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ピアノ映画のハシゴのすゝめ


毎週水曜の早朝(7〜8時)に行っている、文化雑談会「トーキョーアーツのれん会」の話題を共有するnoteです。先々週に両国門天ホールで行った模様をお伝えします。

※今後の予定やおすすめイベントの案内は最下部にあります。

まずは、両国門天ホールの支配人・黒崎八重子さんから、「ストリートピアノすみだ川2019」の話題。

2日間だけ、すみだ川左岸の隅田川テラス(屋外)にピアノを運び、ピアノを囲んで自由に演奏ができる場をつくっている。今年で3年目の試みで、ピアノを巡って会話が生まれることを目的にしている。

また、プロ音楽家や音大生による演奏サポーターを付けているのも特色。
今年は映画「パリに見いだされたピアニスト」のキャンペーンとして行われている「ストリートピアノを弾いて豪華パリ賞品をもらおう!動画投稿キャンペーン!」会場になっているとのことで、Twitterなどでは、このキャンペーンのために行われているイベントだと勘違いされているかたも多く、少し複雑な気持ちになりました。

▼ストリートピアノすみだ川2019


▼ストリートピアノを弾いて豪華パリ賞品をもらおう!動画投稿キャンペーン!

▼パリに見いだされたピアニスト

映画鑑賞のプロ、常連の澤山さんは、ピアノ映画といえばということで
邦画の「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)がとても良かったと仰っていました。

芸術の秋、ピアノ映画を「はしご」してみるのもいいかもしれませんね。

また、澤山さんからは、お勤め先のひとつである、LOFTの月間タイムテーブルに「アダムズ・アップル」(10/19よりシネマカリテ新宿ほかロードショー)のレビューを書いたということで、冊子をいただきました。この映画は、2016年にこの映画を初上映した「トーキョー ノーザンライツフェスティバル」(北欧映画祭)のスタッフが、フェスティバル上映だけではもったいないと配給先を探したが見つからず、自主的に配給する映画だとのことでした。舞台の世界でも、フェスティバル作品が、その後、劇場で上演されるということがありますが、映画の世界でもこういう「いい映画を多くの人に観てもらいたい」という気持ちで動く部分がちゃんとあるのだなと、感じ入りました。(TOP写真の左側は澤山さんの執筆したレビューが載るLOFTグループのタイムテーブル)

▼アダムズ・アップル(14年前の作品、教会でのネオナチと牧師との更生の日々が描かれている、予測不能なヒューマンドラマ)

続いて、今回初参加の江間みずきさんが自己紹介。
もともと舞台の仕事(俳優)をしていて、蜷川事務所に居た。(あの灰皿投げもご経験・笑)
今は着物のスタイリングの仕事を始め、来年春に清澄白河(東京都江東区)でお店を始めるための準備をしているとのことでした。
アートと人をつなげる場が作りたいということで、場所も東京下町で奇跡的に焼け残った清澄長屋の一角を借りるということです。
最近めっきりアートとコーヒーの街というイメージが定着した清澄町・白河町界隈がまた面白くなりそうですね。
▼昭和レトロが漂う「清澄長屋」の魅力とは?
http://bit.ly/2VFzgHC

さらにもう一方、新規で参加されたのが尾方リユウさん。福岡出身で、これまで居酒屋やカフェの店長などやっていて、勤めていた会社が漁業も始めたときには、漁船に乗って定置網を引いたり、さばいて干物作って居酒屋で出したりしていた。という面白い経歴の持ち主。ビジネスの世界で働くのなら、スキルを上げたほうがいいと思い、経営者のそばで学びながら働いてきたということでしたが、ビジネスが人を幸せにするのなら、儲けの構造だけ見ていてもダメだなと感じ、働いている人がハッピーなのか、という視点で、デザインやクリエイティブな仕事がしたくて、ロフトワークの求人に応募して見事採用となっという話。
私(森)とも、今度仕事をご一緒するのですが、色々アートや文化のことも学びたいということでの初参加でした。
(TOP写真の右側はロフトワークが過去に作った機関紙)
▼ロフトワーク

その他にも、デジタル・リマスター上映が決まった青春映画の金字塔「さらば青春の光」や「東京裁判」の話題なども出ましたが、長くなりましたのでこのへんで。

▼さらば青春の光

▼東京裁判

2019.10.2 @両国門天ホール 5名参加

次回は10/16(水)に両国門天ホールで行います。
アーカイブが、1週分遅れているのも取り戻したいと思いつつ…次回もよろしくおねがいします。

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【今後の予定】
10/16 両国門天ホール(仮)
10/23 PUBLIC HOUSE 渋谷
10/30 出張でお休みします
11/6    両国門天ホール(仮)
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—いよいよ今週開催!—
100本の太鼓で、わたしたちのまちの音楽を打ち鳴らす
Oeshiki Projectツアーパフォーマンス《BEAT》のご案内

雑司が谷(東京都豊島区)の「御会式」をテーマとしたアートプロジェクトです。その集大成となるツアーパフォーマンス『BEAT』では、国境を越えて生きるトランスナショナルな市民パフォーマー約50名と観客が、100本の太鼓で、池袋の都市空間を舞台に「もうひとつのOeshiki」を立ち上げます。最後には、雑司が谷で江戸から続くビートを守ってきた住民たちと合流します。

ひとこと:劇作家・石神夏希さんの作品。本記事TOP写真のコピー「ねぇ、そっちの旅はどうだった?」も石神さんの手によるもの。
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