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不発の事後に思うこと

完全不発、幻となった磁気嵐を終えて、まさかここまで徹底的に外すとは思わず、なかなかの衝撃を受けました。実は2012年にも、大きく外して、あっけにとられたことがありましたが、今回はそれ以上の衝撃かもしれません。

地球をかするか、かすらないか微妙なCMEを、今後どのように取り扱うと、はるかにましな予測になるのか。近年ずっと一貫して悩んできている、この問題意識を更に強めたわけですが。

新しい観測データが必須で、公転面を見下ろすような夢のコロナグラフがないと駄目なのか?そういう応用科学ミッションは、きっと考えられて詰めて来られているんでしょうね。

それはそうと、まだ何か基本的な点を、今のCME伝播モデルでは見逃していて、それでミスっているような気がします。まずは動圧パルスはやめること。磁場をちゃんと入れるとして、波の伝播や反射や乱流や散逸のあたりの理解で尻尾を掴めそうな気が。試したいことが。

一見、不可能だったり、無謀だったりに見える、この問題。やる気が出てきますね。


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