雨に降られて、5月

体育祭も終わり、6月末の試験に向けて再び脳みそを動かさないといけないことに憂鬱を覚えながら、青春の思い出を生み出すことに特化した特異な体育祭の教育的意義を考える暇もなく6月が始まった。


今日は県内の下位チームとの県リーグ。
ベンチに座る監督は恩師である。この4月からの私の人生を決めた人でもあり(おそらく、そしてこれからも)、高校時代の私の人生を握っていた人でもある。そう考えるとやっぱり不思議なものである。
そんな縁があることをまだ知らないマネージャーが2人が並んでピッチを眺める写真を後ろから撮っていた。その写真を見ると、感慨深いものがある。

いつもは『〇〇!』と苗字で呼ぶくせに、今日は『〇〇先生』と呼んで来たかと思えば、『ハーフタイムにどういうコーチングをするか考えてて。ボードも使って。』これは試されている、と思い、メモを取りながらゲームを観る。ところどころアドバイスをくれる。

ハーフタイムには、ボランチが縦関係を作って深さをとること、ワイドに開いた選手が作ったスペースに飛び込むこと、そのサポートでブロックを形成しながら押し込むこと、を伝えた。

多分、外してはなかったんだろう。その後に続いて「先生がいうように」と言って抑えてくれたから。

ゲームは前半に大差がついていたので、メンバーも入れ替えたので、コーチングは戦術的な効果を発揮することはなかった。

帰りに生徒を解散させてから、靴のサイズを聞かれて答えると、お下がりのミズノのシューズをもらった。ユニフォームがミズノなので公式戦はミズノで全身揃えようと思っていたが、ミズノのシューズだけはまだ揃えていなかった。

きっと今日のコーチングのテストは「可」だったんだろう、と思うことにする。

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