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肉眼以上の視点をも写す、等倍マクロの世界。Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS

みなさん、今日も元気にマクロレンズ使ってますか?

こんにちは。おはようございます。こんばんは。
見ていただきありがとうございます。

僕はビートボクサー、フォトグラファー、映像ディレクター、YouTuberとして細々と活動しているRyoTracks(リョートラックス)と申します。


今年の頭に買った、初めての等倍マクロレンズ。


冒頭で皆さんにお聞きしたように、僕は毎日毎日元気にマクロレンズ活動をしてるかというと、全然そんなことないですわ。

正直たまーに使うぐらいの頻度です。

でもたまーに使うたびにこのレンズの描写性能にグッとくるんですよね。

今日はそんな僕の名脇役的なお気に入りの一本を紹介させてください。



主なレンズスペック

名称: FE 90mm F2.8 Macro G OSS
絞り値: 2.8~22
レンズ構成: 11群15枚
絞り羽枚数: 9枚
最短撮影距離: 0.28m
最大撮影倍率: 1.0倍
フィルター径: 62mm
重さ: 602g

FEレンズとしては初の中望遠マクロレンズだそうです。

発売年は2015年ということで8年も前なんですが、そんなことを感じさせない描写力のあるレンズです。

このレンズの一つの特徴として、レンズ内光学式手ぶれ補正がついているとこですね。

レンズの名称の最後にあるOSSというのがこれを意味しており「Optical Steady Shot」の頭文字を取ってOSSと表記されています。「Osaka Sennichimae Shotengai」の頭文字かと思いきや、そうではないです。

90mmで被写体に寄って撮影するときは手ブレしやすいので、中望遠マクロにこのOSS機構が備わっているのは嬉しいポイント。


そしてこのレンズの一番の特徴として挙げられるのが、等倍マクロという点です。


等倍マクロとは?

端的に言うと、めっっっっちゃ寄って撮れるってこと。

これからちょっと難しいお話をするので「もう知ってるよ!」という方や「難しい話は興味ない!早く作例とか見せろ!」って方は飛ばしていただいても大丈夫です。


先ほど記載したレンズスペックの「最短撮影距離」「最大撮影倍率」という項目について。

最短撮影距離は文字通り、被写体に対してピントが合う限界ぎりぎりの距離にことです。スマホのカメラとかでも近すぎるとピントって合ってくれないですよね。

最短撮影距離が短ければ短いほど物理的に被写体に寄って撮れるということなんですが、被写体をどれだけ大きく写すことができるかというのはまた別の話。それを示すのが最大撮影倍率という数値です。

なんか難しいこと言うてますね。


例えば90mmの中望遠レンズで被写体と30cmの距離で撮った写真と、20mmの広角レンズで30cmの距離で撮った写真とでは、出てくる画が全然違いますよね。

最大撮影倍率とは最短撮影距離でセンサーサイズと同じ大きさの被写体をギリギリまで写せる倍率のことをいいます。

なんか難しいですね。


例えばこの90mmマクロで考えてみましょう。

このレンズの最短撮影距離は0.28mです。
フルサイズセンサーの横幅は一般的に36mmなので、28cmまで寄って撮ったときに36mmの被写体が目一杯写るということになります。どう?難しい?

なのでレンズを選ぶときに「どのぐらい寄って撮れるか」を調べるときは最短撮影距離よりも最大撮影倍率を見た方がわかりやすいです。(1.0が等倍で、数値が低いほど寄って撮れないレンズということ)


マクロ撮影は難しくて楽しい

ここまでちょっと難しい話しちゃいましたが、要はめっちゃ寄れるってこと。めっちゃ寄って虫眼鏡みたいに被写体を大きく写せるってこと。

この記事の見出しの写真、これフランスパンです。

普段フランスパンを食べるときに、表面がどんな形をしてるのかって特別考えたりしませんよね?

僕もこの写真を撮ってからフランスパンについての気づきがたくさんありました。

パンに振られてる小麦粉って雪みたいで可愛いんだとか。このフランスパンの模様は生地にナイフを入れて焼いたときに生まれる裂け目なんだとか。

おそらくこのマクロレンズを買っていなければ、フランスパンの質感に注目することもなく無意味に人生を過ごしているところでした。恐ろしい。


僕がマクロ撮影を難しいと感じる大きなポイントが、ボケが大きくなりやすすぎるところ。

例えば先ほどのフランスパンの写真はF18で撮影しています。近くに寄れば寄るほど被写界深度が浅くなってしまうので、全体にピントが合うような撮影をしたい場合はかなり絞って撮る必要があります。


家のアフリカンプリンスの新しい葉っぱ。

中望遠での近接撮影はどうしてもボケが大きく出ちゃうので、主題をしっかり写すという意味では難しいんですよね。


葉っぱもこれだけ近くで撮ると、植物だって生きてるんだなぁと改めて実感します。葉脈すんごい。飛行機から見下ろした街みたい。


作例いろいろ

というわけでこの90mmマクロレンズですが、マクロ撮影じゃなくてもしっかりキレキレな描写なので、普段使いでもイケまっせ。さすがGレンズ。


マイキューティー妻 at 下北沢


リョートラ作「ホワイトチョコと桜のマフィン」


めっちゃめちゃ美味いよ(減量中なので作れない)


なんでもない道路沿いの葉っぱたちが可愛かった


これは実は松の葉っぱ


どデカ松ぼっくり


マイフェイバリットガジェットたち


マクロ撮影といえばお花とか昆虫のイメージが強かったりもするんですけど、僕めちゃめちゃ虫苦手なんでそういう写真は怖くて撮れません。。

僕は物撮りが好きで、仕事やプライベート問わず家でいろんなモノを撮ってるんですが、90mmという焦点距離と等倍マクロというポイントは物撮りにおいて大活躍するスペックなんです。


日常にあるモノもマクロレンズで撮ってみたら、いつもと違う景色を見せてくれるかもしれませんね。

是非みなさんもマクロ撮影、はじめてみませんか?


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RyoTracks


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