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2023年5月30日(火)

今日は朝から、ずっとソワソワしていた。そわそわ。そわそわ。そわそわ。
なぜか。

NBA 東カンファレンスファイナルの日だったから。
マイアミ ヒート VS ボストン セルティックス。朝から仕事が手につかなかった。どちらが勝ってもおかしくないゲーム。個人的にはどちらにも勝ってほしいゲーム。仕事が終わりそうな17時頃からアーカイブを見ようと思っていたけれど、仕事が手につかなすぎて、アーカイブが配信されたと同時くらいから試合を観戦することにした。
結果、ヒートが勝った。第8シードのチームがカンファレンスファイナルを制するという、大どんでん返し。最後まで諦めずにくらいついていったセルティックス。感動して涙がでてしまった。最近、涙腺がゆるゆるで困る。思い出しては泣けてくる。

ヒートのすごいところは、昨シーズンのリベンジをきちんと果たしたこと。そして、ドラフト外で加入した選手が努力をしてスターなみに活躍している選手がとりわけ多いチームだということ。わたしはジミー・バトラーという選手が大好きで、本当に、本当にリスペクトしている。 かっこいい。試合のあとに「バスケット・カウント」の記事を読んだら、バトラーについて書かれていた。もはや記事のタイトルで痺れてしまう。

第8シードからNBAファイナル進出も、ヒートのジミー・バトラーに達成感はなし「俺たちは何も成し遂げていない」

https://basket-count.com/article/detail/150423

かっこよすぎるハングリー精神。かっこいい。すごくかっこいい。好き。
さらにヒートのヘッドコーチ、エリック・スポールストラもすごい。また「バスケット・カウント」の記事を読んだらこんなことが書かれていた。

ヒートを率いるエリック・スポールストラは先日、多くのチームが簡単にヘッドコーチを入れ替える風潮に苦言を呈した。長期的視野を持たずに強化方針のリセットを繰り返すチームにおいて、ドラフト外の選手が正当な評価を得て、数年がかりで実力を伸ばすのは不可能に近い。
スポールストラは言う。「正しいか間違っているかは別として、それが我々の哲学なんだ。ウチにはUD(ハズレム)というお手本がいるから、難しい話じゃないよ。我々は、大きな夢を持って挑戦したいと願う選手にとっての居場所でありたい」
第8シードからカンファレンスファイナルまで勝ち上がってきたヒートの骨太な強さは、彼らドラフト外の選手によって支えられている。

https://basket-count.com/article/detail/149549

ますますかっこいい。ヒートはいいチームだなぁ。泣けてくる。わたしも誰かにとっての居場所になれる存在でありたい。そんなふうに、改めて思った。
とにかく、ヒートはNBAファイナル進出おめでとうございます。セルティックスは本当にお疲れ様でした。

NBA選手たちをみると、わたしもくじけずにがんばろうと思える。地道にがんばっていくしかないのだと思う。しかしながら、最近は強くあろうとすることに疲れてしまっている。

わたしは女性として生きているけれど「女性」というだけで損をしていることが多い、と感じる。仕事上でも女性だからなめられているなと感じたこともあるし、プライベートでも「わたしが女性だからこんな扱いを受けるのか?」と腹が立ったり、怖くなったりするのはしょっちゅうだ。
以前、何回か仕事中に「愛人にならないか」と打診された。仕事でも、プライベートでもセクハラを受けたり、八つ当たりか何かで理不尽な怒りをぶつけられたりした。だから、わたしは男性が怖い。ひとくくりにするのはよくないが、基本的に、男性が怖い。相手が女性でも怖いときがある。

わたしにとって、濃く赤いリップは1つの武器だ。自分が強くなった気分になれる。お化粧はすごい。なめられないように唇に濃く赤いリップをひくと、自然と気がひきしまり「戦闘モード」に入る。見た目にだけでも、気合いを入れると入れないのでは心持ちが全く違う。

しかし、さっきも述べた通り、最近は強くあろうとすることに疲れてしまった。本当は相手を威圧するために着飾りたいわけじゃない。「相手をどう威圧するか」を考えてお化粧をしたり、服を選んだりするのに疲れた。同時に、見えない誰かにコントロールされているようでショックも受ける。お気に入りの濃く赤いリップは相手を威圧するためじゃなく、本当はもっとポジティブな意味で使ってみたい。見た目も大事だけれど、自分の精神面をもっと鍛えたほうがよいのかもしれない。心に大好きなNBA選手たちを飼って、自分を奮い立たせたい。

と、思ったけれど、そもそも本当に強くあろうとする必要はあるのだろうか。この社会において、強さとはなんなのか。わたしはただ、自分の尊厳を守りたいだけだ。そして相手をリスペクトしたいだけだ。わたしは弱い人間なので、まだまだ学ばなければならないことがたくさんある。

そんなことを思いながら「やっぱりNBAって最高だな」と缶ビールを飲みながら振り返る深夜。おやすみなさい。




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