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楽しめるマインドを準備しよう

昨日でやっと今シーズンの長期帯同が終了した。

沖縄インターハイから始まり

国体予選での愛媛

U-18世界選手権のエジプトと直前合宿のトルコ

そして昨日まで国体で茨城に行っていた。


選手たちの悔し涙と嬉し涙を同日にみた沖縄での宿題を

今シーズンが終わる前、国体で終える事ができた。


現場に帯同していると

なんでこのひと言が言えなかったのだろうと

苦悩する事がしばしばある。


その苦悩や迷いを少しでも減らす為に

このように日々自分に向き合い

自分の思考や感情と向き合っている。


そして少しずつそういった迷いの中でも

判断する材料や手法に気づく事ができた。


結果、今回の国体ではそういった迷いはなく

試合を観戦している時、選手の動きが想定以上に

悪いこともなければ


このひと言を言っておけばよかったと思うことは

皆無だった。


楽しそうに無我夢中でプレイする選手たち

気持ちのこもったプレイからは

本当に頼もしさばかりが際立った。

インターハイで負けた時、

気持ちの強さを相手にも自分にも向ける事ができなかった

女子選手が、今回は格上の相手に何度も快勝した。


試合に臨む姿からは

迷いがあるようには見えなかった。

その姿をみてある事が確信として気づけた。

それはプレッシャーは自分一人で受けなければ

それに押しつぶされて身体が硬くなることも

判断が遅くなることもない。


舞台が上がれば上がるほどプレッシャーからは避けられない

でもそれを一人で背負いこむ必要はない。


今回の国体では成年と少年が一緒に団体を組む為

高校生たちにとっては憧れの先輩たちと一緒なチームで

戦うことになる。


先輩たちはナショナルチームとして世界を転戦する

猛者どもで、高校時代には日本一になっている。
(私がサポートするチームで初めての日本一でした)

彼らにももちろんプレッシャーはかかっている。

成年の3人は昨年と同じメンバー。

昨年は準優勝だった。


今回は団体優勝だけでなく個人戦の成績も反映される

総合優勝を目指していた。


個人戦では気負いと連戦の疲れも見え隠れして

本来の力を出す事が出来なかった。


しかし気持ちを切り替え団体戦に臨むと

それぞれが抱えるプレッシャーをそれぞれが分散するように

気負いがなくなっていくようにみえた。


もちろん勝利に固執しないように

心の準備や意識の準備はいつも通り伝えた。


成年男子の選手たちは昨年

目の前の試合を楽しむ事で素晴らしい動きが出来ることを

経験している。


そしてインターハイで敗れた高校生は

考えすぎて、思い通りに動けない経験をしている。


成功経験も、近々の失敗経験も

今回は全てがプラスに働いた。


痛みを抱える選手もいなければ

動きが重たいのでケアをしてほしいと

当日に訴える選手すら今回はいなかった。

スポーツトレーナーとしては

やることがないと言っても過言ではない。


自分はそれでもいいし、本来はそれがいいと思っている。


今大会も怪我なく終える事が出来た。

まだまだ試合を控える選手たちにとっては

この日本一すら通過点。


最高のパフォーマンスを発揮できた

経験と具体的な手法を自分たちのものにして

このパフォーマンスがアベレージで発揮できるように

これからも日々に向き合ってほしいと思う。

あえて言わせてもらうが

どんなに練習で良い動きができても

試合で発揮できなければ意味がない。


そしてなぜ試合で発揮できないかを自分自身が

分析できていなければ

行き当たりばったりでジェットコースターのような

選手になってしまう。


私は自分の日々の体調に向き合いながら

ピークコントロールの学びを行住坐臥として

積み重ね、全ての失敗も糧に前に進んでいる。


スポーツトレーナーとして

痛みや不調を改善することは当然で

パフォーマンスレベルを向上させることも当然。

その先の勝利や勝ち以上の価値が実感できる

試合で楽しめるマインドを伝えられる

存在へと自分を高めていきたい。


それはまだまだ試合で楽しめない選手が

私の周りにもいるから。


自分への戒めも含まれている。


全ての選手に最高のパフォーマンスと最高の笑顔を。



長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。


GMを務めるフィットネス複合施設

LibreBody(リブレボディ)

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統括部長を務めるスポーツトレーナー協会

(株)JARTA international

小JARTA

代表を務めるうどん県うんどう会HP


http://udonken-undoukai.com

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