8月3日(木)『ヒャッハー!』

今日、福岡までAマッソさんの単独ライブ『ヘンリー・ヒャッハーの帽子はどこだ?』を見に行った。

Aマッソさんの単独ライブは初めてで、生で見るのも初めて。それなのに最前列の真ん中らへんという神席までゲットして、楽しみすぎて待ちきれなかった。

しかし、高速バスで会場に向かう途中に渋滞に捕まってしまった。むちゃくちゃ焦ったし、終わったと思った。もしかして間に合わないかもと絶望の淵にいたのも束の間。早めに長崎を発っていたのが功を奏し、30分前に到着できた。それでも30分前て。

会場で可愛いTシャツを買い、すぐ着替える。そして席について改めて一列目の近さを体感する。近すぎて少し緊張するくらい。ライブがもう少しで始まることへの高揚感が抑制できず、ずっとソワソワしてしまっていた。

照明が落ち、袖から出てきた加納さんを見て「本物や!本物の加納さんや!!」と、Aマッソという好きな芸人が実在することをこの目で確認でき、とても嬉しい気持ちになった。

コントが6本と漫才が2本。

全てが面白かった。えぐかった。最高だった。半端なかった。語彙力は全くないけど本当にすごかった。

特に「キズナ」というネタが好きだった。

テンポ感がよく、次から次へと笑いが押し寄せてくる。一切休むことができないくらい笑い続けてた。手数と緩急と強弱。もう全てがハマりすぎていた。シュレッダーや、電話の線、10秒の有給などもう泣いてしまうくらい面白かった。このネタには感動すら覚えるくらい食らった。このネタを見た瞬間に、配信も買おうと決意した。もう一回このネタが見たい、他のネタも見たいけど、このネタを特に見返したい、それくらい面白かった。

このネタだけではなくて、「ダサい建築士」のインパクト、「私の青い太陽」の加納さんのツッコミと泣き顔、「adidas」の設定、「してない」の何やってんだよ感、「インディーズ」のお笑いへの意見と嘆き、「銅像」のファンヒーターボウッ!、「5」の意味がわかった時の快感、全てが最高だった。

こう見ると「私の青い太陽」も「インディーズ」も「5」も結構好きだったな。全部もう一回みたいからとりあえず配信買って見直そうと思う。

ネタだけじゃなくて、オープニングとエンディングの歌も途中でお二人の声って気づけて、そういう始まり方と終わり方もあるんだと。良い歌だった。あの歌は配信なりしないのかな。

セットもとてもオシャレだった。これは説明が物凄く難しく見てない人にわからせる気はないが、板を入れ替えたり文字を付け外したりで、次のネタのタイトルを作るような演出に普通に感嘆した。”どの文字が使われるんだろう”、”この文字は何に使うのだろう”、”あの文字結局使わなかったな”、など色んな楽しみ方もできて、ネタだけでなくそういうところに遊び心というか楽しめる要素があるのがとてもよかった。

そして加納さんのツッコミを生で聴けたのも嬉しかった。ツッコミの中でトップレベルに好きな加納さんのツッコミ。癇癪のような発狂のようなツッコミはむちゃんこ面白いし、声量は大きいけど全くうるさくなく聴き心地がとても良い。ずっと聴いてられるし、もっと聴かせて!と思えてしまう。あのツッコミを生で聴けて本当に嬉しかった。

そして事件は起きた。

全てのネタが終わり、エンディングとしてお二人が出てきた。そこで事件が起きた。

よくある感じで、「Aマッソのライブ初めてきた人〜」と問いかけられぼくは手を挙げる。ぼく以外にも手を挙げた人が多かったらしく、加納さんが「Aマッソになにから入ったん?ラランドか?」と爆笑を掻っ攫っていた。

それで終わると思ってたら「さっき手上げた人もう一回あげて」と言われてぼくはもう一回手を挙げる。そしたらぼくに向かって「何から入ったん?」と加納さんが問いかけてきた。

えっ!!!!!!!!!???????????

ぼ、ぼ、ぼ、ぼ、ぼ、ぼくですか!?!?!?!?

当てられてしまった。まさかそんなわけないと思ったがぼくだった。Aマッソのお二人がぼくを見てた。

急に当てられたことと、大好きなAマッソの加納さんに問われたことに、軽くパニックになって頭も真っ白。咄嗟のことで声も全くでなかった。

そこでぼくは、”加納さんです”みたいな感じで手を向けた。

そしたらそこで終わるわけもなく「本?小説とかで?」とまた問われて、声を取り戻したぼくは「2年前のWで」と答えた。

「Wなら私も出てたから2人だろ!私は!?」と村上さんがブチ切れて物凄い爆笑をとっていた。

もう夢見たいだった。一言二言とはいえまさか喋れるとは思っていなかったし、ずっとドキドキが止まらなかった。嬉しすぎた。加納さんと喋るという叶えたい夢の1つがもう叶ってしまった。

その後も村上さんが話している時に、上の空になっていたぼくを加納さんが「こいつ全く聴いてないぞ」といじってくださった。

もういいのか本当に!こんな思いして!勿体無いくらいだ!これは本当に現実なのか。明日事故っても何も責めない。受け入れる。それはぼくが悪いから。それほど良い思いをした。あの会場で一番の幸せ者だ。

ライブ全体を通してずっと面白くて、見たことないような演出にも楽しめたし、Aマッソさんらしさというか、尖りや視点、ワードセンスなど全てが最高で、さらにどんどんハマってしまうような、圧倒的なライブだった。加納さんとも喋れたし最高の思い出に。幸せな時間を過ごせた。

最後に村上さんが「感想をnoteとかに書いてもらえれば読む」みたいなことを言ったという記事を見つけた。それで急いでこのnoteを書き上げているのだが、この記事はお二人の目に留まったのだろうか。

届くと良いな。嬉しいな。

ぼくも早くプロの売れている芸人になって、またお二人に会ってみたい。可能であればいつの日か同じ舞台に立ってみたい。事務所も違えば、芸歴も全然違う。全く会えない可能性もある。

それでもこれほど好きなお二人にまた会えるように頑張っていこうと思う。


ここまで読んでくださってたら幸いです。

全国ツアーお疲れ様でした。

最高のライブをありがとうございました。


「イルカも泳ぐわい。」にサインがほしかったそんなある日。

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