〈次の投稿は、絶対に「お店を始めました！」の記事にする！〉

　それまでは他の人の記事も読まない、自分のホームページも見ない、いっそTwitterも覗かない！

　そう決めて、一切のSNSから逃げてしまった一年と少し前。それまで仲良くしてくれていたnoteとTwitterのお友達にも何も告げずにフェードアウトした。

念願だったハンドメイドのネットショップを2020年内に立ち上げて、すぐに戻ってくるつもりだった。その開店準備のために、数ヶ月休むだけだと。

今思えば、それは間違いだった。ずいぶん自分勝手な理由だ。せめて、「しばらくお休みします」くらいは言っておけば良かったな。心配させてしまった人もいるかもしれない。ごめんなさい。私自身もこんなに休みが長くなるとは思っていなかったの。

お休みの理由は、結果的に開店準備だけではなく、ちょっとだけここで近況報告をさせていただこうと思う。

秋には老人ホームに入所していた義母の具合が悪くなり、入院した。コロナの影響で面会は一切できず、直接声を掛けることも叶わず、他界した。心不全との診断は、結局は老衰なので、96歳での大往生だろう。

亡くなる命もあれば生まれる命もある。妹が二人目の子どもを出産した。私たちきょうだいは既に両親を亡くしているし、妹の旦那さんのお母様の手伝いも期待できないので、私がばあばになって、一ヶ月以上隣の市まで毎日通ってお世話した。

弟が仕事中の事故で大怪我をして、あわや腿から下を切断か！？という状況だったが、13回もの手術を乗り越えて、なんとか切断は免れた。手術の時には家族が病院で待機していなければならず、独身の弟には私しか動ける人がいないので、病院へと週に何度も通ってその度に何時間も拘束される羽目に。退院後も通院のために送迎をした。まだリハビリ中ではあるけれど、今では杖なしで歩けるまでに回復した。

それからうちの長男。仕事の関係で、うちから新幹線と在来線を乗り継ぎ7時間以上もかかるところへ引っ越した。まぁ、心配ではあるけれど、何とかやっていけることを証明してくれている。

これらのことがいっぺんに重なった時には、流石に頭がおかしくなりそうになって、とても他のことをやる余裕がなく、日々の生活でいっぱいいっぱい。

また、リアルのお友達が鬱になってしまってヘルプが来たので、通院のサポートをしたり、私の家を解放して、いつでも来ていいよ、というスタイルにして一緒に料理をしたりお喋りしたり。そんなことでだいぶ立ち直ってきた彼女。今では少しずつ仕事にも行けるようになってきたみたい。サポートができて良かった。

　そんなこんなが段々と落ち着いてきたので、最近やっと開店準備に入ることができるようになった。スタートの内容は当初の予定とは少し違うけれど、これから頑張って充実させていこうと思う。なにぶん初心者なので、わからないことだらけ。ちょっとずつ、ゆっくり進めていこう。

何を置こうかな、こんなのはどうかな？と色々考えるのも楽しい。何より作るのが楽しい。

2、3日前から、Twitterで以前仲良くしてくれていたお友達のをちょっと見てみた。ああ、みんな活躍しているなぁ。ある人は作家に、ある人はライターに、アーティストになっていた。いつの間に。凄いなぁ。自分のことのように嬉しいけれど、成長の時をそばで見る機会を逃してしまったことが、少し悔しくもある。

一年以上も空けてしまったから、きっと向こうは忘れているだろうと思っていたら、そんなことはないよと、見つけて声をかけてくれた。なんて嬉しいことだろう！

個々にご挨拶に伺うことは難しいので、ここで改めて。

「ただいま戻りました。またよろしくお願いします！」

2021.9.3    あづさ

＊　やっとオープンできたお店はこちら

まだまだですが、これから充実させていけたらいいなと思います。

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