11月26日~12月1日

こんばんわ、竜崎龍です。

今日から日記を書こうと思います。

(始めにお詫び)
今日から新しく日記を書いていくということで、より多くの人に公開できるようにあまりにも捻くれていたり尖っていたり、真面目腐っている文章を削除しました。これまでにスキ!をしてくださっていた皆様、申し訳ございません。これからも嘘だけは書かないようにしますので、今後とも宜しくお願いいたします。

11月26日

よくわからんセミナーに行った。

そこで、キャッシュフローゲームというお金持ちになるまでの人生と、お金持ちになってからの人生を疑似体験できるというゲームをやった。さいころを振って出たマスのところに書いているイベントを行う、要は人生ゲームのようなものだ。ただし、人生ゲームと違いゴールがない。
始めは月収で働きながら、株を買ったり不動産を買ったりして、不労所得が総支出を上回るとお金持ちの歩んでいる人生のゾーンにいける、というルールだ。

お金持ちの歩んでいる人生のゾーンは夢のような世界で、勝手にお金が入ってきて、カンヌ映画祭を特等席で観に行けたり、大統領とディナーをしたりできる。
始めに自分の夢を決めるのだが、僕は〈公園に自分の名前をつける〉という夢を設定した。「おっ!珍しいですねぇ!」「名前は竜崎公園ですか!?夢が広がりますね!」という掛け声の中、僕は〈公園に名前をつける〉という夢に向かい、ゲームをスタートした。

結論から言うと、僕は、月収での生活を抜けてお金持ちの人生まで辿り着くことができた。僕の持っていた不動産の値段が高騰したのだ。しかし、そこで終わりの時間になってしまい、残念ながらお金持ちの人生を体験することができなかった。くそぅ。

ゲーム自体は大盛り上がりで、株が値上がりすると、みんなで拍手をしたり、他のプレイヤーがお金を増やすとその人を讃えたり、終始楽しいムードで進んでいった。

僕は、月収生活を抜けられたことで大変褒められた。
「一回目から抜けられる人はなかなかいないっすよ!」とか、
「お金を稼ぐ才能がありますね。」とか、
「竜崎さんが勇気を持って不動産を買ったからこそ、お金持ちになれたんです。これは運ではなく、竜崎さんの行動の結果です!」とか。

そうだろうそうだろう。と思いながら、僕は有頂天、えらくご満悦だった。

そのゲームのあとに個別コンサルなる、主催者の方とお話できる機会を設けていただいた。ゲームで体感した稼ぐ感覚を基に、お金持ちになるための具体的な方法を詳しく聞けるというものだ。

お金を稼ぐ才能のある僕は、(方法さえ教えてもらえれば、俺は金持ちになる力があるんだい!)と、うきうきして個別コンサルを待っていた。とうとう個別コンサルの時間だ!

「お金持ちになるのに一番の近道は、そのノウハウを持った私たちの一員になることです。費用は40万円です。正直、竜崎さんならこれくらいは2ヶ月もあれば稼げるようになると思います。」

高額…

ええ、うすうすは感づいていましたよ。
でもね、楽しかったんですよ。もう少しこういう時間を大切にしてもいいじゃないか。

最初っから、そういうつもりだったのだ。
お金を稼げるならもっと詳しく話しを聞いてみたいと頭では分かっていたが、心が拒絶してしまった。僕の心は繊細だ。

楽しかった飲み会の帰りに、
「なあ、スケベしようや。」と、友達と思っていた男子が豹変してきたときの女子の気持ちって、ちょうどこんな感じなのかなぁ。と思った。

11月27日

注文していたコタツ机が届いた。
おかげで日記がさくさく書ける。
足元が暖かい。飼っている猫の、ハルちゃんとチュンバも中に入って気持ちがよさそうだ。もっと早く買えば良かったね。

11月28日

派遣先で300万円の損害を出した。
1日中その製品の検品作業を行っていて、とてもいたたまれない気もちになった。喫煙所では、原因を知らない人が「犯人誰なん?」とか言ってるし、パートのおばちゃんたちが「わたしらはやらへんから(男しかやらないチカラ仕事での事件)、どんだけキツイかわからんし何とも言われへんけどなぁ」とか言っていて、ますますいたたまれない。
事情を知っている人は、「竜崎さんがたまたまその時にやっていただけで、いずれ発覚していたよ。たまたまやから気にしなくていいよ」など優しく言ってくれた。いたたまれない。このセリフは今まで何回も聴いたことがあって、僕は〈たまたま〉というババを毎回引くのだ。

ほんと申し訳ないけれど、いたたまれないという気持ちだけで稼ぎ場を減らすほどの余裕はないので、いたたまれず居つづけようと思う。

11月29日

イイニクの日だということで、派遣先の岩石みたいな顔のおじさん4人と焼肉のでんに行った。おじさんたちのハイピッチにペースを合わせて飲んでいたら途中で寝てしまった。いたたまれない。

11月30日

「誰にも言わんとってくださいね。僕、実は闇カジノでディーラーをやってたんですよ」と、偶然に会えば少し話をする程度の人に派遣先で言われた。
僕、そんなに口が堅そうに見えているんか。怖いから、誰にも言わない。

12月1日

スキ!をしていたnoteを見返す。
いいことが書いてあって励まされる。

例えばこれ、

下手だから・お金にならないからと言った理由で、表現すること自体が抑制されるのは、見過ごしておけません。また、なんらかの実績や肩書き、バックグラウンドを持たないからといって、発言者が退けられるのは、ひとつの誤りであると思います。

なんらかの表現が、何がしかの結果を生まないからといって、それを表すことをためらわないでほしい。

創作する人の中にはこのように「発表していいんだぜ」ということを言ってくれる人がたくさんいる。僕がこんな下手な日記をインターネットに書きはじめたのも、こういう励ましをたくさん見てきたからだと思う。そして、僕もたくさんの人の表現を(文章でも映像でも、絵でも歌でも、おしゃべりでもなんでも)下手でもいいから見たいと思う。人生一回しかないけれど、ないんだから、表現されたものを見て自分以外の人生の一部に触れてみたいし、何かを表現して自分以外の人生の一部になったりできたら素敵じゃんか、と思うのだ。

『創作に携わる、すべての人にこれくらいのメンタリティでいてほしい』は続編で②と③もあるので、ぜひ読んでほしい。漫画なので読みやすいです。

あとは、

これとか、

これとか。

自分を励ましてくれる文章とか、もっと言えば自分の為にこれは書かれているんじゃないかと思うような文章がnoteにはたくさんある。というか最近、自分の為に世の中に存在するんじゃないかと思うものがいっぱいある。

僕のために書かれたものをもっと見たい。