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Facebook英語日記を一ヶ月ちょっと続けてみて…

人生四回目になるTOEFL-iBTテストを今日受けてきたところ。まだ慣れないニューヨークの下町のビジネススクールが会場で、テストの内容が不安というより、正しい会場に遅刻することなくたどり着くことが今日の関門だった。一時間半の余裕を持って無事にたどり着き、下痢に襲われたりすることもなく(前回はそうだった)、年内の一大タスクがひとつ終わったので、今はすごくホッとした気分。

英語に興味ある人なら既に知ってるかもしれないが、簡単にTOEFL-iBTを紹介すると、コンピューターを使って、読み書き聞き喋りの四技能を測る英語の能力試験である。それぞれの技能が30点満点で、合計が120点。リーディングから始まり、リスニング、10分休憩、スピーキング、ライティング、と全部で4時間ぐらいかかることがしばしば。持久力も試されているテストと言ってもいいかもしれない。

TOEFLに関して面白いのが、同じテスト内容でも、国ごとに料金が異なっているよう。日本を受験地に選ぶと料金は一律で235ドルとなっているが、ニューヨークだと205ドルで受けられる。3500円ぐらい違う!テストが受けられる国たちの中でも、日本がトップに来るぐらい高いみたいなので、もし海外の旅先で時間があったら、ついでにTOEFLを受けてみてはいかがでしょうか。(そんなやつどこにおるねん)


英語でのFacebook日記、今日のTOEFLテストを一区切りにかれこれ一ヶ月少し続けてみて、思ったことがたくさんあったので、ここで紹介していきたい。

きっかけは高校時代の友達。今は東京の大学に通う彼は今年の10月から英会話を始め、英語学習が覚醒モードに入ったらしい。11月初めに、「おれのFacebookをフォローしてくれ」とメッセージをくれ、どうしたんやと思ったら、「文法、単語力を付けるために、今日から毎日英語日記を投稿するから」と宣言。正直、彼のその英語に対するに意欲というか、熱さというか、パッションにすごく動かされた。なので、僕も後を追うように、Facebookで日記という形で、英語でのアウトプットを始めるようになった。始めてから今日まで、2日ぐらい書けなかった日があったが、割と続けてこれたのも、友達と一緒にやってるからだと思う。

記念すべき初投稿!!


文法/語彙とその日得たことを見直す良いチャンス

「アウトプットは最大のインプット」はほんとに言い得て妙。

いざ言いたいを言葉にする時、それが母国語だとしても、難しいと感じるときがよくある。何か伝える時、媒体としての言語に対して正しい知識をしっかり持っていないと誤解を生んでしまうし、伝える内容についても自分自身がまず理解してないと、言語化しようとも言葉が出てこない。

Facebook日記ではなるべく、表面的な情報だけにならないようにして、少しだけ踏み込んだものにするようにしている。例えば、11月にあったボスキャリに参加した時の日記。

ベンチャー企業って英語でなんて言うんだろうとか、あれ、この単語、この綴りなんだっけなとか、自分の弱点を確かめながら調べれるいい機会だと捉えて、結構楽しんでやっている。正確な情報を伝える必要もあるので、聞いた話を思い出したり、厚生労働省のホームページに飛んで、しっかりデータを見てから、英語に訳したりするのも、こうして思えばインプットの過程である。

毎日ちょっと堅苦しいような日記をポストするのは気が引けるが、意識してその日を振り返ることで、きっと少しずつ言語の知識と教養が身に付くのではないかなとは思う。(年単位で歴然な違いが出るような気が)

丁度いい第二言語の心理的距離

僕が初めて習った言語は中国語で、後から日本語を習得したが、今では中国語よりも日本語の方がよっぽど安心感と親近感を感じる。この話し手とある言語との親しみ具合をここで言語の心理的距離と呼んでいるが、これは結構大事だと思う。

例えば、洋画を見る時、日本語字幕ではすんなりと心に刺さるセリフが、本来の英語の字面を見ると、そこまで震えなかったりする経験がこれまで何回かあった。意味は理解できているのに、言葉に込められている感情を体感できない現象。

でも、逆にこの心理的距離の遠さを活かして、自分の赤裸々な気持ちを英語でFacebookというオープンな場で公開することができる。気持ちを明け透けにして伝えることが得意でないぼくからすると、届きそうでまだ届かない英語で書くこと方が、間違いなく、よりよく自分の気持ちを理解し、伝えることができるようになっている。

そして面白いことに、最近はだんだんと英語が身近に感じてきた。日記のおかげかもしれない。自分の感情とそれに適した表現が次第に結びついていくのがとても不思議な感覚。

先日、すごく凹んだ時の気持ちを文にした時、それだけですごく気持ちが軽くなったし、見てくれた人の感じ方や意見を聞くいい機会でもあった。気持ちをまとめるという意味で、英語日記を始めてもいいかもね。

日常に意味付け

始めて最初の方は、毎日日記を更新することに慣れず、ネタ切れという事態がよく発生した。あれ、今日授業出て、ご飯食べて、お風呂はさっき入って、これから寝るとこだぞ、書くもんなんもねえ!ってほんとになる。

密度が濃い日もあれば、白湯みたいな日があるのもそれが普通だと前までは思っていた。でも、日記でネタ切れ事態を経験するようになってから、一日の中にネタ探しを始めるようになる。そんな目で日常の一日を眺めてみると、意外と面白いシーンがいっぱいあったりすることに気付く。(これはインスタグラマーの方、分かってもらえるんじゃないかな)アメリカのサンクスギビングやクリスマスの行事に参加したなら、もう少し調べて、発信したり、自分のルーティンワークをシェアしたり。

英語はあんまり関係ないが、日記は生活を豊かにするライフハックだと思う。

色々書いてきたけど、英語の上手い下手は正直関係ない。

「言語はツールでしかない」 大学の進路で悩んでいた時、担任の先生から言われたひと言である。良くも悪くも、この言葉はホントにその通りで、英語を喋れるからと言って何かを仕事をゲットできる時代ではなく、英語を使ってなにを伝えるかが大事な時代になるということを伝えたかったんだと思う。

始めるきっかけをくれたその友達は、英語の知識がすこぶるあるわけではない。始めた最初の頃は、三単現のsや品詞の間違いがよくあったけど、一ヶ月経つ今では、そんなミスも激減している。でも、そんなことって意外と重要じゃないと教えられたのはぼくの方で、もっと大切なのは英語を使って伝えたい気持ちだったり、熱いパッションだと思うな。少し臭くて、抽象的だけど、ほんとにそう思う。

結局、伝え合えれたらOK。

それぐらい気軽に、第二言語を勉強していいんだと思う。


たまにリアクションをくれたりする友達もいてほんとに嬉しかったりする。Facebook英語日記を一ヶ月ちょっと続けてみて、英語に対する考え方が変わりました。英語はもっと身近にあっていいものだし、そんなに怖いものでもない。

嬉しいことに今は、この英語日記が身の回りの友達で広まって、知ってる範囲で自分含め5人が始めているみたい。ぜひこの文化広まって欲しい。

友達と僕のFacebookも引き続きCheck it out!!

タッキー(Ayuto Takigawa)

竜馬(Ryoma Iwata)

君に幸あれ!!!