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粉雪降る梅雨入り前


いよいよ九州北部にも梅雨が迫ってまいりました。


そこで今日は、洗濯物を干す最後のチャンスということで


朝から洗濯機をフル稼働して、パタパタと干しに干しまくっておりましたが


最初の洗濯で初歩的なミスを犯してしまった。


ティッシュ in ポケッツ


お陰様で、パタパタとするたびに季節外れの


「こな~ゆき~(レミオロメン風)」が


舞うはめに。


その時、ハッと思い出したどうでもいい思い出。


中学二年生のころ、僕が昼ご飯を食べていた時。同じギター教室に通っていた友達に声をかけられた。

「ねぇ、レミオロメンのさ、粉雪のバンドスコア持ってたよね。貸してくんない?コピーして返すから。あと、変わりに~~のスコアコピーしてあげるから」

みたいなことを言われて、僕は次の日粉雪のバンドスコアをもって行った。

その時「どっかで弾くの?」と聞いたら。

「ああ、(その当時組んでいた同級生バンド)でコピーしよっかなって思って」

「へ~かっこいい、頑張って。」

と言ってその会話は終わり、数日後に粉雪と今はもう記憶にないスコアのコピーを貰った。

けど、一抹の寂しがぬぐえない。

それは・・・



俺もギター弾けるんだけど



俺もバンド入りたいんだけど



なぜ言えなかったか。それは単純に僕が

「バンドに入れていいタイプの人間」

ではなかったから。


その当時はなかったけど、今で言うスクールカーストの中で下の方だった僕が、バンドというイケてる人間がやるものに入れるはずもなく、ギタースクールの先生の前か、家の中で誰に向けるでもなく披露する以外に演奏する場所もなく、それでも地道に15年間練習した結果



一曲もコピーできなかった


いやガチで


向いてない人間ってこうなのよ


だから今思えば、言わなくて正解だったのかな。スクールカーストもいろいろ言われるけど身の程を知るのに大事なのかも。


「こな~ゆき~ねぇ、心まで白く染められたなら」


って歌詞が身に染みる、梅雨入り前でした。


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