新しい考え方で労働力を確保する!!

飲食業界では万年人不足と言われています。
ただでさえ、賃金が安く、業界全体での改革が必要と言わざるを得ません。

そんな中で取れる方法として、
僕個人が思っていることが、

高齢者の率先した採用です。

少子高齢化に歯止めが効かず、若い労働力は現象の一途を辿っており2030年には三人に一人が高齢者と言われています。
そんな中、ピラミッド型の採用に固執していてはいつまでたっても人不足のままです。

そもそも若い人が減少していて業界の印象も悪いのですから、
いい人が集まらないのは当たり前です。

だからこそ、
増え続ける高齢者の採用を進めてもいいのではないのか??と思うわけです。もちろん、闇雲に採用していいと言い訳ではないですが、任せられる業務の洗い出しを行い、その中で今後の日本を見据えた接客のバリエーションを増やすべきなのではないかと考えています。

日本全体に高齢者が増えるということは見込み客となる方も高齢者ばかりになるということです。それならば同じ世代のスタッフがいたとしてもいいのではないでしょうか??

むしろそういった労働力に目を向けた業態のお店をオープンし
高齢者をどんどん採用して活き活きと働いてもらったらいいのではないでしょうか。

高齢者と小さい子供との接点が減っている現代です。
そういった高齢者との触れ合いの場としても機能したら、
子供にとってはいい影響を与える可能性もありますし、高齢者の方々はさらに活き活きと仕事に邁進してくれるかもしれません。

老害という言葉もありますが、サービス業に従事するということは人の機微に敏感になるということでもあります。
空気を読んで先を読むという行動をとらなければならず、考え方に変化を及ぼすこともあるかもしれません。人の気持ちを組むことに気づけたら老害も改善するかもしれません。
そうなったらWIN-WINの関係を築けるようになるのではないでしょうか。

確かに、簡単な方法ではないと思いますが、
しかし人口減少に伴う労働力減少の問題は、
既存の価値観を変化させることでしか対応できないと思います。

高齢者スタッフメインの飲食店

付加価値は実は無限にありそうな気もします。
例えば、妊婦さんへのアドバイスを行なってもらうとか、
子育てアドバイスもできるようにしておくとか、
知恵袋的なことを伝えてもらってもいいのではないかな??と思うわけです。

妊娠に関しては、今と昔の医療技術に差があり実際の現場と経験者である高齢者の方々の知識では乖離が存在しているかもしれませんが、
気軽にお茶を飲みながら相談に乗ってもらえる優しいおばあちゃんとかいたら正直フラッとお店に立ち寄りたくなると思うのは僕だけでしょうか??

構えないでも相談に乗ってくれる頼れる人生の先輩の存在は大きい気がします。こういった交流の少なさが価値観の減少を産んでいるとも感じているのです。

若い人では賄えない人生経験を武器にした接客は今の飲食店には少なく
実は新しい可能性を秘めていると思っています。

これはあくまでも一つのアイディアであり、実現するための障壁は結構あると思います。

ですが、考え方を変えて新しい価値観の創出は非常に大事で人口減少傾向の日本においては必須の考え方の一つであると確信を持って言えます。

すぐにとは言わずとも実践できることもあるはずです。
偏見を持たずありとあらゆる価値の創出に務め、
戦い方のバリエーションを増やしていきましょう。


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