広告運用をして感じる違和感

ころころと会社を変えていますが、異なる会社で広告運用を5年ほどやってきて、下請けとして、コンサルに指示されて、同僚と話してて違和感に感じていることがあります。今回はいくつかをまとめてみました。

小手先の手法ばかりに着目してしまう。

よくあるパターンですが他社からの不安を煽るような営業トークでリプレース提案をされて、現在運用している会社に提案を元に話をされるパターン。だいたいの話は「広告表示オプションが入ってない」「完全一致増やせ」「入札高い」「グループ分けろ」など。手段に寄った話が多いんです。だけど知識がないクライアント様は不安を煽るだけ煽られているので設定を言うとおりにしてないといけないとばかり思ってしまう。

私が触ることが多いGoogle広告やスポンサードサーチはアップデートが多く、ちょっと前までなかったような機能が拡張されたりしているわけですが、「新しいから試してみる」というのはとても良いことだと思います。しかしそれは、「新しいから試してみる」から脱却することがあってこそだと思います。新しい手法をとりあえず試す→どういう場合、目標設定した場合にうまく活用できるかを把握する、ここまでが1セットではないかと思うんです。

先ほどの「広告表示オプションが入ってない」「完全一致増やせ」「入札高い」「グループ分けろ」というような提案は手法の話に終始しているケースが多く、”何を果たすためにそれをするのか”が抜け落ちてるんですよね。

成果の良いターゲティングやキーワードに寄せる

リスティング広告では当然、キーワードごとに成果は可視化可能なわけですが、寄せることは短期的な視点にしか立ってないのではないかと思います。もちろん、今月のCPA目標がけっこうきついとか一時しのぎとしてはまぁあるかなと思うんですが、問題だと思うのは毎月のように寄せてCPAが合えばそれでいいのか?ということです。寄せるということは

・特定のキーワードを停止、入札下げまくる

・広告停止する

・リスト調整とか

上記をやるんでしょうけど、一番多いのは一番上じゃないでしょうかね。原因がターゲット設定、キーワードにあるのか、広告にあるのか、それ以外にあるのかという原因の追求と何か飛躍する可能性をハナからあきらめてることにように思えてなりません。こうなってしまうと毎月の報告がしんどいw(運用者としてよくあることかもしれません。)


私はずっと代理店としてクライアント様の運用をさせていただいてるわけですが、フィー20%は何に対して頂戴してるか?ということを考えています。フィーが安い会社さんなんていくつもありますしね。もちろん、支払う側からすると社内リソースが不足しているので工数としてだったり理由はいくつもあると思います。ですが頂戴している側として、ビジネス拡大余地が実はもともとターゲットにしている人たちと違ったなどの新たな発見をすることや、広告配信結果を元に新たなオフライン施策に活用してうまくいったなどを生み出すこと。工数に対して費用+αとして何が提供しているできるのかが重要なんじゃないでしょうか。

疲れたのでこんなもんで終わりにします。


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