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気付けば12年も経っていました

今日は私の母の命日です。

昼間の、比較的 暖かい時間帯にお墓参りに行ってきました。
亡くなった日、こんなに寒かったかな?
12年経ったせいか記憶が曖昧です。

母は金柑が大好きで、袋にたくさん入ったお買い得品を買ってきては、私とシェアしていました。

2/3くらいをシロップ煮に、
残りは、鍋の番をしつつ、2人で金柑をかじりながら世間話、が毎年のお決まりのコースでした。

子供の頃は、甘いシロップを出されては、金柑は咳の薬にもなるから…と聞かされていました。
こんな美味しい薬なら咳が出るのも悪くない、なんて子供心に考えていたような気がします。

ん?元々は、母は呼吸器の弱い子供のために金柑を買うようになったのでは?
いつの間にやら、自分が金柑好きになっていたのでは?

今となっては分かりませんが(笑)

そんな経緯もあり、亡くなった時には金柑もお供えしました。

これまでの命日には、父や兄の好物のお饅頭をお供えにしていましたが(もちろん、母も好きでした)その2人も向こうに行ってしまったので、
今年は、私と我が子が食べたかった月餅をお供えしています。

実は、久しぶりに金柑を、と探したんですが何故か見当たらなかったんですよ。
いや、なんか他県産の高級そうなパック入りの…予算オーバーなのに少量なものなら…えぇ、それなら見つかりました。

母、貧乏な娘でゴメン!

そういえば、我が子は私も金柑が好きなんだってことを知りませんでした。

「金柑買った後どうするの?
 お母さん食べるの?困らない?」

母が認知症になって以降、あの季節の母娘イベントも終了。
私もなんとなぁーく金柑を買う気になれず、私が金柑を食べてるところを我が子は見たことなかったって訳です。

なるほど

金柑と無花果は母とシェアするものだ、
という観念が私の中に根付いてしまっているのかもしれません(無花果は私がコンポートにしていました)

私だって好きなんだから、これからは気にせず好きに食べよう。そうしよう。

お手頃価格のを見付けたら(←ここ大事)シロップ煮を作ろう。そうしよう。

余談ですが、
母のお葬式の時、金柑と対になる位置に、何故か兄がミニトマトを配置。
理由を尋ねてみたら、

「なんとなく、見た感じのバランスが
 いい気がしたから。小さい丸で」

これ見た事情を知らない人達は皆んな、
母がミニトマトも大好物だったと勘違いするんじゃなかろうか?
と困惑した私なのでありました。

あ、母、ミニトマトも好きでしたよ。
人並みに…

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