見出し画像

陰謀論と聖書:後編

こんにちは!
新米クリスチャンのリョウです。

このブログは、全くのノンクリスチャンだったボクが、
クリスチャンとして導かれ、その中で見たもの感じたことなどを
気ままに書き綴っていこうかと思っています。

不定期更新ですので、たまに覗いてみてください。

第二十一回目は、「陰謀論」についての後編です。

前回は、洪水のように情報が溢れる現代において、情報に振り回されないように、見極めるための3つのポイントについてお話しました。

とはいえ、全ての情報について、前編で話したような検証が出来るわけではありません。
むしろそのような検証が出来ないことの方が多いです。

それでは、検証が出来なければそれらは全て嘘なのか?と言われると、そんなことはない筈です。

後編は、情報の正しさを客観的なデータで確認できない時、どのように見るといいか?
第四の視点についてお話し出来ればと思います。

今回も、「ボクはこうしています」という考え方なので、参考にしていただければと思います。

第四の視点:相手の立場になって考える

第四の視点というと、仰々しいですがそんなに難しい話ではありません。
どのような人間関係においても大切な考え方です。

「相手の立場になってものを考えてみる」
こうすることで、見えてくるものがありますよね。

但し注意点がありまして、これはあくまでも【憶測】レベルの検証法なので、この方法で100%、嘘か本当かを検証することは出来ません。
正確に言うと、その情報が嘘かどうかは、高い確率でわかるようになるとは思います。
しかし、正しいかどうかは、良くてせいぜい60%くらい。「確定はしてないけど、あり得るな」というレベルにとどめておいてください。

さて、では具体的にどうするのか?

目の前に出てきたその陰謀論の情報がもし本当なら、その団体(もしくは個人)の“目的は何なのか”を考えてみます。

わかりやすい例で考えてみましょう。

今回は、陰謀論でよく言われる「マクドナルドの肉は牛肉ではなく、ミミズが使われている」という話で考えてみます。こう言った話はボクが小学生の時からありました。懐かしいです。
しかしこの手の話は、情報が調べようがないですよね。本当だとしても、企業が情報を出すわけがないですし。

ちなみにこの陰謀論に関しては、結論から言いますと、そんなことはあり得ないです。

では、なぜありえないかを相手の立場に立って考えてみましょう。

まず、マクドナルドが仮に牛肉を使っていないとしたら、その目的なんでしょうか?
企業である以上、その目的は利益をあげることです。つまり今回の場合で考えるとコストを下げることが目的になる筈です。

仮にマクドナルドの肉はミミズを使用しているという話が本当だとして考えてみます。ミミズを牛肉と偽るくらいですから、味はどんな肉でも牛肉っぽく出来るということなのでしょう。
でも、考えてみてほしいのですが、牛肉よりコストを下げたいのなら、なぜ鶏肉や豚肉を使わないのでしょうか?

どんなものでも牛肉の味に出来るんですよね?そちらの方が簡単な気がするのですが…。

ミミズを使っているとしたら、果たして牛肉よりコストは下がるのでしょうか?

ミミズを肉っぽく加工すると仮定します。
そうすると、まずミミズ牧場があるわけですよね?
そこではミミズを繁殖させるわけですが、牛一頭分のミミズを繁殖させるための餌や空調、土などの環境設備は、果たして普通に牛を育てるより安いのでしょうか?

仮に安いとします。
しかし人が世話をするわけですよね?自動で育てる機械があったとしても、管理者は必要です。餌の補充、空調管理、衛生管理など、やることはたくさんあります。

しかも牛を育てるのと違い、情報を絶対に外に漏らしてはいけない、しかも世界中の人を騙し続けなければならないストレスの多い仕事です。
それはミミズ牧場だけではなく、加工の工場にいる従業員も同じことが言えます。
そうなった時、牛の牧場や牛肉の加工工場にいる人と同じ給料で、一切秘密を漏らさず働いてくれると思いますか?

明らかに人件費が大幅に増加する筈です。

仮に奴隷の様な人たちにやらせているとしても、その奴隷を管理する人はいるわけですから、どんなことがあっても絶対情報を漏らさず、非人道的な仕事を黙ってやってもらうために、奴隷の管理者に対して一体いくら人件費を支払えばいいのでしょうか?

情報がバレたら一瞬で崩壊してしまうようなリスクを抱えて、そのようなことをして得られるコスト削減は、果たしてリスクに見合うだけのコスト削減が可能なのでしょうか?

普通に冷静に考えれば、あり得ないということがわかる筈です。
このように、目的から考えていくと見えてきますね。

「そうじゃない!利益なんか関係ない!人類を削減するためにやっているんだ!」と極端に考えてみたとしても、あれだけの規模の企業が、利益率が悪くリスクのあることを長年継続するのは、不可能です。
そもそも経営が傾きますし、情報は必ず漏れます。
そして、その漏れた情報を揉み消すのに、一体いくらかかるのでしょうか?

しかし、「証拠がある」ときがあります。
よく調べると、証拠ではないのですが、一見すると証拠に見えるのです。

そのような時は前編で話したやり方(情報の出所を確認する)で、検証するのがオススメですが、情報の出所を確認せずとも冷静に考えれば答えがでることも多いです。

マクドナルドの例に戻ります。

ちょっと考えたくない話ですが、ミミズではなく人間の肉が入っている!という陰謀論もあります。
根拠として、「ハンバーガーに銀歯が入っていたという事件があった、だから人肉を使っているんだ!」という話のようです。

ちょっと待ってください。冷静に考えてみましょう。
置き換えて考えるとわかりやすいです。

今までにハンバーガーに牛の歯が混入したというニュースを見たことはあるでしょうか?
鳥のクチバシが唐揚げに入っていた!とかありますか?

…ないですよね?

なぜなら、肉は必ず解体してから加工するからです。
なので、(考えたくもないですが)人肉を使うと言っても、誰かが解体する必要があるわけです。
なので、歯が加工した肉に混入することはあり得ません。
骨ごと加工してると思いますか?
それならどうやってあの肉の食感を出しているのでしょうか?

むしろ歯周病で急に歯が抜けてしまったスタッフが工場内にいる方が、あり得る話です。(歯は、思ったよりポロッと抜けることがあります。もちろん普通の人はそんなことはないですが…)

同じ話で、ケンタッキーの鶏は足が4本あるという話もよく言われるのですが、あり得ません。
何故なら、遺伝子操作をして、4本足の鶏を作れたとしても、その鶏は子孫を残せないからです。ということは、毎回遺伝子操作をして4本足の鶏を作っていることになります。

それなら、普通に産んだほうがはるかに簡単だしコストもかからないと思いませんか?

もっと言うと、ケンタッキーの商品はモモ肉意外にも、胸や手羽なども使いますから、足が倍になったからといって、胸肉や手羽などの数は変わりません。

ですから、秘密を守るために必要な人件費や、遺伝子操作をする研究費を上回る利益は出せません。

このように、ひとつずつ冷静に考えてみると見えてくることもあると思います。

第四の視点は、相手の立場に立って考えてみる
ということですね。

陰謀論で言われている組織は、どんな利益(お金だけではないです)を得ようと思っているのか、その目的から考えると、少し冷静に判断が出来ます。

極端な例だったので、もうひとつだけ例を出します。

前編で、YouTuberの情報は鵜呑みにしていないというような内容を書きました。これもこの視点で考えるとわかりやすいです。

YouTuberの視点に立って考えると、彼らの目的は「再生回数がほしい」というものの筈です。
本当に真実を伝えたいと思って発信しているYouTuberもいるかもしれませんが、もしそうなら投稿されている動画の数は、圧倒的に少ない筈です。

何故なら、そんなに簡単に真実は転がっていないからです。
投稿数が多い、または投稿頻度がそれなりに多い時点で、YouTuberは再生回数がほしい筈です。
※ちなみにこの話は、陰謀論や都市伝説を発信しているYouTuberについての話です。

と言うことは、再生数が稼げそうなネタを選んで投稿している筈で、時には誇張したり、視聴者が冷めてしまうような情報は、敢えて伏せたりするかもしれません。しかも、本当に危険な真実を発信した場合、アカウントが消されてしまうリスクもあります。
あとはポジショントークをする可能性もありますね。つまり、自分の立場に有利な発言しかしないってことですね。

なので、100%全力で真実だけを発信し続けるというのは、現実的に難しいかと思います。
情報の出所が曖昧でも、それっぽくて面白いなら、企画としてとりあげる可能性が充分にあるわけです。
なので、それらの情報はあくまでもエンターテイメントの域を出ないと思っていた方が無難です。

特に都市伝説系YouTuberは、結構聖書を引用します。それを観ると、聖書の記述で、自分に都合のいいところだけを抜き取って説明していることが多いです。(というかボクが過去に観たものは全てそうでした)

したがって、YouTuberが言うことが全て嘘ではないかもしれないけれど、100%鵜呑みにしてはいけないと思った方がいいと思います。

聖書は信頼がおけるのか?

では、聖書はどうなんでしょうか?
信頼が置けるのでしょうか?

ボクは、陰謀論にハマっていて、情報の真偽をを見分けるよう心掛けていたので、聖書を読んでいくうちに聖書がいかに真実の本なのか、確信をもつことが出来ました。

振り返りながら見てみましょう。
ひとつずつ詳しく書くと、終わらないのでざっと見ていきます。

情報を見極める3つのポイントで検証してみる。
その①多角的に見る
→考古学的、科学的に確認していくと、聖書の記載は正しいことがわかる。
また、聖書の預言と歴史を照らし合わせると、いかに聖書が正確かがわかる。

その②数字は一旦疑う
→聖書が約1600年かけて、約40名の様々な職業や身分の記者によって書かれているのにも関わらず、メッセージに一貫性があるのは、聖書の設計者がいないと説明がつかない。
また、1815年~1998年の間だけで推定約3880億冊(国際聖書協会の発表)もの数発行されているのは、聖書に人間を超えた力があるとしか思えない。(ハリーポッターシリーズでも累計約4億部と言われています)

数字を疑うどころか、数字が神様の本だと証明しています。

その③情報の出所を調べる
→考古学と歴史から、聖書が人間の想像で書かれているのではなく、歴史的事実を元に書かれていることがわかる。

第四の視点:相手の立場に立って目的を考える
→神様の救いの計画と愛が、旧約、新約全てにわたって一貫して描かれている。
目的は明確であり、実際にそれにより人生が変化、生まれ変わっていく体験をしている。

※ちなみに、聖書の正確性については、コチラの動画で確認できます。

↓↓↓


長々と語ってしまいましたが、聖書は確かに真実の本です。

世の中には陰謀論や、さまざまな情報はありますが、聖書ほど正確で信頼出来る情報は、ないと思います。

そして聖書には、これから世界がどうなるかが書いてあります。
そしてボクらがその時どうなるかも書いてあります。だからボクは、必要以上に情報に踊らされなくなりました。

何故なら、神様はすでに必要なことは伝えてくださっているからです。

今回は、陰謀論についてお話ししましたが、決して陰謀論を否定しているわけではありません。
ボクは今でも陰謀論者なのだと思います。しかし、聖書を軸に世界を見ると、もっと鮮明に世界のニュースが見えてくると思います。

都合のいいところだけ聖書を引用するのではなく、是非、聖書全体を読みましょう。
ボクも日々聖書研究をしていますが、まだまだわからないことだらけです。一緒に勉強しましょう。

世の中が混乱している今だからこそ、聖書の真理を追い求めていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?