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【挑戦】自分の小説をYouTubeでアニメ化公開してみた話

※目安:約4100文字

してみた、というとちょっと軽いけど
ひとつやりたいことを実現できたという
「怖いけどなんとか挑戦しきった」お話です。
ご興味を持って頂けたら
ぜひ最後までお付き合いくださると嬉しいです。

連続アニメ小説「日向荘の人々〜出会い編」

2022年12月
ちょうど今から1年前ころ
唐突に始まっていきなり終わる読切短編
『変身まじかるビフォーアフターTV』
をnoteへ投稿しました。

それを原型に2023年は
一階層上へ『日向荘の人々』というタイトルをつけて
色々実験的に展開していたり
短編小説集として連載を始めたりしていたのですが
その中で
「アニメ風なものをちゃんと作ってみたい」
と思ったのが2023年8月下旬。
連続アニメ小説、構想の誕生でした。

今まで自己完結型の作業が多かったので

原作は自分。
キャラクターのセリフ部分を抜き出した原稿を
脚本と呼ぶのならば
脚本も自分。
キャラクターの作画や背景も下手なりに描いているので
作画も自分。
大掛かりなPCソフトを使用していないにしても
動画編集アプリでアニメ風な何かを作っているので
動画制作も自分。

ということで
元々ひとり作業ばかりしていた自分としては
なんとなく動画制作の作業を
スタートさせることはできたのですが
どうしても自己完結できない部分がありました。

まぁ、最初から気づいてはいたのですが
たったひとつ自己完結できない部分。

どうしたら実現できるのか
一番頭を悩ませていた部分。

そう

誰が声の演技をするのか

……頼むしかない。


ココナラを探す

声の演技といえば声優さん
ココナラやランサーズ等を探したら
フリーの声優さんと繋がるかもしれない(←安直)
と、ざっと見回してみても
普段使い慣れていない画面というのもあるのか
全く(上手く)探せない

それと、元々コミュニケーションが苦手なだけあって
仮に探せたとしても
どうコンタクトを取ったら良いのか
考えただけで心拍数が上がってしまう

しかも
登場人物は5人だから
少なくとも5名の声優さんに
声をかけないといけないのかもしれない……

自分の能力の欠如に
少々気落ちしていたのですが
そんな中素晴らしいワードが目に飛び込んできました

「キャスティング丸投げ可」

なんと原稿や企画資料等をお渡しするだけで
キャスティングをしていただき
更にオファーから音声整音までして
納品いただけるという
ディレクターの方のページでした。
(実はこの方も声優さんとしてかなり実績のある方
 というのは後ほど知りました)

コミュニケーションの不安を抱える自分としては
このディレクターさんと
頑張ってコミュニケーションが取れたら
5名の声優さんたちにオファーをしていただける!
……という、藁をもすがる思いで
オドオドとコンタクトを取らせていただいたのです。

素晴らしい結末

その結果
・音声原稿の書き方
・音声データの管理方法のポイント
などを含めた
様々な助言をいただき、状況や原稿を整え
最初のコンタクトから約一ヶ月後に
依頼が完了

その約一ヶ月後には
素晴らしい声と演技による
日向荘の人々の
音声データが到着しました!

依頼の時点で
声のイメージや方向性の希望等
お伝えすることは可能なのですが
そのあたりは全然イメージが固まっていなかったので
むしろプロの方の采配で配役をお願いします
と伝えていました。

それが!

さすがというかなんというか
すでに動画を見ていただいた方は
納得だと思うのですが

・素晴らしい配役
・素晴らしい声
・素晴らしい演技

音声データを
はじめて耳にした瞬間
すげーっ!とぶっ飛んだほどです。

ある程度以上のコミュニケーション能力があり
ココナラなどのサイトや
XなどのSNS等で
フリーの声優さんと直接コンタクトが取れる方は
問題ないかもしれませんが

残念な陰キャの代表みたいな
梅本のような企画者さんが
いらっしゃったら(←一緒にしてすみません)
ディレクションサービスというのは
とてもおすすめです。

心拍数100bpm超え

以前にもnoteで記事にしたのですが
声優さんの音声データをいただき
お名前やSNSなどの情報もいただき
Xの『日向荘の人々』アカウントにて
発表させていただいた時
弱小発信をしている自分としては
それはそれは
今まで体験したことのない感じの反応をいただき
しばらく心拍数が爆上がりしていました(←小心者)

その時の様子はこちら↓

いよいよ公開初日(と、その前夜)

バタバタとした製作期間を経て
緊張と共に動画製作を終え
いよいよ公開初日という日の前夜

ある声優さんからDMをいただき
その話の中で
「プレミア公開はしないんですか」
というご提案をいただきました。

ぷ、プレミア公開!?
と一瞬動揺しましたが
選択肢の一つとして考えている方が
いらっしゃるという事実を知ることができ
ちょっとそれは頭の片隅に置きつつ
「初日は通常公開します」
「それ以降のプレミア公開はちょっと考えてみます」
とお返事しました。

ちなみに公開初日も
めちゃくちゃ心拍数が上がり
編集で見慣れていたはずの動画本編も
何か違うものを見ているような感覚になり
何より
見てくださっている方が
ちゃんと楽しんでくださっているか
動揺&心配しながらの公開時間となりました。

そしてプレミア公開は……?

まず、YouTubeプレミア公開とは何ぞや
といいますと
通常のように完成動画を予約投稿するのですが
その公開時に
同時視聴をしてくださっている視聴者の方々と
チャット欄でコメント交流ができる

というものです。

つまり、リアタイで同時視聴をしてくださり
更にはチャットで書き込んでくださる方が
いらっしゃらないと成立しないものなのです。

え、怖くないですか???

でも
「プレミア公開はしないんですか」
と提案してくださった方がいるという点では
(しかも出演し、既に内容を知っている方だし)
挑戦してみても良いのかもしれない。
……ほんの数日間なのですが
そんな感じで結構悩みました。

既に公開した動画へ
コメントや高評価をしてくださる方も
ありがたいことにたくさんいらっしゃるので

挑戦してみよう!

と決断し(大げさだけど、本当そのくらいの意気込み)
出会い編の最終章のみにはなりましたが
プレミア公開をいたしました。

本当に皆さまありがとうございます!

結局自分が公開画面に入ると
既にチャット欄は
視聴者さんが楽しく交流(挨拶など)されていて
その後動画がスタートすると
それまで怖がっていたのが嘘のように
みなさんコメントしてくださいました。

は、反応が早い!
文字入力早い!
動画初視聴しながらなのにスゴイ!

視聴者さんたちの能力に打ちのめされつつ
ドキドキのプレミア公開タイムは過ぎていきました。

みなさん本当にどうもありがとうございます!

そして何より
この企画が実現するための
一番大きな力となってくださった
Studio Win-ch の石滝涼さん
この場で再度お礼申し上げます。

せっかくですのでクレジット掲載🙌いたします

▫️キャスト
102(上田中真)焔屋稀丹さん SNS
たくあん(鳥海拓人)韮山蒼太さん SNS
メガネ(大井崇)Neguさん SNS
キツネ(金森友太)成林ジンさん SNS
ござる(河上翔)控田まりおさん SNS
女声キャラクター EA011さん (発信なし)

▫️キャスティング協力・音声監修
Studio Win-ch 石滝涼さん SNS , ホームページ

▫️劇伴提供/⚠️フリー音源ではありませんので転載はお控え下さいませ
鍬形電池さん YouTube

▫️その他フリー素材サイトさま
(詳細は動画概要欄にてご紹介させて頂いております)

お力を貸してくださった方々に心から感謝です!

ついでに
連載アニメ小説『日向荘の人々〜出会い編』
動画本編はこちら
で全てご覧いただけます

今後の日向荘

今後も小説の隔週連載はしていく予定です。
(もしかすると間隔は変更する可能性があるかもしれない)
動画もひとまず日常編の数話は
原稿ができているので
2024年に公開いたします。

が、あくまで個人製作ということもあり
独自ペースになってしまうことを最初にお詫びし
更に、製作費もかかるものなので
何とかYouTubeも収益化を目指したり
書籍の販売等に繋げつつ
その収益で製作を続けていけたら良いなと
思っております。

現在はジブンリテラシー内の売上等を
初期費用として製作費に充てていますが
チャンネル収益化の実現状況によっては
続けることは難しいかなぁという
……少々メタいお話にはなってしまうのですが
そんな感じであります。

とはいえ
個人的に楽しいと思える事をしていきたいので
いろいろやりたいことはやっていこうと思います。

1.シナリオアイズ版

完全に自分の好みというか趣味なんですが
「日向荘の人々〜出会い編」の
シナリオアイズ版のペーパーバックを
作ってみたいと思っています。

今回声優さんへお渡しした原稿は
あくまで「原稿」という感じで
セリフと最小限のト書きのみの物なのです。
それであれだけの演技をしていただけたのは
感激モノなのですが

その完成した動画を
ちゃんと台本風に書き起こしたいという
単なる趣味の産物です。
(だから書き起こしというニュアンスで
 シナリオアイズ版、というわけです)

上演用に販売されている脚本などどは目的が違い
・まず自分が楽しい用に
・それから、関連グッズ的なエンタメ性のある読み物として
・あえて「台本」という現物にしたいのでペーパーバックで
みたいなイメージで作っていきたいと思っています。

ご興味持っていただけましたら
お手に取っていただけると嬉しいのですが
あくまで自分が楽しい用が第一なので
強要はいたしません😌

2.変身まじかるビフォーアフターTV

あとは、結果的に「日向荘の第一話」となった
変身まじかるビフォーアフターTVを
何とか動画にしてみるところまでやってみたいな
という願望です。

漫画版で「もう二度と漫画風なやつは描かない」
と心折れた際にも使ったエピソードではあるのですが
何となく全ての始まり的な
そんなに強くはないですがそれなりに思い入れのある
エピソードなので
できたら動画にしてみたいです。

などなど
やりたい事リストは溜まっておりますので
活動はいろいろしていくと思います。
今後も時々思い出していただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとう
ではではまたまた

梅本龍

最後まで読んでいただきありがとうございます!