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後悔しない学部の選びかた④〜芸術工学部〜

大学の学問や、大学生活をイメージしにくい高校生にとって、学部を選ぶのは難しいと思います。自分の興味のあるものを、何学部で勉強することが出来るか分からなかったり、そもそも自分が何に興味があるかが分からなかったりすることもあるでしょう。目的もないまま大学に進学してしまうと、大学に入った後で、何をすればいいかが分からず、こんなはずじゃなかったと後悔することだってあります。
後悔しない大学生活は、自分にあった学部を選ぶことから始まります。ここでは、九州大学で活躍する学生が、何を学びたくて自分の学部を選んだのか、実際に何を学び、どんな生活を送っているのかを紹介することを通して、自分にあった学部を考えるきっかけを生み出したいと思っています。
第4回目に紹介するのは、九州大学芸術工学部3年生の木下珠子さんです。
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名前:木下 珠子

所属:芸術工学部音響設計学科

大学に入る前に学びたかったことや、考えていた将来の夢
高校2年生の頃に初めて見た劇団四季の世界にどハマりし、この世界に関わる仕事がしたい!との想いから音響設計学科を志望しました。とはいえ、最初からこの学科を志望していたわけではなく、それまではずっと建築学科を志望しており、実際に志望校を変更したのは高校3年生の秋という、本当にギリギリの時期でした。
音楽を突き詰めるなら、音のプロになろう!ということで、様々な角度から音楽を学べる今の学科にたどり着きました。

大学で学んでいることや課外活動の取り組み
大学では、音以外にも興味が湧き、音に関する授業(音響学、音声学、知覚心理学)はもちろんのこと、九大にあるチャレンジ21というプログラムで人文学を専攻し、社会学や心理学を突き詰めてみたり、QRECの授業で、アントレプレナーシップを学んでいます。
課外活動としては、大学入学前からやってみたかったYouTubeやKARASTAというアプリでの歌の活動を軸に、アントレプレナーシップ・キャリアデザインという授業の学生委員や長期インターンなど、興味に応じて幅広く活動しています。

高校生へのメッセージ
自分に対しても、教え子に対してもよく言うことですが、進路選択で一番大事なのは、「とにかく自分と向き合って考え抜くこと」だと思います。これは、進路選択が終わったら終わりではなくて、私たちは生きてる限り、自分と向き合い続けなくてはいけないのだと思います。これはとても辛いことで、時に心折れそうになることもあると思いますが、そうした時は周りの人をうまく頼って、そして自分が納得できる選択をして欲しいなと思います。
私だってうまくできているわけじゃないのに、こんなことを語るのは少し気が引けますが、自分と向き合って考え抜いて出した答えは、どんな結論であれ素晴らしい答えです。その一生懸命考えた過程を、自分の自信に変えて欲しいと思います。

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