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写真と料理が似ていると思う理由

よく写真と料理は似ている部分があるとか、
料理が得意な人は写真もうまいとか、
そんな話が私の周りである。
で、どこがどう似ているのかを今日は書いてみたい。

例えば「目の前の風景を好きなように撮ってください」は
「卵を使って好きなように料理を作ってください」に
似ていると思う。

卵を使って好きなように料理を作ってください
と言われたらどうしますか。
卵を使った料理、何が好きですか。
(卵ニガテな人は違う食材で考えてみてね)
ちなみに私は、卵焼きにネギを入れるのが好きです。
いろんなものが作れると思います。
親子丼。目玉焼き。卵かけ御飯。
パンケーキ。ゆで卵。

仮に親子丼を作ると決めたのなら、
具材は何にしますか?
どのくらいのしょっぱさにしますか?
卵は何個使いますか?
卵はキッチリ火を通しますか?半熟っぽくしますか?
と、微調整するところがたくさん。
最終的に出来上がったものが
美味しいと思う人もいれば
口に合わない人もいる。
でも好きな人が心を込めて作ってくれたのが
わかると美味しい。
料理ってそんなもんですよね。

その感じ、その感じです!!!
それが写真と全く一緒なのです。

要するに、
「目の前の風景を好きなように撮ってください」
は、「卵を使って好きなように料理を作ってください」
くらい、選択肢が多く、
こうしなければいけないという唯一の答えはなく、
自由度の高いもので、個人的趣味嗜好が
色濃く出るものなんだと。
そういうことです。

料理だったら色々思いつくけど
写真のことになると急に「えー、わかんない。どうしよう」
ってなっちゃう人が多い気がします。
じゃあなぜか。
それは、「日常的に見る写真をぼんやりしか見てないから」だと思います。

料理は普段いろんなもの食べたり、人によっては作ることもあるから
身近な存在。だからアイディアが出やすい。
でも、写真って意識して見ていない限り、
日常で出会う様々な写真に対して「おー、この撮り方好き。」とか
「これはなんとなくダサい」とか、
そういう目で見てないからだと思います。

だから写真になると、卵料理で言うところの、「親子丼。目玉焼き。卵かけ御飯。パンケーキ。ゆで卵。・・・」みたいな
「アイディアリスト」が出てこない。
料理を知らなかったら、どんな料理作って
いいかわからないのは当然です。
写真は料理みたいにわかりやすい名前はついてなくて
「こんな雰囲気」でしかないけど、
アイディアを知っているか知っていないかの差って
かなり大きいなと。
講座をしていて気付きました。

そう、なので、写真が上手くなりたければ
毎日出会う写真を注意してみる。
好きな写真を集めて、研究してみる。
そうやって「写真を撮るときのアイディアリスト」を
自分なりに作っていくと、良いのかもしれない、
な〜んて思いました。



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