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【WEEKLY留学記⑭】(11/19~11/25)

今週一番嬉しかったニュースは間違いなく大阪万博2025開催が決定したこと。大阪に生まれ、学生時代のほとんどを大阪で過ごした僕にとってこの上ない喜びです。

大阪に2008年の夏季オリンピックを招待しようとした「大阪オリンピック構想」、財政再建のために橋本さんが提案した「大阪都構想」、どちらも形になることはなかったが、今度こそ大阪が変わるチャンスなのかもしれない。

と同時に、開催する年には27歳になる僕。何ができるかなって考えてしまいます。。。まだ応募した結果は届いてませんが、東京オリンピックはボランティアとして関わっていくつもり。その5年後の大阪万博ではもっと自分の専門分野を活かして、バイオテクノロジーでぜひなにか貢献できたら嬉しいな。今のアメリカみたいに、世界から優れた人材を集める研究のプラットフォームがもし日本にできれば、東京オリンピックと大阪万博が終わっても、暗くなることはきっとないはずだと思います。

開催に関してはまだ賛否両論はいっぱいあると思うけど、ぼくは山中先生の言う「社会問題を解決する科学の力」を信じて、自分の新たなマイルストーンを2025年に置きたいな。


さて今週も今週とて、共有したい話題がいっぱい。

Thanksgiving Holidays

このサンクスギビングはカナダとアメリカの国民的な祝日ですが、日程が若干違ってるんですね。カナダでは10月の第2月曜日で、アメリカでは11月の第4木曜日になっています。秋の最初の収穫を記念する行事だから、緯度の違いからこの期間のずれが来ているという話を聞いたことがあります。そうか、10月をカナダ、11月をアメリカで暮らせば、年に二回サンクスギビングを楽しめるのか。。。

当大学でも、サンクスギビングということで留学生に無料でディナーが振る舞われました。パーティーの最後にはゲームがあって、優勝者にはターキー一匹丸ごとが贈られます(写真)。優勝賞品にまさかのターキー一匹にはびっくりしたし、優勝者も少し戸惑い気味(笑) 

Blackout Wednesday Black Friday という言葉、このサンクスギビングをきっかけに初めて知りました。

もう存じのようにアメリカのサンクスギビング当日は木曜日ですが、彼らは前夜祭と後夜祭でも休もうということで、合わせて5日間の休みがあります。前夜祭に当たる水曜日は、学生はみんな実家に帰って、家族でターキーを囲みバカ騒ぎするのがほとんどです。そこで、ほんとにいっぱい飲むらしく、意識が吹っ飛ぶ(ブラックアウトする)こともしばしばあるので、Blackout Wednesdayという悪名ができました。

アメリカでお酒合法は21歳からなので、20歳の僕はまだ”オフィシャル”には飲めないのが残念です。

一方、Black Fridayを初めて聞いた時、ぼくは13日の金曜日のことかなと思ったんですが、感謝祭翌日の一大バーゲンの日だったんですね。買い物客が殺到して小売店が繁盛し、この日を境に赤字から黒字に転換することからこの名前が由来したと知った時は、少し感動しました。

マンハッタンのPenn Station近くのデパート


外に出てみて初めて気づくこと

今週で三ヶ月経つ留学生活にはまだまだ発見があるが、それでも、来た最初の頃と比べたら減った方だ。生活の安定と刺激はどうも両立しないらしい。

いわゆる”勉強”ももちろん大事ですが、時間とお金が許す限り、寮の外に積極的に出るべきだとここ最近強く感じます。なんか、冬に入るお風呂みたいな感じ。入るまでは、寒いしめんどくさいから入りたくないけど、入ってから後悔することはないですもんね。

今週は休みを使ってシティ(ニューヨーク州の郊外に住む人はマンハッタンのことをシティと呼ぶのでぼくも倣って笑)に出掛けました。

教会と環境保全

食べ残しをここに持ち寄ってください。持続可能なニューヨークシティのために堆肥と発電に再利用します。と書かれています。

あーすごい。地域住民のコミュニティとしての教会の役割がここで果たされているのか、と感心しました。

優しい落書き

大阪でも天王寺あたりに行けば落書きはいっぱい見かけますが、「選挙行けよ」ほど正義感を帯びた落書きは見たことがありません。深夜人目を盗んで書いてるところを想像したら、すこし優しい気持ちになりました。

固定概念

すこしセンシティブなトピックかも。

「旧約聖書」の「創世記」にはこんな内容が入った一章があります。

21 そこで主なる神は人を深く眠らせ、眠った時に、そのあばら骨の一つを取って、その所を肉でふさがれた。
22 主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。
23 そのとき、人は言った。「これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう」。
24 それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである。

聖書にある記述に基づいて、キリスト教は発展してきており、この引用も例外ではない。聖書の世界では、神さまがこの世界に男と女を作ったとされています。この考え方はLGBTQに対する捉え方にも影響を与えているようで、クリスチャンが多い地域では、LGBTQに対して反対的な姿勢を取る割合が多いと大学の授業で聞きました。

なので、教会がレインボーフラッグを掲げているのは僕にとって想像外でしたね。と同時に自分が知らぬ間に持っていた固定概念にも気が付きました。保守的と思われがちな宗教にも多様性を推し進める力があることを、ふとニューヨークの街並み中で知ることが出来て良かったです。

Thanksgivingの朝

木曜日の早朝6時、バスに乗っている時に撮った写真です。寒空の下、列を作る先にこれもまた教会。バスを降りてまで何が行われているか見ることはできなかったが、運転手に聞いてみたら、ご飯の支給をしているらしい。

今度朝早くにシティに出かけることがあったら、ぼくも一緒に貰いにいきたいな。


ナイアガラ滝

その木曜日の早朝6時、バスに乗ってどこに向かったかというと、アメリカとカナダの国境に流れ落ちるナイアガラ滝を見に行きました。

完全にBeyond my description(言葉にできない)だったので、撮った写真を残して今週のWEEKLYを終わりにします。


ニューヨークからナイアガラはバスで往復18時間かかったが、行った甲斐がほんとにあった。韓国人による韓国人のためにバスツアーであったが、韓国語がわからない僕のためにずっと翻訳してくれた二人の友達には感謝しかない。おかげでこのツアーで韓国語も少し覚えれた。


 

最後まで読んでくれてありがとうございます!!

来週もお楽しみに!!

君に幸あれ!!!