自己啓発本を読んだ自分との向き合い方

この文章は個人的な考えのメモである。
私が感じた自己啓発本を読んだことによる自己の意識ついて、公共の目があるnoteに面白おかしく書き記したいと思った。
これを見て、ああこんな考え方があるのか、やってみようかしらというように思ってくれたら嬉しい。

まず、私はそこそこの本好きであることを公言したい。読むのは漫画が多めだが、名著と呼ばれる小説にハマった時期があったり、はたまた哲学に興味を持って入門書を読んだり(寝れなくなったので少し距離を置いている)と、広いジャンルの本を読みふけっている。

ちょうど2年前くらいだっただろうか、私は所謂、うつ病に似た症状を持っていた。

軽度なものだが、物事への興味が失われ、何をしていても疲れる。自分に自信がない為、喋るだけでも常に緊張状態、疲れが取れず、生きていることになんの魅力も感じなかった。

きっかけは、環境だったと思う。
生まれ育った街を離れて、一人の知り合いもいない町に住み始めたこと。田舎町出身だった私は外の世界を知らなさ過ぎたのだ。それに加えて人間関係の悪化、元々あった自信も徐々に失われていき、自分が何をしても間違っているような錯覚に陥っていた。
その当時、私は自己啓発本をよく読んだ。今の不甲斐ない自分を変えたかったのだ。「自分を変える」だとか、そういった踊り文句に食いついては読み、実行してみようと意地になっては続かず、結局自信がつかないという状態が長く続いた。

では、なぜ自己啓発本を読んでも変わらなかったのだろうか。少し原因を掘り下げていきたい。

意識への刷り込みが足りなかった。
→一回読んだだけでは身につかなかったのではないか?
そういった風に考えたこともあったが、これは見当違いであった。例え何度読んだとて、行動が変わることはなかった。

行動に起こさなかった
→これもまた、根本的な原因ではない。実際に書いてあることを何回か行動に起こしたが、自分の意識が変わっていく傾向が見えず、結局やめてしまった。

以上の点を踏まえて今の私が考えうる原因を書こう。

自分に対して厳しかったから

これに尽きると思う。
意識への刷り込みが出来なかった理由、それは、やることを徹底し過ぎた為と言える。誰だって初めての実行はうまくいかないものであるはずだ。出来たらラッキーくらいでちょうどいいのに、出来なくては変われないという意識が、簡単なことすら実行できないなら変われない。という帰結に至ってしまったからではないだろうか。
一つ、過去の私に言っておきたいことがある。
「簡単なことだと思ってる時ほど、人はできないもんだ」

行動に移さなかったということに関しても、自分に対して厳しかったからという原因が当てはまる。読んでいてお気づきかもしれないが、私は行動を起こさなかったわけではない。
変われなかった=行動に移せなかったという認識が根付いていたからこの思考に至ったのである。
めんどくさい思考だと今は思う。そもそも、この当時の私は変わる=誰かから認められるという固定概念があった。だから自分自身で行動したとしても、変われなかったという思考に至るのは当然のことだった。

自信がなくて自己啓発本を読んだのに、行動に移してまた自信を失くしてしまう。完全にデットロック状態である。

ここからは、今の私が過去の私に言えることをつらつらと述べていきたいと思う。

自己啓発本で劣等感を抱かないで

自分はダメだと思いながら読むこと自体がおかしな話だったと思う。そもそも自分がダメであるという事柄自体がこの世に存在しない。自分の意識の中でしかなく、その他、他人の意識にもそんな固定概念は存在しない。思われていることはあるが、一時的なものに過ぎない。ずっと誰かが自分のことを考えているなんてのは錯覚である。そんな暇な人がいるなら時間を分けていただきたい。

まず、自分に優しくしてあげて

ストイックなのがダメというわけではない。自分を嫌いになるのが良くないことだと言いたい。出来なかった自分を許してあげて欲しい。そしてドンマイと肩を叩いてまた立ち上がらせてあげればいいのだ。

とうとうと書いてきた。完全に私的な日記のようなものでお恥ずかしい。最後に自己啓発本を読んだ自分との向き合い方を書き記しておきたいと思う。

些細なことでもいいから意識して行動に起こす

ここで大事なのはそれによって自分がどう変われたのか、などではない。行動に移したという結果が大事である。
意識して実行をしたというだけで、前の自分よりも進んでいると思った方がいい。何故か、それが自分の自信へとつながっていくからである。

変われないことを人のせいにも自分のせいにもしない

変わるという結果を他人からの評価で判断すると、変われないという結果になる。他人からの評価がすぐにコロッと変わるなんてことは非常に少ないパターンである。
また、自分のせいにしても変わることはほとんどない。
じゃあ誰のせいにすればいいのか、否、本来変われないということは誰のせいにも出来ないほど様々な要因が重なっており、掘り下げていってもキリがない。
誰のせいでもないのなら、感情的にはならず、自分の置かれている状況を端的に見て行動をしていけばよかろうなのだ。

変われりゃ万々歳

人間、次の日に別の人格になれるなんてことはないだろう。何をしていても基本、自分は自分なのだから。
小さなことからコツコツと、数nmの細胞が細胞分裂によって変わっていくように、微量な変化を続けることによって人は変わっていくのだと思う。

長々と語ってきたが、自己啓発本を読んだ自分と向き合う方法は以上である。
これからも少しづつ私の思考は変わっていくだろうから、ここに書かれていることに反発するようになるかもしれない。
ここまで付き合っていただいた方に、何かしら貢献できたら嬉しい。
気楽に行こう。命は大事に。

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