ロゴ

とあるUIデザイナーの可視情報(インフォグラフィック)

 札幌でフリーのUIデザイナーとして活動しています。
ここ最近、UXデザイン・UIデザインに関連したnoteの投稿をよく見かけるのでいちUIデザイナーとして自分も流行りに便乗してみます!

 ですが、自分は割と感性に任せてデザインするタイプなので他のデザイナーさんの投稿のように自分のデザイン理論を語るのが非常に苦手です…

 なので今回はフリーランスUIデザイナーという立場を活かした内容でいろいろお伝えできればと思います。


簡単に自己紹介を

 フリーランス歴は約2年(会社員との兼業時期も含めると約5年)で、主にスマホ向けのアプリやゲームのUIデザインからそれに付随したグラフィック全般(ロゴ・アイコン・バナーなどなど)を幅広く手がけてます。

 もともとは札幌のとある制作会社でソシャゲのUIデザインなどを担当していたのがきっかけで、紆余曲折を経て現在フリーランスというスタイルで活動させていただいてます。


フリーランスUIデザイナーってどんなことしてるの?

 昨年末に東京で開催されたゲームUIデザイナーに特化した勉強会へ参加してきました。勉強会後の懇親会でたくさんのUIデザイナーさんとお話させていただく機会があったのですが、みなさんに聞かれたのが「フリーランスのUIデザイナーって珍しいですよね?」「フリーでどうやって仕事してるんですか?」といったようなことをたくさん聞かれました。

 自分でもうすうす感じていたことですがフリーランスでUIデザイナーってほとんど知り合うことがなくて、ましてや自分のような地方在住となるとさらに稀有な存在であるということを改めて認識したと同時に、フリーランスUIデザイナーに興味・関心がある人が思った以上に存在していることがわかりました。(とある企業のUIデザイナーさんに根掘り葉堀り聞かれました 笑)

 そこで今回は、いちフリーランスUIデザイナーである私の実態をUIデザイナーらしく可視化(インフォグラフィック化)してお伝えしていきます!

(本当はもっと時間かけて作り込みたかったけど時間がなくただのグラフと化していますのでご容赦ください…)


普段よく利用するツール

画像1

 普段利用するツールはこの5つです。というかこれしか使えません…
用途としては図の通りです。Photoshopが一番利用頻度が高いです。自分はデザインしかできないデザイン特化型のデザイナーなのでコードを書いたり、アプリ開発ができたり等は一切できません…。個人的にはPhotoshopとSketchが使えればUIデザインする上で困ることはないかと感じています。


UIデザイナーとして携わったアプリタイトル数
及びジャンルの内訳

画像2

 過去2年間に携わったアプリのタイトル数とそのジャンルの内訳です。
部分的に関わったアプリも含めるとこれ以上になりますが今回は省きました。ジャンルとしてはゲームが多いのですがサービス系アプリも数多く手がけています。基本的には業務委託という形で「こういったアプリを開発するのでデザインをお願いしたい」という依頼のされ方がほとんどです。

 ジャンルが幅広い分、デザインの幅も求められます。特にゲームなんかはファンタジー・和風・サイバー・ポップ・乙女系、などなど多岐にわたるのでどんなデザインでも対応できるスキルがとても重要だと感じます。

 サービスアプリの場合はデザインの幅よりもトレンドを抑えたデザインやその時々の時流に合わせたデザインが求められるので、その辺りのデザインの変遷に敏感である必要があると思います。最近はフィンテック系アプリの相談が非常に多いので仮想通貨周りも少し勉強しなきゃなと考えています。


仕事の流入経路内訳

画像3

 2016年以前よりお付き合いのあるクライアントからの継続依頼が一番多く、続いてクラウドソーシング経由、自サイトからの依頼となります。営業はそこまで積極的に行っておらず、他には既存クライアントからの紹介等でお仕事をいただくこともあります。私がお付き合いあるクライアントの場合だと比較的ライトなアプリを本数リリースするというスタイルが多いように思います。


UIデザインに使用したツールの内訳

画像4

 冒頭のツールに関連しますが、実際に自分が関わった案件で主に何を使ってUIを作ったかという内訳です。ツールについてはクライアントから指定されることがほとんどです。ゲーム系の依頼が多いということもありPhotoshopがメインとなっていますが、サービスアプリで言うとここ1年間でSketchを利用するケースが増えてきています。今年に入ってからも新たにSketchで作成する案件を頂いているので今後もSketchを利用するケースは増えていくと思われます。


関わったクライアントの事業年数区分

画像5

 2016年に関しては「起業してアプリを作りたいけどデザイナーがいないので依頼したい」といったようなスタートアップからの依頼が多くを占めていましたが、2017年に入るとその割合が逆転して、ある程度企業実績のあるクライアントからの依頼が増加しました。相談内容としても「アプリを作るのでプロのデザイナーに依頼したい」「アプリのUIを改修したいので専門的な人にお願いしたい」というようにデザインに重きを置くクライアントが増えてきている印象です。


1案件あたり制作費の価格帯内訳

画像6

 こちらもあくまで私個人の場合になりますが、ライトなアプリを本数リリースするというクライアントが多いため1件10〜20万円の価格帯の案件が多くなっています。制作のボリューム感としてはライトなアプリだと主要画面3〜4画面と下層画面で大体10画面前後くらいでしょうか。マッチングやECなどの中規模アプリになってくると中間の50万円前後が目安になってくると思います。ゲームはサービスアプリよりも正直単価が高いので規模によっては100万円を超えてるケースも出てきます。


1案件あたりの制作期間内訳

画像7

 最後に。これについては大体制作費に比例してきます。傾向としてサービスアプリはスピードが求められることが多いです。ゲームの場合だと比較的時間をかけて制作するケースが多く、中には1年かけて小出しに依頼を頂いているものなどもあったりします。(多分今年リリースするはずなのでその際は告知します)


 かなりざっくりですがいちUIデザイナーである私の実態を赤裸々にご紹介させていただきました。細かい部分で言うと、例えば「納品形式のパターン」とか「ワイヤーから作るかデザインから作るか」「仕様書の形式はこんな感じ」とか色々お伝えできることがあるのですが(この辺りも実際に質問を受けた内容)余裕があったら続編としてまとめたいと思っています。

 これからフリーランスのUIデザイナーを目指している人やすでにフリーとして働いている人にとって少しでも参考になれば幸いです。


最後に、2018年お仕事募集中です!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?