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僕はあいみょんを聴いてる(1)

少し寂しい夜なのであいみょんを聴く。

あいみょん。あいみょん。初めて名前を聞いた時には「あーまた流行りのユーチューバーか何かかなあ。」と思った。ミュージシャンだった。マリーゴールドがどうとか言ってた。

そのくらいの印象だった。興味が持てなかった。

「若者はこういうの好きなのか。というかもうそうやって『若者』とかくくって引いた目で見ちゃってる時点でおじさんなのか僕は。」とか思ってた。

よく聞く話だ。歳をとると若手俳優、女優の区別がつかなくなる。

音楽もそんな感じなのかな、と思った。自分としては、割と新しいものについていけるのかなと思っていた。その妙な自信は4年くらい前に「ゲスの極み乙女。」に興味をもって人生初ライブに行けたところからきている。

ところが、あいみょんはだめだった。

メロディーが単調に思えた。歌詞が武骨に思えた。どちらかと言えば女性っぽい女性の歌詞が好きな僕は、なじめなかった。(僕は女々しいのだ。たぶん女性以上に。)

自分が保守的になってきている気はしていたけれど、あいみょんがダメだったのは身近な決定打だった。深く悲しむわけじゃないけど。ああ僕はこのマリーゴールドに興味が持てないのね。こうやって凝り固まっていくのだね、とか思った。

ところが先週末から西へ東へまわりまわる旅の途中で、思わぬ変化があった。

ちょっと唐突なんだけど、キーワードはこんな感じ。

あいみょん、燃え殻、ペアリング。

明日またそのことについて書きたいと思う。

まだ整理できてないから、少しずつ書こうと思う。

とりあえず言っておくが、今。

僕はあいみょんなんて聴いてる。なんかめっちゃ聴いてる。

武骨でない武骨さの傍で、新しさの横で息をして、キーボードをたたいて、酒を飲んでいる。

明日もたぶん、ちょっとあいみょんなんて聴いてる。

デブのアラサーおにいさんだけど。

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