしい。macOS High Sierra まで対応しているという。

起動するということは、ネットワークリカバリーを使ってリストアできるのでは?

……そう思った瞬間にはすでに MacBook Air を持ってレジへ向かっていた。

リストアに苦戦

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家に持って帰ってウェットティッシュで拭いたあと、とりあえず Command+R を押しながら起動させて、この MacBook Air のデフォルトの OS である Mac OS X Lion をインターネットリカバリさせようとするも……Apple ID の入力を要求されインストールが進まない。私は Apple ID を持っていない。アカウントの作成もここではできないらしい。

そこで、Mac 環境を別に用意し、そこでこの MacBook Air が対応する最新バージョンの High Sierra のインストールメディアを作り、そこから起動してインストールする方針に変更。やり方は公式に書いてある通り。ページ内のダウンロードリンクをクリックして AppStore からイメージをダウンロード。そして、以下のコマンドを実行したらメディアができ……

$ sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app

……なかった。

/Applications/Install macOS High Sierra.app does not appear to be a valid OS installer application.

ちゃんと公式のイメージをダウンロードしたのになんで?

しばらく調べて、解決策を見つけた。

ただ、上記ページのコマンドの一部が間違っているので、訂正も兼ねてここに載せておく。

1. USB を Mac OS 拡張(GUID)でフォーマット
2. https://support.apple.com/en-us/HT208969 からインストーラーをダウンロード
3. 再起動を要求されるまでインストーラーを実行する。再起動の要求画面になったらインストーラーを終了する
4. 以下のコマンドを順に実行する

$ sudo mkdir /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/SharedSupport
$ sudo cp -R /macOS\ Install\ Data/ /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/SharedSupport/
$ sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia - volume /Volumes/MyVolume

これでインストールメディアはできたが、インストール中に「インストーラリソースの読み込み中にエラーが発生しました。インストーラを終了してコンピュータを再起動してからやり直してください。」というエラーが発生。さっきのページにもあった通り、画面上部のメニューバーからターミナルを開いて、以下のコマンドを実行したら成功した。

$ cp -rf /Volumes/Install\ macOS\ High\ Sierra/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/SharedSupport/* /Volumes/Macintosh HD/macOS\ Install\ Data/
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何度か再起動して、やっとユーザーのセットアップ画面に。そして……

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無事にインストールが完了!

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「この Mac について」はこんな感じ。実はメモリは 4GB だったことが判明。2GB モデルと 4GB モデルの型番は同一であるため、おそらく店に持ち込まれた時にはすでに OS は起動できず、メモリ容量も確認できなかったため、店員さんは念のため「2GB」と表記したのかもしれない。いずれにせよラッキーだった。

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バッテリーは、やはり死んでいなかった。しかし、満充電から1時間程度で電池切れになってしまう。Late 2010 はすでにビンテージ品・オブソリート品になっているため、Apple Store に持ち込んでもバッテリー交換してもらえないだろう。自分で交換するという手もあるが、そこまでしなくてもいいかなーということで今回は見送った。

インストールしたアプリ

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・LINE
・Microsoft Office(Office 365 のサブスクリプションを契約しているので)
・Google Chrome(Safari も使ってみたが、やはり Windows/Linux とブックマークや拡張機能を同期したいので)
・Visual Studio Code(この Mac ではまだ何もコーディングしていないが)
・Slack
・Flux(残念ながら Late 2010 は Night Shift のサポート対象外なので)

Mac でどんなアプリが使えるかまったく知らないので、今後面白いアプリがあったらインストールしてみるつもり。

使用感

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LINE・OneDrive・Slack・Flux がバックグランドで起動している状態でこんな感じ。

さすがに Core 2 Duo の低電圧版(SU9600)にメモリ 4GB というこのスペックだと、重い作業は愚か、こうして Google Chrome で note を開いて文字を入力するだけでもワンテンポ遅れたり、Word が起動するまでに Dock のアイコンが10回も跳ねたり、YouTube の 1080p がカクついたりする。

MacBook Air Late 2010(Core 2 Duo 1.4GHz、2GB)を2016年に使ってみた方の以下の記事でも、もっさり感があることは言及されている。

Geekbench 5 での順位も、シングル・マルチコアともにドベ2だ。

ただ、私は最新の Mac を常用したことがなくその速さを知らないので、この遅さはあまり気にならない。むしろ9年前のこのスペックの Mac でも、サポート中の macOS が想像よりも快適に使えることに驚いている。ネットサーフィンしたり、Office を使ったりする程度なら意外と使えないこともない。ストレージが SSD だからだろうか。

あと、低電圧版の CPU を搭載しているおかげで、(動作は遅いが)発熱は少ない。キーボード中央上部あたりの真下に CPU が搭載されているが、長時間使用してもキーボードの該当箇所はそこまで熱くなっていない。ファンの音も、排気口にかなり耳を近づけてやっとかすかに聞こえる程度だ。

まとめ

今回は、大須でジャンクの MacBook Air Late 2010 11インチを購入した。今となっては見劣りするスペックだが、初 Mac の私が Mac を体験するマシンとしてはピッタリだった。macOS High Sierra のサポートが切れるまではこのままで使っていこうと思う(切れたら Linux を入れるかも)。