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のれん会アカデミア!? そして、高知の文化振興についての話題

Photo by taichi nishida "四万十川 (高知県)" (CC BY-NC-ND 2.0)

毎週水曜の早朝(7〜8時)に行っている、文化雑談会「トーキョーアーツのれん会」の話題を共有するnoteです。
前回は、渋谷のカフェ PUBLIC HOUSE渋谷で行いました。
※今後の予定やおすすめ書籍の案内は最下部にあります。
今回は、高知からも参加者が来ましたよ!

◎のれん会アカデミア爆誕!?
大学院で政治学の博士課程に在籍している熊田さんと「のれん会アカデミア」的なことを始めても面白いかもね、と雑談していたのですが、のれん会には、芸民官学が集まっているので(雑食な感じ)この4つの視点から一つの文化事象を観たら面白いのではないか、現場と研究が近づける場所として、これを生かせる方法がないかと考えて、構想をねっているとのことです。楽しみですね。(東スポ的見出しでごめんなさい)

また、先週のれん会を開催した「ALMOST PERFECT TOKYO」オーガナイザーのルイス・メンドさんは、オランダに住んでいた頃、いつも集まるクリエイター、プランナー、アーティストなどの輪にいろいろな会社のCEOを呼んでご飯をおごって貰う代わりに、経営などの悩み相談にのるという会をやっていて、普段経済界の付き合いばかりのCEOに好評だったという話をし、「アート思考経営ブーム」の流れも踏まえつつ、プチコンサル的に夜ののれん会をやってみても面白いね!という話題を話しました。これ、近々やってみようかなと思います。

我こそは!というCEOや、ビジネスエグゼクティブの皆さん、ご連絡お待ちしております!

◎高知県や四国のアーツカウンシルや広域連携の話題
さて、最近地方からの参加が続いていますが、今週は、高知県アーツカウンシルの齋藤努さん(正式には、公益財団法人高知県文化財団 主査(アーツカウンシル)という職名です)が、初参加してくれました。

▼高知県文化振興ビジョンについて(PDF)
http://bit.ly/kochi-cltrvision

ここにアーツカウンシルが位置づけられて、財団にポストが置かれた。
が、アーツカウンシル事業は、少ない予算でやりくりしている。
一方、カーニバル00in高知 という新事業(東京から有名文化人を呼んでイベントをする)に大きな予算がつき、このイベントの(予算執行の)ための要綱も作られた。
▼カーニバル00in高知実行委員会負担金交付要綱(PDF)
http://bit.ly/cnvlkochi

アーツカウンシル的組織は、愛媛県松山市にもあり、ここにはアーツアカデミー出身の戸舘さんがディレクターを務めているし、齋藤さんがアーツカウンシル東京のアーツアカデミーに在籍していた頃のレポートとして発表した「アーツカウンシル四国」プランにもとづいて四国内でのアーツカウンシルの広域連携も必要ではないかという話に進みました。
▼松山ブンカ・ラボ

自治体事務の中でも、基礎的自治体が独自にやるべき事業と、広域連合に向いている事業がある。
観光分野では、四国DMOがあり、活動が活発だ。こういう動きも参考にできる。
(ただ最近、DMO自体は、制度のハードルが高いので、新DMOもできていて仕組みとしての過渡期にある)
▼四国ツーリズム創造機構(四国版DMO)

ほかに、自治体の広域連合としては、
山梨県北杜市(八ヶ岳定住自立圏共生ビジョン)や長野県諏訪市(諏訪広域連合)などがあり、学校の芸術鑑賞会なども協働で実施しているそうです。
▼北杜市定住自立圏構想
http://bit.ly/hokuto-teizyu

▼全国の取り組みはこちらから(総務省 定住自立圏構想)
http://bit.ly/teizyu

ということで、行政よりの話題が多く出た朝でした。

2019.5.15 @PUBLIC HOUSE 渋谷 6名参加
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【今後の予定】
5/22 ALMOST PERFECT TOKYO(新御徒町)
5/29 PUBLIC HOUSE 渋谷
6/5 両国門天ホール(仮)
6/12 PUBLIC HOUSE 渋谷
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—今月のおすすめ書籍—
ルールメイキング: ナイトタイムエコノミーで実践した社会を変える方法論
齋藤貴弘(著)
http://bit.ly/noren-rulemaking
一言コメ:のれん会にも参加する齋藤弁護士の初単著。文化関係者も必読!
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