車検整備 #三菱 #ギャランフォルティススポーツバックラリーアート

体調不良で連休の主たる進捗はごく短い原稿を書き上げた以外は愛車の車検整備を終えたことくらいだ。

サーフィンの道具として、不便な場所に立地していた大学、大学院に通学の足として、日常的に車を運転するようになって15年弱。昔は格安車検を利用したが、最近は少し余裕が出たのでもっぱら販売店にお願いしている。

ディーラー車検はアコギだなどといわれたものだが、現在ではさすがにそうでもない。定期メンテナンスの契約に入っているから、基本費用とプラスアルファでずいぶんリーズナブルだ。以前外車に乗っていたときと比べれば雲泥の差だ。

車検整備を終えて帰ってきた車はいつも普段よりかっちり仕上がっていて運転すると気持ちがいい。

今乗っているのは三菱ギャランフォルティス・スポーツバック・ラリーアートという少々舌を噛みそうな長い名前の車だ。

ランエボをデチューンしたハッチバックで、確か240馬力ほど。車に詳しい人は「ギャランとフォルティスは別物!」と思うだろうけど、三菱自動車のお家事情で当時全部くっつけた車名になったようだ。ちなみに数年前に廃盤になっている。

燃費はハイオクのリッター10キロ前後と最近のエコカーからすれば真っ青だが、ハッチバックでサーフボード3本は余裕で放り込めること(ランエボはトランクスルーですらなく、悲しいかな大変サーフィンには不向き)、ランエボほどではないがそこそこ速い四駆で気に入っている。10年6万キロで、定期整備以外とくに何も特別なことはしていないがまったく堅調である。

これまで貧乏だった学生時代から何台かの車を乗り継いできたが、ずっとこじれた車に乗っている。自動車のような大量生産品で差別化も個性もへったくれもないが、あまり道で同じ車にすれ違いたくないと思っているからだろう。

今の車の前はいまは倒産したスウェーデンのSaab9-3に乗っていた。

年式のわりに堅牢性の高いボディに福祉国家を感じたり、ターボラグを感じさせずスルスル加速する不思議な低圧ターボを面白がったり、車を通して感じたり、考えたりするものは多い。いろいろな経験や記憶とも密接に結びついている。

ちなみに不人気車ほど安いと相場は決まっているので、別にそれほど値の張る趣味というわけでもない。その意味では日本は面白い国である。多くの国のメーカーが展開してきたそれなりに長い歴史があるのみならず、原産地ゆえ当然相対的に良質な国産車のストックも多数あるからだ。じっくり選ぶと、いや実際には手間の問題もあり、それほど頻繁に買い換えることはできないのでカタログをじっくり眺めると、いろいろ楽しい。

サーフィンほど車には詳しくないが、カタログや中古車サイトを眺める楽しさはサーフィン以上かもしれない。

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