座りっぱなしのテレビ視聴は認知症リスクを増大させる。逆に認知症リスクを下げるある活動とは?
What Older Adults Do While They Sit Affects Dementia Risk という論文ニュースから。元論文はPNASに掲載されています。
座りっぱなし生活は健康リスク増大に繋がる
座りっぱなしの生活(Sedentary behaviors=SBs)は、心血管代謝疾患や死亡リスク上昇に繋がるなど、健康リスクの上昇としてよく知られています。
座りっぱなしは認知症リスクも増大させますが、その際に行っている活動によって影響が大きく異なるようです。
受動的なテレビ視聴はリスク増大、能動的なコンピュター作業はリスク減少
米国カリフォルニア大学とアリゾナ大学の研究チームは、イギリス全土の50万人以上の参加者からなる大規模なバイオバンクのデータを使用して分析を行いました。
身体活動量が多い人でも、受動的にテレビを見る時間は認知症リスクの上昇と関連しています。
逆に能動的にパソコンを使う時間は、認知症発症リスクの低下と関連がありました。
【龍成メモ】
体を動かすこと自体、脳の健康によいことが分かっています。
今回の研究結果の衝撃的な点は、せっかく脳の健康によい身体活動を行っていても、座っている時にぼーっとずっとテレビを見ていると、認知症リスクが増す可能性があるということです(因果関係の証明には至っていない)。
たぶんYoutubeを見ていても同じように受動的に見ているだけだと思うので、認知症リスク増大につながる可能性があると思います。
話は変わりますが、認知症予防には握力アップ(認知症予防に握力アップ)もオススメです。
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