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ワーママが"人生のMISSION"を見つけるまで

ワーママとして仕事と家庭を両立していく中で、私は「子供を保育園に預けて働くからには、意義のある仕事がしたい」と願うようになりました。

そして、「何のために働くのか?」「私が社会に提供したい(提供できる)ことは?」と自問するようになりました。

就職して会社員となり、結婚して妻となり、更に子供が生まれ母となり、次々と役割が増えていく中、気付けば"私"に戻って過ごす時間や、"私がどうしたいか?"を考える余裕がなくなっていました。

そんな中迎えた、2人目の育休。子供は2人までと決めていたので、これが最後の育休です。復職後は日々に忙殺されることは目に見えていたので、この育休は自分に徹底的に向き合い、自分を変える最後のチャンスだと感じました。

とはいえ、2人の子供を育てながら時間を捻出するのは難しいことです。そこで、なるべく最短ルートでゴールに近づけるよう、私は以下の方法をとりました。

1. コーチング

最初は一人でキャリアや生き方について考えましたが、モヤモヤするばかりで整理できない状態でした。誰かと対話しながら考えたい、と思いきってコーチング(全6回)を受けることにしました。

「もし子供が中学生くらいになって、ある程度手が離れたとしたら、どんな自分でいたいですか?」

初回のコーチングでのこの問いに、即答することができませんでした。目の前にある復職後の数年間は大変だろうな、どう乗り切ろう‥という意識が強すぎて、10数年後の姿を想像することができませんでした。

しかし、何度も反芻して自問するうちに、"メンターとして、同じように困っている人の役に立ちたい"という気持ちが心の底からじわじわと湧いてきました。これが、一つのきっかけとなりました。

2. 良書との出会い

あるキャリアカウンセラーの方がオススメ図書として挙げていた「ライフシフト」(リンダ・グラットン)を読んで、衝撃を受けました。ワーママとして働いていると忙しさのあまり、無形資産である健康・友人関係・夫婦関係・学びや遊びを疎かにしていることに気付かされました。

それと同時に、人からオススメされる本は、「自分では選ばない視点での出会い」だと感じました。そこで、コーチ・キャリアカウンセラー・上司・自分らしい人生を歩んでいる人や模索中の人などへオススメの本を聞いて回りました。

今までは本を読んでも読みっぱなしにしていたのですが、今回は本から学ぼう!と決意し、心に響くフレーズや取り入れたいことをノートに手書きで書き出しました。このステップを入れることで理解度が飛躍的に高まるのを感じました。

3. 自分との対話

良書と出会っていく過程で、「ずっとやりたかったことを、やりなさい」(ジュリア・キャメロン)という本が推奨する"モーニングページ"というワークを3ヶ月間続けました。これは、朝の時間帯に自分の思っていることをとりとめもなく2枚程度ノートに書き出すという方法です。単なる愚痴や子供の成長を書くこともありましたが、続けるうちに時々「○○をやりたい」という自分の思いが出てくる瞬間がありました。キャリア展望を考えるぞ、と構えずにただ自分の思いを書き出していく中で思考が整理されていくのを感じました。

4. Weak-tie(自分のことをよく知らない関係性)のコミュニティに属する

職場や家族は自分のことをよく知っているstrong-tieの関係性ですが、自分の特徴や強みを見つけるにはWeak-tieの関係性が有効と言われています。育休中は職場を離れる良い機会ととらえ、私は今までの自分を知らないオンライン・オフラインのコミュニティに複数参加することにしました。そこで自分と性質が似ている人、似ていない人との差異を意識したり、多様な価値観に触れたりする中で自己理解が深まっていくのを感じました。

「誰に」「何を」届けたいか?

「私が社会に提供したいことは?」それを言い換えると、社会の中で「誰に」「何を」届けたいかということになります。

様々な方法を経て辿り着いた私の解は、「自分ではどうしようもない理不尽な状況(病気、不妊、両立で悩むなど)で一人で闘っている人」が「健康で幸せになるためにサポートをする」ことでした。

これを私の人生のMISSIONに据え、歩んでいくことにします。





共働き家庭が両立生活を楽しめるよう、活用させていただきます。