2024年3月19日(火)『長九盟の福岡旅』

昨日は九州大学お笑いサークルWARABEEさんと長崎大学お笑いサークルCCCのコラボライブ”長九盟”を見てきた。

CCCとしても他のお笑いサークルとコラボをするのが初めてでずっと楽しみだった。

長崎駅から高速バスに乗って福岡を目指す。

車内の相棒はヒコロヒーさんの小説”黙って喋って”。1月前に買ってずっと読みたかったのだが時間がなかなか取れなくて今になってやっと読み始めれた。いま半分くらいだがこれがもう面白い。めちゃくちゃ刺さる。おすすめ。

バスに揺られ音楽も流して小説を嗜んでんいるのだが、大学近くのバス停で他の部員たちが乗ってくる。軽く挨拶してまた目線を小説に落とす。

そしてまたバスが発車し高速に乗り始めた頃、なにやら異変を感じた。

なにか匂う。

嗅いだことある匂い。

数秒考えた結果、それは焼酎の匂いだとわかった。

前日の居酒屋バイトで手を怪我しながらも焼酎を提供していたため、その匂いが焼酎だと自信をもって言える。あれは絶対に焼酎。いやまじで。

しかも芋。

芋焼酎。

隣に座ってた部員2人に確認してもあれは焼酎だと、芋だと、ぼくだけの異変ではなかった。確実にあの車内には芋焼酎を嗜んでいるか、嗜み後の人がいた。さすがにバスに乗るのなら控えてほしかった。

気にしないように小説を読み進めると”芋焼酎の香り”という文字が目に入る。こんなにリンクすることあるのかと流石に驚いた。まさかの4D。映画じゃなくて本での4D。なんならこの本のこの文字から香っていたのかも知れない。

1時間くらい読書に没頭して寝落ちして気がついたら福岡に着いていた。

そこからラーメンを食べて会場に向かう。

ラーメンも後輩がコンビ名に一部採用していた大砲ラーメン。とても美味しかったのだが、後輩によると「本店から同心円状にどんどん不味くなっていく」みたいなこと言ってたから本店は一体どれほど美味しいのだろうか。ぜひ今度連れて行ってほしいくらいだ。

会場にはすでにワラビーの方が数人。時間が経つことに1人、また1人と増えていく。結局10人強集まっていた。ぱっと見のイメージでは普通の大学生だな〜という印象。そんなに特別な印象はなかった。それよりも”甘栗館Show劇場”という会場がなによりも良すぎてそっちに気を取られていたというのが本当かもしれない。キャパが80人くらいでライブハウスのような雰囲気。ライブをするためにある会場のためその設備や空気感が、長崎大学の学内の施設のそれとは比べ物にならないくらい良い。

時間を見つけてワラビーの方々とも交流する。

ワラビーというサークルについてだったり、CCCとの違いだったり、NSCの現役生もいてその話だったりといろいろ話すことができた。当たり前ではあるがCCCとは全然違うサークルだった。それもCCCが異質なだけでそれ以外が普通と言っちゃえばそうである。NSCの話はもう少し詳しく知りたかったがリハーサルが始まり、お客として来ていたぼくらは外に出ることに。

本番まで時間が1時間半、お客組は近くの大濠公園に。人生初のスワンボートに乗ってみた。6人いたから3人3人で別れて乗り込む。本来なら恋人なんかとイチャイチャ乗るものだろうが、ぼくらは仲間たちでワチャワチャ乗ってた。

沿岸にいたギターを持っていた外国の方に近づいて挨拶したらめちゃ不機嫌だったり、パイレーツオブカリビアンの音楽を流して一気にそこがカリブ海になって海賊の雰囲気味わえたり、もう一組のボートと競い合うが1年生のペダルを漕ぐスピードが早すぎて足がついていかなかったりと、本来の楽しみ方ってこれなんじゃないかってくらい楽しかった。

ボートから降りて、漢文の表紙に使われてそうな場所に。何言ってるか分からなくてもあれは絶対に漢文の表紙だった。リハーサルでスタッフとして動いていた2人ともそこで合流して漢文スポットで写真を撮る。夕日も相まって良い写真が撮れたと思う。芸人SNSのトプ画用に写真を撮ってくれたが逆光で顔が全く見えなかったらしくたぶん没。そうこうしてると時間が迫っておりダッシュで戻り本番が始まる。

めーっちゃ面白かった。

ワラビー初めてみたけどみんな面白かった。想像以上。すごい面白かった。ずっと呆気に取られて気がついたら笑ってた。衝撃。いや〜すごかったね。もちろんCCCのみんなも面白かったけどね。それでもあの人たちのインパクトはそれほどにまで大きかった。こんな近くにこれだけ面白い人達がいたなんてと少し嬉しくなった。

やっぱり場数を踏んでいると思った。福岡だからそもそもお笑いライブの数が多くてそれによく出ているらしく、それが伝わってくる。場慣れしている感じも全然する。地の利を存分に生かしている気がした。あと、みんな個性がハッキリしているなとも思った。明るい系、センス系、うるさい系、MC系だったりネタも似ているネタが全然なくて楽しめた。自分の武器や魅力をわかっているのか、それを遺憾無く発揮していた。誰も似てないから見てる方としても見やすくて覚えやすい。ファンとかもできやすそうに感じた。

全コンビ面白くて最高のライブで、自分がこのライブに出れなかったのが少し悔しかった。みんなが羨ましかった。このコラボライブが一年前ならどれほど良かったのかとかも考えた。それくらい満足感のあるライブだった。また見たい。

これからもこの2つのサークルは仲良くやっててほしいね。

どちらのサークルの今後の活動が楽しみだな。

いい刺激になったそんなある日。

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