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MCHプロデューサーを終えて

4月から6ヶ月間のプロデューサー任期も9月末で終了
無事終えることができました。

全ては、MCHのミライとMCHを楽しむみんなが結果的に“なんかマイクリ前よりいい感じじゃね?“マイクリ始めてよかった!”って感じてくれてれば特に何も言うことはないんだけど、初のユーザープロデューサーの任期を終えた今…
マイクリ人生の区切りだと思うので、プロデューサー生活半年間の振り返りと思いついた事なんかを残しておきます。


本題の前に、僕のことを軽く紹介させていただきます。

マイクリでは「Ryo-tsun」でプレイしています。
TwitterなどSNSでは、アイスをおいしく食べるお魚アイコンの「りょーつん」です。
https://twitter.com/ryotsun1962 )
マイクリを始めたのは、2019年の1月ごろ。
マイクリリリースが2018年の11月30日でしたので、ヒーローのプレセールなどには不参加で、マイクリが盛り上がり始めた時に参戦しました。

本格的にハマったのは、フラッグ戦のパブリックビューイングを配信で見てから。(東京湾の近くまで遊泳しましたが、残念ながら岸辺には上がれず...ビチビチ)
あの戦いは熱かったですね。画面越しでしたが、熱狂がもろに伝わり もういてもたっても居れなくなりました笑
パブリックビューイングの動画はこちら

次のシーズンからは、自分もあの舞台を夢見て、デュエリストを志しました。あの体験があったからこそ、マニフェストの柱でもあるフラッグ戦の改修が生まれたと思っています。
あれから色々試行錯誤し、トップランカーが集う当時のGRAPEランドでナイトになれた時の達成感と感動は今でも忘れられません。
(あの様な体験を色々な人に感じてほしいなって言うのが根底にある感じです)
そこから、更にマイクリは盛り上がりアセット価格も上昇し続け、マイクリ最初のバブルを迎えました。しかし、国内外の様々なBCGの登場やマイクリコンテンツのマンネリ化など様々な要因で徐々にユーザーも減り、アセット価値も日に日に下がっていくのが手に取るように分りました。自分の保有するアセットの価値が下がりながら取引されていくのを見ながら、心中する気持ちでもありました。それに追い討ちをかけて、コロナショックを発端とした暗号通貨の大暴落などで僕的には「マイクリの暗黒時代」がそこにあったと感じます。
(注:ちょっと大袈裟ですが個人の主観ですw)

そんな歴史もありながら、マイクリの未来がどうすれば楽しくなるのか、沢山のユーザーが集まりプレイをしてくれるかを考えることが多くなりました。

ひとりのユーザーとしては限界も感じる悶々とした日々の中で張り出された
ユーザープロデューサーの募集のチラシ、、、
ここでやらないと絶対後悔すると思い決心。
長いようで短かった半年間のプロデューサー生活が始まりましたーーー

と、まあ
前置きが長くなりましたが、
僕の掲げた主要な公約をベースに振り返ってみたいと思います。
以下ガバナンス掲示板に投稿した立候補宣言です↓
https://www.mch-governance.xyz/t/topic/60/2?u=ryo-tsun

立候補時にあげた4つの公約はコチラ
【公約】
・For the アセットバリューの再構築
・アクティブユーザー増加とアセット需要向上
・ヒーローステーキングで複アカウントの利を減らす
・今までキャッチできていなかった層へのアプローチ


終始軸はブレていなかったなと思います。


・For the アセットバリューの再構築

巷ではNFTバブルとか言われていますが、僕の目からはちゃんと需要にあった値上がりと価値の維持ができていると思っています。
マイクリのアセットはイーサリアム(ETH)での取引が主要であり、ETHの値動きに影響もされます。
半年前の4月時のETH平均価格がざっくり2350ドル(約26万円)と今現在(9月末)の平均価格約3200ドル(約35万円)と10万円近く違いがありますので、それも加味してみていきます。
以下、一部アセットの価格変動です。
※価格はETHの価格変動も大きい時期もある為、多少の誤差あり

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特に、レジェンダリーヒーローの値上がり幅が目立ちますが、アンコモンヒーローの定番「ライト兄弟」も約3倍の価格上昇(法定通貨ベース)となり、ほぼ全てのアセットで価値の再構築が行えたと感じております。
後述しますが、ランドバトルでのフラッグ戦や幻獣大戦を中心としたデュエルコンテンツでのインセンティブや熱狂の再来が一因であると思っています。
また、ヒーローマイニングにより$MCHCを得るために必要なCryptonium(Cp)が採掘可能となり、ヒーローNFTの価格の底が固まったことも要因になったと予想できます。
もちろん、NFT界隈全体への資金流入や暗号通貨の値上がりがあったことがアセットバリューの向上に繋がったことは間違いありませんが、僕たちが進めていったコンテンツのアップデートや新規稼働が、複雑かつ念密に組まれたエコシステムにうまく噛み合い好影響をもたらしたと自負しています。
※Cp=Cryptonium:MCHCを得るために必要なポイント

・アクティブユーザー増加とアセット需要向上

アセット需要は、アセット価格の推移に反映させていますね。
「需要が高い=価値が高まる」です。

新規者や課金者の推移を見ていきましょう。

【マイクリ】マイクリプトヒーローズ(My Crypto Heroes )

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Blockchain Game Info参照
https://blockchaingame.jp/dapp/243/mycryptoheroes

プロデューサー就任前の3月度に比べ、全てのデータで上昇が見られています。特に取引数は3月度609件に対しピーク時の7月には5787件と約9倍の増加が見られました。これは、MCHCの取引所上場と言うイベントが7月にあった影響も大きいと分析できます。しかしながら、9月においてもほとんどの数値が3月の約3倍を維持しており、アクティブユーザーの増加に成功したと言えます。

ランド所属ユーザーもシーズンを重ねるごとに増加していきました。

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ランド加入者のMCHプライム会員数とランドバトルエントリー者数もいずれも着実に増加していることがわかります。

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(Green Mouseさん、Yuckeyさんからご提供いただきました)

また参考程度ですが、9月に開催されたシーズン34のコロシアムの参加者ですが、一度は勝利したユーザーが1000人を超えるなどオンチェーンで見られないアクティブユーザーの大きな動きの変化が見られました。(3月の時点の同様のデータは取れていませんが、300人ほどしかいなかった印象です。…間違っていたらすみません)

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・ヒーローステーキングで複アカウントの利を減らす

“複アカウントの利を減らす”…まあ、それも当初はありました。
実際、当時は幻獣大戦もリリースされて間もなく、多くの複アカの存在が健全なゲームプレイの妨げになっていました。
要は、ひとつのアカウントにアセットを集約することで、最大利益がもたらされると言う流れに持っていきたい思いが強かったのが、当初の思いでした。
その点においては、ヒーローマイニングでは同一アカウントに多くのヒーローを持つことで最大利益が得られますし、マイクリ全体のエコシステムを理解したユーザーの多くはひとつのアカウントメインで遊ぶ方向性になっていると思います。これはヒーローマイニングに限らず、一部改修されたランドバトルも効力を発揮したと思います。
※マイクリ自体が複アカを容認していますし、各自のプレイスタイルは自由です。


・今までキャッチできていなかった層へのアプローチ

これもヒーローマイニングが後押ししてくれると考えていた公約のひとつ
具体的なペルソナは、海外層のPlay to Earn勢の波。
マイクリの報酬獲得方法は難しく見え(Cp→CI→MCHCと変換の過程が多い)、報酬の元となるCpの獲得方法をヒーローをマイニングするだけで得られる単純なルートを作ることで海外層の目に触れる機会を作りたかった。
ただ、マイクリのヒーローは発行上限が決まっており、市場にヒーローがなかなか多く出回らず流動性が少ない事もあり、ビッグウェーブを作るには至ってはいません。
とは言え、MCHCの露出や価格上昇・マイクリエコシステムの認知進むなど様々な要因で、確実に海外ユーザーや国内の新規ユーザーも増えていることは、アクティブユーザーや課金者の推移からも読み取れます。


ーーここからは、上記の公約を達成するために打ち出した施策に関して簡単ですが、まとめていきます。

❶フラッグ戦改善

フラッグ戦はマイクリ内の9つのランド内で行われるランドバトルで選出された代表の「5名」が他のランドの代表と競う、「国の威信をかけたマイクリ最高峰の戦い」です。
前述でもあげましたが、初期の頃はこの仕様で熱く盛り上がりました。
しかしながらマニフェストにも書いたように、この先マイクリがかつて以上の盛り上がりを実現するには、フラッグ戦の改修は必須事項です。

ランド戦の参加者がトップオブトップに集約され過ぎている為、多くのユーザーには注目されず、トップの戦いに対する興味の無さからハイレアリティアセットの需要低下を招いていた問題がありました。
それをもっと大勢が参加できるもの、承認欲求につながるものにする。
ランドバトルに参加する全てのユーザーが注目する、自分も出てみたいという様な改革が急務。

この様な観点から、
・ナイト全員参加のフラッグ戦(各ランド24名選出)
・勝つことにメリットを与えるための報酬「Cp付与」
※Cp=Cryptonium:MCHCを得るために必要なポイント

この2点をメインとして開発を進めていただきました。
現状、勝利報酬(Cp)を付与するところまでは改修済みであり、これにより以前よりはるかにフラッグ戦が注目される様になりました。

残る「ナイト全員参加のフラッグ戦」に関しては、もう間も無くといったところですので、実装を楽しみにしていてください!
(おそらくテストで一度エキシビジョンが入ると思います。)

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❷ヒーローNFTマイニング

マイニングにセットしたヒーローNFTに応じて、Cpを受け取ることができる新コンテンツです。
アカウントにヒーローが多いほどより多くのCpが掘れる仕様になっており、同一アカウントでのプレイングでよりメリットが高くなる様設計しています。
前述したように、報酬の元となるCpの獲得方法にヒーローをマイニングするだけで得られる単純なルートが加わる事で、今までと違う層のユーザーの流入やヒーロー需要向上がメインの目的としております。
また、ヒーローマイニングを計画する過程で、ヒーローの需要が高まる一方で流動性の低下は意識していておりました。これに関しては、マイニングコンテンツのアップデートにより改善していく形となります。
(アトリビュートによるボーナス、エクステバースト)

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※詳細はロードマップをご参照ください。
https://medium.com/mycryptoheroes/road-df24538014ce


上記❶と❷が僕らの活動の中でマイクリを大きく変えた(変わる)ポイントとなり、自信を持ってリリースした形となります。
これからマイクリの向かう先として、「axie infinity様のより入口が開かれるような新規ユーザー向けのコンテンツ」の開発リリースなどが考えられますが、仮にプロデューサー就任前からその様な風潮があったとしても、僕は既存のマイクリコンテンツ(フラッグ戦)の充実化とヒーローマイニングを優先していたと思います。
どんなに新規ユーザーが増えても、一時的にアセット需要が爆発的に高まっても、その先にあるであろう「本流マイクリ」のゲーム性が洗練されず多くの人が面白さを感じないままでは、ブームは一瞬にして過ぎ去ってしまいます。マイニングによるヒーローNFTの価値の底固めも重要な点です。
マイクリがこれから先何年も楽しまれるブロックチェーンゲームとして成長し続けるには、確かな土台を作るべき動いてきた6ヶ月間は重要なものであったと確信しています。

その他、「デュエルログNFT」の発行などに関しては、ユーザーイベントでの優勝者へのトロフィーとして「デュエルログNFT」を送らさせていただきました。https://rarible.com/token/0xd07dc4262bcdbf85190c01c996b4c06a461d2430:641901?tab=owners

先日もNFTの発行がユーザー自らが行える様に「NFT発行方法の説明会」をマイクリ公式Discordのボイスチャットにて開催しました。こちらは、後日YouTubeにアップ予定です。
“記憶だけではなく記録にも残る熱い思い出をNFTに”
そんな思いの元、プロデューサーチームが主体になってムーブメントを起こせた事は大きかったと思います。イベント開催や製作にご協力いただいた方々には感謝致します。
引き続き、より身近にユーザー発行のNFTが感じられる様、活動を進めていきたいと思います。

それ以外も、ランド対抗のデュエルカップとコロシアムで、いつもと違う楽しみ方をユーザーの皆さんに感じていただけたと思います。
諸々改善点なども見つかり、次回開催されるとしたら、より良いイベントになると思います。

各種ブロックチェーンゲームとのコラボに関しては、メインに考えていた「TheSandBox」のリリースがまだ行われておらず、実現には至っていませんが、引き続き集まって下さった有志のみんなと、マイクリの世界を広げられる様に活動していきます。


まとめとなりますが、総合的に自分のやりたかった事、目指していたマイクリの形に大きく近づけたと思います。
“ああしていればもっと良かったかな…”と思う点もいくつかありましたが、自分の出せる最大限の力は尽くせたと思います。

最後になりますが、
半年間と長期に渡ってモチベーションを維持できたのも…
僕を投票で選んでくれたユーザーの皆さん
温かい言葉で応援してくれたコミュニティの皆さん
サポートしてくれたゲーム専務
開発に尽力してくださったエンジニアチームの皆さん
マイクリを遊んでくださる全てのユーザーの皆さん
一緒にプロデューサーをチームとして最後までやり遂げ 僕をさらに奮い立たせてくれたbillionとnitonei
半年間も僕に好きなことをさせてくれた家族
そして マイクリを遊んでくださる全てのユーザーの皆さん

多くの方々の支えがあったから。
本当に ありがとうございました!


これからも、マイクリはより色濃く 世界中の多くのユーザーに愛されるタイトルになるでしょう。

今後とも、My Crypto Heroesをよろしくお願いします!

それでは!
また、マイクリの世界で会いましょう!





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