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サードドア

『サードドア』について少し書こうと思う。

※ずいぶんと駆け足でタイピングしているので、まとまりがない文章になるかもしれない。



アマゾンのレビュー見たら、星一つが多いことが意外だった。
それらを一つずつ読んでみてわかったこと。
みんな「正解」を求めているみたい。
「正解」なんてない。
だから人生は豊かだし、理不尽だし、フレキシブルになるんだ。
誰かの成功なんてあてにならないけれど、失敗には学ぶべき価値がある。


サードドアとは「三つ目の扉」。
人生はナイトクラブの入口みたいなもので、常に3つの扉が用意されている。
1つ目は正面扉(ファーストドア)、ほとんどの人がこの扉に並ぶ。
2つ目の扉(セカンドドア)はVIP、セレブにだけ入ることが許される。
でも実は、誰も知らない3つ目の扉(サードドア)はある。



この作者は投資の神様として名高いウォーレンバフェットにインタビューがしたくて様々な方法を試みた。
熱意を込めたメールを山ほど送ったし、バフェットに近しい人とも知り合ったし、間を取り次いでもらったけれど返事は全て「ノー」だった。
彼の要求に限らず、バフェットは一貫して「インタビュー自体を受けない」のだ。
頭を抱えていた時、「バフェットは株主総会で株主の質問には答える」という情報を手に入れる。
そして彼は、株主総会の招待状をこっそり手に入れて、なんと株主総会の会場でインタビューしてしまうのだ。
〝何者でもなかった彼〟は一つ目の扉も、二つ目の扉も度外視し、常に三つ目の扉を開こうとした。
いや、それしか方法はなかった。
そこには〝失敗〟という屍の山が高く積み上げられている。
しかし、彼は気付く。
〝失敗〟も〝成功〟も、同じチャレンジの結果に過ぎないということを。
そうして、彼はビル・ゲイツ、スティーブン・スピルバーグ、レディ・ガガ、マーク・ザッカーバーグたちへのインタビューを試みていく。


僕たちは盲目的に、扉は一つだと信じている。
でも、そうじゃない。
僕が出会ってきたビッグな人たちは、常に三つ目の扉を開けてきた(そして今は二つ目の扉を悠々と開いている)。
「三つ目の扉を開く」ということは「自分だけの正解をつくる」ということ。
「万人に通用する正解」なんていうのは幻に過ぎないし、そんなものに〝その人である〟価値はない。
野の心には道がない。


だからこそ人生は楽しい。

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