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【さようなら】WealthNavi  ~人に会い、語り、学び、行動する投資へ~

昨年1月から、WealthNavi for AEON CARDでの積立投資を、ウェルスナビの株式も保有しながら試行した。

1年経過し、試行の目的を達成したので、WealthNaviを卒業することにした。卒業は、早すぎる?かもしれない。でも、もうWealthNaviから得られることはないと判断した。

既に、WealthNavi for AEON CARDの解約と、ウェルスナビの全保有株式の売却を終えたので、個人的な視点だが、良かった点と悪かった点を整理し、WealthNaviのYouTube動画でよく見かける、

「3年間運用しました。成績はよいけれど手数料が高いので全売却しました!」

ではない、試行で得た知見を『さようなら編』として整理した。




■WealthNaviの特徴


試行の総括の前に、WealthNaviの特徴を自分なりにまとめておきたい。

・ラップ口座数No1

WealthNaviは、預かり資産1兆円を超え、日本のロボアドでは文句なしのトップサービスだ。提供しているウェルスナビ社は、日本唯一のラップ専業上場企業でもある。

WealthNaviは、ETFラップに分類され、ファンドラップに含めず集計されることがあるが、対面のファンドラップも含めたラップ口座数では、既に断トツ1位だ。ただ預かり資産では、対面大手証券では、3兆円を大きく超えているので、規模的にはまだ小さい。

パフォーマンスは、近年の円安の恩恵を受けて良い。金融庁のロボアドの集計レポートでは、トップレベルだ。ただし、金融庁の共通KPIである『ファンドラップの運用損益別顧客比率』は、残念ながら未公開だ。

このNo1マーケティングが曲者で、他のロボアドでは、ある一定期間のユーザー数の増加No1だとか、WealthNaviが含まれていない金融庁のレポートを使用して、パフォーマンスNo1だとかアピールする会社がある。ほんとうに金融業界は品位がないとつくづく思う。

・新NISA積立枠対応

現在、新NISAの積立枠対応している唯一のロボアドだ。社員の半数近くがエンジニアで、シンプルなシステムを構築しているので、法改正にも素早く対応できる。

新NISAの積立枠に対応することで、0.6%台のフィーを実現した。あまり言及されていないが、フィーは費用計上できる為、非NISA口座であれば、譲渡益を使い、0.8%台のフィー負担にすることも可能だ。

両枠対応することで、積立投資で、枠を意識しないで済む。ただし、NISA口座は、WealthNaviに占有されてしまうところが残念だ。

WealthNaviは投資銘柄が少なく、売買も少なめなので、先行してNISA対応できている。楽天との提携が昨年発表されたが、WealthNaviのロジックを組み込んだ投資信託であれば、NISA口座を専有しないハズだ。ただフィーをどう設定するか難しいだろう。

AIで予測し、臨機応変にポートフォリオを変えるロボアドがある。多くの売買が月次で発生するので、NISAの年間枠を消費してしまう仕様なので、NISA対応できていない。そのロボアドも投資信託への組込みを計画しているらしい。今後の動向が楽しみだ。

・セミナーで気軽に学べる

頻繁に事前申込み不要のオンラインセミナーを実施しており、疑問があれば直接質問して、即座に回答を得られる。同じコンテンツを繰り返し開催しているので、復習にもなるし、他の参加者の質問も参考になることが多い。ウェルスナビ側も直接対話できる非常に良い機会なのだと思う。

・販売チャネルのバランスが悪い

WealthNaviは、直販も含めて販売チャネルが多い。対面サービスを付与しているチャネルもある。
この施策は、口座数を拡大する戦略としては良い施策だったと思う。でも統一性のないチャネルが、かえって成長を止めると思う。

チャネルごとサービスが異なる。クレジットカード積立は、ポイント還元0.5%のイオンカード関連のチャネルのみだ。フィーの長期契約割引は直販のみだ。キックバック式チャネル拡大戦略での成長は、バランスが悪く、もう限界ではないかと思う。


■WealthNaviの成績


私の1年間の成績は、

月5万のイオンカードによる少額の積立投資だったので、大きな成果はない。試行結果として、WealthNaviのパフォーマンス(リスク許容度5)は約6%増だった。為替が再度150円に一時戻ったので、ほぼ為替差益だと思う。金が上昇したので、分散効果も実感できた。

持ち味は軽く、ドル定期預金的な感覚で保有できた。ETFラップなので、売却も、すぐできる。元々、試行をすることには迷いがあったが、実際に経験してよかった。

一方、ウェルスナビの株式の方は、値動きが激しく、ダラダラ下落したのでナンピン買いした。将来性に自信が持てなくなり、株価が上がったタイミングで全売却し、20%程度の益を得た。業績に関係しない値動きに耐えられなかった。

WealthNavi for AEON CARDを開始した背景は、以下の記事で投稿している。もともと感じていた違和感のようなものが、結果的に解消できなかった。


既に、WealthNaviの試行の主な目的の2点を達成した。

・AEON CARD積立で、イオンカードのランクを上げる。
・WealthNaviの試行で、研究中のラップ口座への知見を高める。


あくまで個人的な視点で、

WealthNaviの試行で得た知見を、良い点と悪い点に分けて整理する。

■WealthNaviの良い点

●売買がしやすい

売買はリアルタイムではない。でも、協定世界時16時(日本時間午前1時)の為替レートを適用し売買できる。実際には、ETFの売却と同時に円貨への振替はしていないようだが、直近の為替を意識してタイミングを計らって売買できる仕様は、為替の動きが激しい昨今、投資信託よりわかりやすい。

●新NISAでのポートフォリオ運用の参考になる

WealthNaviは、両枠対応だ。よって、ポートフォリオとして有利な配分を考慮した上で、なるべく積立枠、成長枠の資産を有効活用するように売買する。

それを自動計算でやってくれるので楽ちんだ。でも動きが複雑なので、セミナーで質問が飛びかってしまう。NISA制度の枠や銘柄制約なんて、なければいいのにとつくづく思う。

WealthNaviのおまかせNISAで、制度上の冗長的な積立枠、成長枠の枠を無視できるようにはなる。

但し、それは丸投げでいいと考える人だけだ。

ロジック的に、以下の優先度で売買される。
・ポートフォリオの配分を最優先
・NISAの積立枠の資金
・NISAの成長枠の資金

旧おまかせNISAでのWealthNaviの売却事例があった。

この仕様上の動きは、理解しておくべきだろう。


単純な話だが、以下のような錯覚(⁉)が出ても仕方がない。

答えはNoだ。

新「おまかせNISA」では、最初に240万円を一括投資し、毎月10万円ずつ積立投資をすれば、ちょうど360万円の入金で新NISAの年間非課税枠(360万円)をフル活用できますか?

詳細の解説は以下に記載がある。

こんな状況を見て心の底から思うが、

いったい誰が、枠制約の恩恵をうけるのだろうか?

どうしても金融庁が枠にこだわりたいのなら、個人の選択制にして欲しかった。WealthNaviも新NISAに浮かれるのではなく、金融庁と正面から戦って欲しい。枠なんていらない。無駄すぎる。

金融機関は、神制度と浮かれる前に、金融工学と行動経済学から、枠の有効性を検証して欲しい。

●NISA対応ロボアドの手本になる

ON COMPASSは、今年春頃のNISA対応を予定している。最近、THEOもNISA対応宣言した。でも両社とも成長枠だけを使用し、NISA口座を占有しない仕様でリリースされると思う。他の売買とどのように枠の上限を分け合うか楽しみだ。

NISA口座でファンドラップのメリットを出せるのだろうか?

たとえば、THEOが、リバランスや銘柄入替の売買をしたかったとする。でも成長枠の余りがない場合、特定口座で買うのだろう。年が変わり、成長枠の余りがでたら、自動で成長枠での買い直しをするのだろうか?

この例だけでも、ロボアドでのNISA口座活用は難しいと思う。無駄すぎて考える気力も出ないけれど。。。

WealthNaviがロボアドのNISA口座活用の手本となる。

NISA口座を占有するWealthNaviの仕様が正解である気がするが、マネックスとお金のデザインの実装方法が楽しみだ。


■WealthNaviの悪い点

●CEOに共感できない


CEOとの相性が改善しないことが、主な離脱理由だ。個人的な相性なので、どうしようもない。1度、生でお会いしたかったが、ご縁がなかったということだろう。

また株主としても、NISA開始前にもっと強力にプロモーションして欲しかった。WealthNaviのアンケート等で数回提言したが、徹底して東京でしか対面セミナーを開かない姿勢に納得できなかった。

最近出版された本も、基礎を大切にするまじめさは感じれたものの、日米格差10倍の創業ブランドストーリーを再度繰り返すので、まったく共感できない。


この私の感覚は、極端にマイナスに振れているので、おそらく私は何かを見落としているのだとは思う。ただ今は違和感しかない。いつか腹落ちしたいが、根本的な部分なので、継続は無理だ。

金融資産の日米格差10倍あって何が問題なのかと?

関西人は、落ちない話は苦手だ。

1/10側は、何の問題があったのか?生活に必要な資産は、高金利時代の貯蓄だけで確保できたのではないか?10倍側の余剰資産は、何に有効活用されたのか?また、その余剰資産があることで、何が良かったのか?

金融資産の日米格差10倍あり、日本のご両親は生活に困った。或いは、ご両親が貯金に回したお金を金融機関がリスクをとらず貸し渋り、社会で有効活用されなかった。それが日本の失われた30年の本質であり、親世代は自ら投資し、金融資産を社会へ循環させるべきだった。

のような話なら分かる。根本的に何を言いたいのかがわからない。

ご自身の日本の親世代にも、WealthNaviのようなサービスがあれば、大差は発生しなかったとでも言いたいのだろうか?過去、円高で70円台に一時期振れたので、同じ仕組みでは、為替リスクが大きかっただろう。

さらに、約20年以上前から日本でも日本版401Kがある。

10倍の差の根本原因は、日本版401K、NISAなどの政府の制度設計の問題ではないのか?それなら、ロボアドを海外のマネをして作るのではなく、もういちど、公務員に戻られて、制度設計改革をするのが先ではないのか?

日本版401KからiDeCoに移管する場合、一旦現金化する必要がある。またiDeCoも受給する時には、現金化される。そうなると、現金化するタイミングが難しくなるし、投資から現金に逆流する。

書籍でのコラムの内容も、表面的な内容ばかり。iDeCoはパンフレットレベルの解説だった。これでは浅い経験、知識しかないような誤解を受けると思う。

新しいNISA投資の思考法、まったく新しくない。相続や課税口座、iDeCoの考え方も変わるハズ。

視界が狭く、現状では疑問しかない。

●ポートフォリオが好みではない

WealthNaviの分散度が物足らない。100万円程度なら気にならないが、NISA枠を使い切るとしたら、銘柄が不満だ。

THEOは、日本株(EWJ)へも個別投資しながら、インド株(EPI)、メキシコ株(EEW)にも機動的に投資をする。自分では投資しないと思われるメキシコ株などを個別に組み込んでくれるところに好感が持てる。

また金以外にも、エネルギー関連(IXC)などのオルタナティブへも投資してくれる。2022年の難しい市場の中で、オルタナティブへの分散投資効果を実感できた。ロボアドを長期的に使用するなら、自分自身での投資が難しいオルタナティブ資産は重視したい。

これは好みの問題だろう。


●コラムに共感できない

コラムに違和感がある。短絡的な内容が多い。投資経験がなくても、読者はバカじゃないと思う。

たとえば、このコラム。

株式と債券の関係だが、2022年は、相関関係なく同時に30%下落した。為替ヘッジ機能を持たないWealthNaviは、円安で顕著化しなかっただけだ。

年齢によって「最適」は変わるのではなく、人により「最適」は変わる。小さな文字の注記に補足はされているが、主張が短絡しすぎると思う。

CEOのキャリアに関する記事も読んだが、このコラムのスタンスは、おそらくCEOの40代半ばの年齢が影響していると思う。


40代半ばでは、高齢期のポートフォリオを想像できていないように見える。上場企業として、社外取締役が、こんなレベルのコラムをチェックできないことが不思議だ。

高齢期のポートフォリオは、百花繚乱だ。単純に低リスク資産の割合を高めることを推奨する意味が分からない。

充分な金融資産があれば、NISA枠での投資は株式中心とし、なるべく非課税で最大限増やし、死後相続すれば、国にも税が入るので全員ウインウインになる。


THEOには、年齢や資産などの変化に応じ、資産配分の調整を自動で行う機能がある。以下の3つのパラメーターでポートフォリオを自動調整する。

・年齢
・就業状況
・金融資産

つまり、上記のWealthNaviのコラムが推奨している単純な年齢だけでなく、保有金融資産や収入も配慮し自動調整するということ。THEOの場合、実年齢ではなく、設定する年齢でリスク調整するので、はじめはよく理解できなかったが、考え方は参考になる。


THEO関係の、5年ほど前の書籍だが、

この本の第5章で

金融リテラシーの前に、論理的思考能力の重要性を主張されていて、強く共感できた。

WealthNaviは、「長期・積立・分散」呪文を繰り返すだけでなく、論理的思考能力の向上に踏み込んでほしい。

金融村から発せられる金融リテラシーは、この基礎能力の言及がないので、うすっぺらいことが多い。

こんな広告付きの記事は、読んで非常に悲しくなる。


THEOは、既にiDeCoのサービスも提供している。金融機関として、WealthNaviと比較し、大人感を感じる。

ロボアドは、枠のないiDeCoの方が適していると思う。

さらにTHEOグリーンがある。わけのわからないものに投資したくないという想いにも寄り添ってくれる。


WealthNaviのレベル感が良くわかる記事があった。

投資未経験者の約6割が新NISA制度が難しいと感じている。

という統計結果から、『入金するだけで、非課税枠(つみたて投資枠/成長投資枠)を活用しながら、自動で資産を購入します。そのため、購入商品や枠の使い方を自分で悩む必要はありません。。。』などと自社サービスに誘導する。

新NISA制度のどこが難しいのか?、製造業なら5回なぜを繰り返し、真因に対して対策する。

私の感覚では、真因は、金融庁やWealthNaviのような金融機関であると思う。まともに新NISA制度を説明しない。

増税や社会保障費の負担増の流れの中で、なぜ新NISA制度で税優遇を生涯にわたりするのか??

そこが一番わからないのだと思う。

これが真因であれば、解はWealthNaviではない。

さらに、消費税減税は1ミリも検討しないのに、なぜ投資に対して減税するのか?上限がなぜ1,800万円なのか、上限や枠が日本にとって真に必要なのかさえも、何の説明もしない。インフレや少子化などの事象でごまかさないで、真因に対しての解を示して欲しい。

少し、おおげさに書くとこんなイメージだ。

現日本政府には、税を上げるしかアイデアがないし、無駄なコストを日々浪費するしか能がない。消費税を決して下げるわけにいかないと思い込んでいるので、国民に投資でお金にレバレッジをかけさせて、個人でなんとかさせようとしている。生涯1800万円までの投資は大目に見る。ただし相続時には従来道理の税を課すので、投資で増えた分は消費することで、人生を謳歌して欲しい。消費税も譲渡益税も、いずれ20%以上に上げる予定なので、なるべく早くNISA制度を利用するほうが合理的だ。

新NISA制度を、理解できていないのは、ウェルスナビ社ご自身ではないかとさえ思う。


●WealthNaviの将来性への疑問

ウェルスナビ社には、

「インターネットや水道などと同じく、誰もが必要とし、安心して使えるサービスに成長させたい」

というビジョンがある。

だが他社は、もう既に先に進めている。ウェルスナビの経営が遅すぎると判断し、今後の発展の余地を感じられなくなった。

WealthNaviが日本のロボアドをけん引し、多くの投資初心者の資産を増やすのに貢献したのは事実。でも既に同様のサービスがある。

他社では、ふくおかフィナンシャルグループのサークル機能が、面白そうだ。普通預金金利が低い(定期預金は0.3%)けれど、日常生活に溶け込めそうな感じがする。証券は、大和コネクト証券と組んでいる。


●仕様の詰めが甘い

多くのシステム仕様で疑問があった。主な3点を整理した。

(1)取引履歴
たとえば、フィーの還付金は、1月5日に電子報告書『譲渡益税等のお知らせ』の発行と同時に還付されたが、取引履歴に乗らない。だから取引履歴に履歴がないのに残高が変わる。もう7年以上実績のあるロボアドで、この仕様は納得できない。

残高の推移を電子報告書の中を見ないとわからない仕様は、ありえないと思う。こういった、基本部分で変な仕様が散見される。オンライン専業なのだから妥協しないでシステムを作り込んでほしい。この点は、日興証券の基盤を使う、THEOと大きな差を感じる。

(2)全売却の出金指示時のフィー負担
細かい点だが、全売却の出金指示した後、出金日前日まで、現金で保留している期間にも、フィーが日割りで加算される。2~3日程度だが投資一任していない状態の資産に、フィー加算はおかしい。

金額の大小の問題ではない。資金を預かっているというなら、投資一任ではない、別の資金管理料として徴収して欲しい。金融機関なのだから、お金の扱いには徹底的にこだわって欲しい。

(3)口座解約手続き
口座解約は、基本、外国証券取引口座解約請求書の書面の郵送。それも、口座解約請求書の印刷も郵送代も顧客側負担。最後にこれでは、もう使いたくなくなる。

なんで紙?と思うが、外国証券取引口座解約請求書の中身を見ると、NISA口座の解約の書面を兼ねているので、システム化するコストを抑えた為だと思う。口座解約請求書(PDF)を印刷できない場合は、システム内の問合せフォームに、契約者名、生年月日や解約希望を記入して提出する。問合せフォームに、生年月日を記入させる感覚もおかしい。

不思議だが、解約理由を聞かれなかった。こういう細かい1つ1つの仕様に、経営の粗さとエンジニアの成熟度の低さを感じる。

解約での注意点が2点ある。
・解約で、サイトにログインできなくなるので、特定口座年間取引報告書など必要な書類はダウンロードしておく。
・同じ年に再度、WealthNaviの特定口座を開設できない。


まとめ


ロボアドNo1のWealthNaviの保有により、ロボアドのベンチマークとして理解が深まった。積立投資の場合、積立枠と成長枠を意識させないシステムは、素晴らしく、手動で運用する場合の参考になった。

でも、出会いあれば別れあり。

ウェルスナビ社を理解できなかったことが宿題として残った。私に何か欠けている領域があるのだろう。仕組みとしては、参考になった。


なかのアセットマネジメントが始動しつつある。興味深いのは、投資家のコミュニティを作るというところ。中野さんが主宰するコミュニティならば、参加してみたいと思う。このようなコミュニティの中で、私のウェルスナビCEO問題も解決できる気がする。

企業理念、ビジョンは、多少、難しい。

国内金融事業のあらゆるレガシーから脱却した企業統治とは何?
普通の生活者たるリアルマスリテールとは?

今後、国際分散型と国内株式型の2つのファンドを立ち上げるらしい。


昨年参加したIFAのセミナーの中で、

アラカン世代の個人投資家であれば、ファンドの優劣の詳細分析は難しくても、経営者やファンドマネージャー、その組織への信頼性は、これまでの人生経験から判断しやすいハズなので、人視点で選択してはどうか?

という提案があった。これは、ストンと腹落ちした。


2024年のテーマは、

人に会い、語り、学び、行動する。

人中心のアプローチにしようと思う。

昨年末で、私が考えた理想のポートフォリオが、ほぼ完成したので、今年は他の方の知見を入れることで、さらにポートフォリオを洗練させていきたい。


【今日のひとこと】


万巻の書を読むより、一人でも多くの優れた人物に会う方が、はるかに人生の勉強になる

(経済学者 小泉信三)

投資の先人から、投資哲学だけでなく、言葉、考え方、立ち振る舞い、姿勢、服装、目の輝き、ライフスタイルなどを、自分の五感で感じとる。

闇雲に銘柄やファンドを分散するより、信頼できる経営者、ファンドマネージャーや投資家に会う方が、はるかにパフォーマンス向上に寄与するだろう。

その出会いの過程で、多くの気づきがあるはずだ。


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