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お盆と、セットリストの話 ~カラオケ編~

お盆が近づく。先祖が帰ってくる。
わたしはセットリストで頭が一杯になる。

何の話やねん。

いや、ふざけてはいないんだ。マジなんだ。
大学の頃から変わらないのがこのセットリストで頭いっぱいになる現象なのだ。

「音楽家でもないおまえがなぜセットリストの話をするのか。」と思う人もいるだろう。一体何で悩んでいるのか。

決まっている。カラオケだ。

わたしは歌うことがとても好きである。
しかしカラオケは…。

某アニメ映画を真似て言えば、

「歌うことは好きだ、だがカラオケを許すことはできない。」

ということになる。

とにかくわたしはカラオケを許すことが出来ない。
去年の年末に書いた記事でも言ったが、わたしが大学時代に卒論が書けず留年したのはカラオケのせいだからだ。そうなんだ。

…嘘です。すんません。なんか冗長かつ、うるさいですね。ちょっと切り替えまして…。

えー、わたしはカラオケが苦手です。それはとっても自意識過剰だからです。
一緒に楽しむ友人のことよりも、自分が歌をうまく歌えているかのほうが気になります。マジです。

noteでは何回かこの話に触れてきましたね。
「カラオケが楽しめてたら卒論が書けたかも」
「嫁さんとの初めてのカラオケはほぼ無言&合いの手で過ごした」
「大学時代合唱部の連中が歌うますぎてカラオケコンプレックスになった」

などなどですか。結構書いたなコレ。

とにかくどの場面でも、自意識と自己愛が歌うことの楽しさを損ないます。それが永遠の悩みです。

それをちょっとでも解消しようとやっているのがこのセットリストです。

歌う曲を事前に決める。事前にできることは全てやっておく。
実際に歌う時に余計なことに気を遣わなくていいように、練習できるところは十分にしておく。そのために設定しています。

(仕事かよ!)

カラオケに行くのはだいたい地元に帰って旧友と会う盆と正月。だからこの時期になるとコレに頭を迷わせるわけです。

「余暇なのに何疲弊するようなことしてんの?」と突っ込まれると辛いのですが、やらないと実際の場面でもっとアレな感じになります。入室までテンションめっちゃ高いのにそのあとしょんぼり…とか、マジで何度もありました。

事前にセトリ決めるのもまた、面倒な要素がたくさん入ってくる。

「ヒット曲入れる?」
「みんな知って曲にする?」
「女性の曲は低い声で歌う?元のキーで無茶する?」
「間奏が長い曲は入れたらうざいか?」
「最初の曲はやっぱり声低めのやつがいいだろうか…?」

とりあえず、多分今日この記事だけでわたしとカラオケに行きたい人は限りなくゼロに近づいたことでしょう。

わかる、わかりますよ。ええ、そうです。歌唱に関してはマジでコンプなんです。悩むのですよ…ふふふ…。

そんなこんなで完成した、今夏のわたしのセットリストがこちらです。

米津玄師
・アイネクライネ
・Lemon

スキマスイッチ
・ボクノート
・奏
・ガラナ
・全力少年

ウルフルズ
・暴れだす

ゲスの極み乙女
・キラーボール
・ロマンスがありあまる

真心ブラザーズ
・サマーヌード

サカナクション
・新宝島
・多分、風

フジファブリック
・若者のすべて

キリンジ
・エイリアンズ

最終的に「ヒット曲などどうでもいい!」「好きなものを好きなように!」が方針になりました。(最初からそうすればいいのに…)

結局のところ「自分のやりたいようにやりつつ、そいつらと楽しみたい!」って心構えのほうがすっごく大切なんですよね。

いつから忘れてしまったのか…。

あ、そうそう。これらはセットリストといいながら順番は決めてありません。

それは、最初の曲がかぶった時にエラい焦るからです。

今回はアイネクライネを最初に歌いたいですが、さてどうなることやら。コレはかぶる可能性がとても高い。心して行かねばならない。

あと「最初から高い声が出るか心配だ」というのは永遠の課題です。
ということで今回はこんなのを試しました。

とってもテンションの高いしらいしさんというボイストレーナーの方の動画で見つけました。その名も「タピオカハイトーン法」。

タピオカ飲むと高い声が出るとかそういう話じゃないです。
そういう話ならわたしは今からでもすぐに原宿へ行きます。ついでに、いつものように恵比寿にも…。

ではなく!

500ミリのペットボトルに3分の2ほど水を入れて、そこにストローを差して口にくわえたまま1曲歌うと、喉がなんともいい状態になるとのこと。

めっちゃ水がボコボコしますが、ペットボトルの中だから溢れないし、音は水に吸収されるからいつどこでやっても(やりすぎか)、迷惑にならない!

自分が歌うにはちょっと高いなあ、ってくらいの曲でやるといいそうですよ。
やってみると、水をボコボコさせてるときは負荷が適度にかかって歌いにくいのですが、ペットボトルを外してみるとあらスッキリ負荷もない!って感じで歌いやすくなります。

あれかな。しばらくマスクして過ごしてると、それを外した時めっちゃ「ああ空気吸いやすい!」ってなる感じ。


わたしのようにカラオケで悩む方々はぜひ一度お試しあれ。


ってことで、飲み会に出かける時間になりました。

セットリストも作った。タピオカストローとペットボトルも持ちました。

あとはもう、楽しむだけです。

本当はこんなことしなくても楽しめたら一番いいんだろうなぁ…。


でもまあ、これもまた休暇を楽しむための些細な準備だと思えばなんてことはないし、個々に得意なことも苦手なこともあるからしゃーない。

じゃ、楽しんできます。タピオカよ、わたしに力を!(違うか)



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