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日記に代わるCommonplace Book(NYTから)

Commonplace Books Are Like a Diary Without the Risk of Annoying Yourself | By Charley Locke | NYT

NYTにCommonplace Bookの話があったので、それのご紹介。Bookなので何かの本なのかと思いきや、そうではなく、その人なりに気になったことを書き留めるノートのことのようです。

例えばアーサー・コナン・ドイルは犯罪学理論を書き写し続け、それがシャーロック・ホームズのCommonplace Bookになったり、ジョン・ミルトンは悪い結婚に関する本を読み漁りそれを記録しますが、ジョン・ミルトンは離婚の教理と規律という本を書いてます。

Commonplace Bookは単に情報収集をして情報を拾い集めるだけでなく、他者の視点で物事を見る、他者の文体や文法で文章を書いてみることによって新たな発見を得るという側面もあるようです。

なので、好きなセリフや好きな文章がある度に、まずは書き留めるということをするようです。この記事を書いているCharleyさんは気になる言葉を自分宛にメールで送って、数ヶ月に一度メールに目を通してみて、時が経っても心に響くものをCommonplace Bookに書き写すということもやってます。

“My own bristling brain-urchins of worry melt in the strong solvent of other people’s grammar.”

Nicholson Bakerの言葉 | Commonplace Books Are Like a Diary Without the Risk of Annoying Yourself

「心配で凝り固まってトゲトゲのウニみたいなったアタマを、(他者の文体を書き写すことで)他者の文体(文法)が強い溶剤となり悩みを溶かしてくれる」という感じでしょうか。

私も気になった言葉をメモすることがありますが、私の中では「写経」のようなイメージがあり、とても好きです。

表紙はPexelsさんの写真から

#日記 #Commonplace Book #ジョン・ミルトン #アーサー・コナン・ドイル  

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