戦争映画なのにワンカットってどうやるんだ？って思ったけど、これは凄い。究極の没入体験に相応しかった。

実際にはワンカット風なんだけど、違和感なく全部繋がっていた。ワンカット(風)の映画だと、カメラを止めるな！とか、バードマンを観たことあるけど、これはまた違う。カメラが役者を追いかけるようなシーンばかりではなく、遠くから撮したり川を一緒に流れたり、どうやって撮っているの！ってなっちゃう。

没入体験も出来るけど、カメラマンがどうなっているのかも気になってしまう笑
最初に無人地帯に乗り込むことになるんだけど、そこに入っていく様が変にスムーズすぎて、実写なのにゲームか何かかと思うほど。

ストーリー的にも、戦争映画だからってドンパチ賑やかになるわけではなく、伝令にフォーカスしているのも面白かった。第一次世界大戦だと連絡手段は限られているから、徒歩で伝令するのは良くあるとパンフレットに記載してあった。シーンがカットされることなく最後まで繋がっているから、伝令の過酷さが伝わってきた。