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Queenについて

プライムビデオで「ボヘミアンラプソディー」を見た。映画館で見て以来、2度目である。

Queenについては、ニワカ中のニワカなのだが、そんなニワカでもボヘミアンラプソディーを見ると興奮する。ましてや、当時を知っている人ならとてつもない興奮だろう。

中でも1番好きなシーンが、映画のタイトルにもなっている「Bohemian Rhapsody」が生まれるシーンである。レコード会社のお偉いさん?との次のアルバムの打ち合わせの際に、フレディがカルメンを掛けながら「オペラだ」と言うところは鳥肌が立った。

「We Will Rock You」が生まれるシーンも素晴らしい。フレディの殿様っぷりで亀裂ができかけているところに、ブライアンメイが提案したズン、ズン、チャのリズムでまたメンバーが1つになるのが象徴的だった。

この映画の凄いところは、キャストの再現度である。本物の写真とキャストの写真を横に並べてもほぼ同じ顔をしている。フレディは序盤と終盤で風貌がガラッと変わるが、ラミマレックはどちらも見事な再現していたし、心境の変化の演技も素晴らしかった。

僕はQueenの活動期には生まれていないが、曲は今聴いても本当にカッコいいと思う。世代を超えた不変のサウンドとでも言えるのだろうか。それこそオペラなんかと同じ類で、幅広い世代から支持されるのも頷ける。

だいぶ前の話だが、会社の支店に50代の方が異動してきた。その歓迎会の2次会でカラオケに行った。その方が1次会でボヘミアンラプソディーの話をしていたので「Bohemian Rhapsody」を入れてみた。

曲が始まるや否や、その方と僕は自然と肩を組み、2人で熱唱を始めた。示し合わせた訳でもないが、パートも自然に分かれて歌い切った。初めて飲んだとは思えぬ急接近っぷりである。

自分の親でもおかしくない世代のほぼ初対面の人とも、熱を共有し合えるQueenの楽曲のパワーは凄い。

僕も20年後のカラオケで20代の社員と肩を組んでQueenを歌っているかもしれない。

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