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睡眠をコントロールすることで、クリエイティビティを向上させる(MIT)

Dream to Create: Sleep Onset Boosts Creativityという論文ニュースからです。

創造性が高い状態になると昔から信じられていた「覚醒から睡眠」に移行する状態において、「木」に関する夢へと誘導するとクリエイティビティが向上するのかどうかを検証した、MITとハーバードの共同研究です。

5年以上前から睡眠×クリエイティビティに注目していたMIT

MITは睡眠を通じてクリエイティビティを向上させる研究に5年以上前から取り組んでいます。

Dormioという独自デバイスを開発しており、手から筋緊張、心拍数、皮膚コンダクタンスなどの生体信号を取得できます。

また、上記の生体信号から入眠を予測し、入眠後に音声によって夢をコントロール、かつその際の夢の報告(Userに話をさせる)を記録するという機能もDormioは搭載しています。

ヒプナゴジア(hypnagogia)を利用する

Dormioではヒプナゴジアと呼ばれる覚醒から睡眠へと移行する中間の状態を利用しています。

実はこのヒプナゴジアを創造性に用いるという手法は、発明家のエジソンや画家のダリも取り入れてました。鉄球(ダリは重い鍵を使用)を手に持ったまま眠りに入り、寝入る瞬間に落として起きてしまうので、その時の考えをメモにするというやり方です。

エジソンのやり方の場合、筋緊張の低下という1つのシグナルに依存しており、また鉄球を落とした瞬間に起きてしまうため「ヒプナゴジア」の状態を長く維持することができません。

このような問題点を解決するためにDormioが開発されました。

「木」の夢を見るように誘導された被験者は、クリエイティビティが向上

ヒプナゴジアに入る際に「木」の夢を見るように誘導された被験者は、夢の報告において「木」に対する言及が増加しました。

そして3つのクリエイティビティタスク(Alternative Uses Task、Creative Story Task、Visual Generalization Task)を統合した「創造性指数」において、「木」の誘導(=プロトコル)を受けた「睡眠潜伏群」が、他の3群(睡眠潜伏なし、覚醒潜伏、覚醒非潜伏)それぞれについて有意に上回ったことが分かりました。

個別の課題については、発散的思考力を測る「木に関して創造的で代替的な使い方をすべて挙げてください」というAlternative Uses Taskや、31の名詞リストについて「名詞に対して最初に思いついた動詞を文章で答えてください」というVisual Generalization Taskにおいて、「睡眠潜伏群」の成績が高いという結果になりました。

【龍成メモ】

「明晰夢」の会社に投資をしていたこともあり、この分野は以前から注目しています。

ちなみに、夢を用いたクリエイティビティの向上については、海外の方が関心が高い気がします。

#スリープテック #明晰夢 #クリエイティビティ #MIT

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