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2023年6月5日(月)

わたしはいま、すごく悲しい。怒りを通り越して、すごく悲しい。この悲しい気持ちを伝えるには、わたしは言葉を知らなさすぎる。いまの自分の感情を表す的確な言葉も見当たらない。

入管法が強行採決されようとしている。採決されてしまったら、辛い思いをする人がいまよりも、もっと、もっと、もっと増えてしまう。いま、まさに悲しく辛い思いをしている人が世の中に希望を見出しにくくなる。嘘が嘘で塗り固められ、政府がわたしたち国民を嘲笑っている気がしてならない。「日本に難民はほとんどいない」という柳瀬発言、その発言を不可解に訂正する斎藤健法相、ウィシュマさんの事件後は医療体制を整えたと発表しつつ大阪入管で酒に酔った医師が診察を担当していたこと、などなど。挙げたらキリがない。
人の命を守ることが、こんなにも難しいことなのか。人の幸せを祈り、人が幸せに生きるサポートをすることに、あとどれくらい大きな声を上げなければならないのか。この強行採決は、人間の尊厳を守ることにつながっているのか。人間の尊厳を守り、それぞれが安心して暮らせる社会を目指すことを阻んでいるのは、まちがいなく日本政府だ。そして、その日本政府を構成している議員を選んでいるのは、わたしたち国民だ。くやしい。腹がたつ。わたしが選挙で選んでいない奴らが先頭にたって、差別を助長しているのがどうしても納得いかない。

保険証が廃止されマイナンバーカードに一本化されることも、納得がいかない。はじめは「任意」だと言っていたのに。問題が続出しているのにも関わらず、政府は改正法を成立させた。それでも内閣の支持率は46.7%だ。岸田氏の息子が複数のバカなやらかしをしているのに、それでも内閣の支持率は46.7%だ。

「LGBT理解増進法」という、嫌なくらい上から目線の法案を考え、さらに人権意識を後退させ、それをさも得意げに強制的に成立させようとしていても、内閣の支持率は46.7%だ。

わたしは、この政府を支持している人に聞いてみたい。
あらゆる分断を生み出している政府に、どのような面で信頼を寄せているのですか。「多様性を尊重する社会を目指す」と表面上は綺麗な言葉を使いながらさまざまな差別を助長し、立場の弱い人をさらに追い詰める政府になんの信頼があるのですか。日本に住むわたしたちに無力感を植え付ける政府に、今後どのような期待をしているのですか。たくさんの嘘をつき、説明責任も果たさず、問題を曖昧にさせる政府を、本当に信頼できるのですか。

日本維新の会の鈴木宗男氏は言った。「国益なくして人権なし」。国の役に立たないものに人権はないと言う。うるせぇ、と思う。ほんとうに、うるせぇ。人権は等しく、何者にも侵されることがあってはならないものだ。お前ごときに人権を語る資格はない。

わたしは、よく「色々なことを考えていてすごいね」と言われる。全くすごくない。確かに多くの問題を考え続けるのは、精神的にも辛いものがある。だが、わたしは困っている人や苦しんでいる人、悲しんでいる人がいるのに、見ないふりをして生きているほうが辛い。そのほうが耐えられない。自分が直接何かできるわけではないかもしれないけれど、できるだけ現状を詳しく知り、誰かに伝え、少しでも安心して幸せに生きられる人が増えるように声を上げ続けたいと思う。個人の幸せはたくさんあるけれど、わたしの本当の「幸せ」は地続きで成り立っているんだと思う。

そんなことを考えていた今日だが、ちょうど仕事が終わったタイミングにオイカワさんからリンク付きで「気になりますなこれは…」というラインがきた。どうやら7〜9月に「たべっ子水族館 in 仙台うみの杜水族館」が開催されるらしい。これは行かなきゃ。よい情報をもらった。夏がとても楽しみ。オイカワさんとしばらくラインのやりとりを続けていたら、近々サイゼで喋り尽くすことが決まった。こちらも楽しみ。

おかしなことには、しっかりと声を上げよう。腹立たしく、悲しく、苦しいこともたくさんあるが、希望もあると信じて日々をできるだけ楽しく暮らしていこう。でも無理やりポジティブになる必要はない。ネガティブな気持ちも無視せずに、這いつくばってでも生きていこう。絶望を乗り越えようとする意思が大切。

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