ビジネスとは突き詰めると…


伊勢です、

昨日は、ザ・リストマーケティングの
という自社商品の先着特典
パーティーでした。

わずか3時間のパーティーのために
九州やカナダから来てくださった方も
いました。

本当に、ありがとうございます、
としか言えません。

もっと皆のために、やれることを
やりたいと思わせてもらいました。

そういう気持ちでできる仕事は
本当に楽しいですね。

ところで、

参加者さんからこんな
質問をいただきました。

「起業したてのゼロイチのとき、何をして
いたのですか?」

と。

その質問を受けて考えました。

具体的にしていた行動を話しても
役立たないと思うので、

端的に要約して言うと
こういうことかなと思います。

ゼロイチのときは、

『誰かの役に立とうとがんばっていた。』

毎日、どうにかして、誰かの役に
立てないかを考え、

人に会えば、この人の役に
立てないかを考え、

そして、役に立てそうな事を
見つけたら、提案し、

時間は有り余るほどあったので
お願いされる前に、勝手に
具体的に行動し、

とにかく、誰かのために
何かをするということを
毎日、繰り返していたように思います。

その目的は、

仕事が欲しかったからです。

元も子もないと思う人もいるかも
しれません。

しかし、

お金を頂くには
誰かの役に立つしかないと
分かっていたからです。

だから、

『誰かの役に立とうと必死でした。』

・・・・・・

例えば、

ビジネスをしている人と話しをするときは、

「この人困っている事ないのかな?」

「自分のスキルや人脈を使って
役立てる事は何かないかな?」

と、いつも考えていました。

恋人の話は、ちゃんと聞かないけれど
仕事に繋がりそうな人の話は
ガチで聞いていました。

その頃に身に付いた能力なのか
分かりませんが、

「伊勢さんは、聞き上手ですね」

と、よく言われます。

未だに、そのスタンスが抜けていない
のかもしれません。

例えば、ある日は、

ホームページを閲覧していて

「このキャッチコピーは
こうした方がいいんじゃないか?」

とか、考えて、

見知らぬ会社やネットショップに
キャッチコピーを一方的に送りつけて
いました。

自分なりの分析と解説付きで。

ところで、

こうして一方的に送りつけて
一体どれくらい返事があると
思いますか?

実際、9割は、返事なんか
もちろんありません。

それは、そうです。

多くは必要とされず、
多くは、誰だお前、という
感想だったと思います。

あるときは、

日曜日に家で新聞を
読んでいたときに、

ふと目に入った
スーパーのチラシを見て

「そうだ、提案にいこう!」

と、思い立って営業しにいったりも
しました。

今考えると、それで仕事に
なるわけがないです。

でも、誰かのためにやっているのだから
返事がなければ、残念な気持ちにはなるけれど
嫌な気分にはなりませんでした。

それに、そうやって日の目を
見ること無く、闇に葬られた
提案の数々が
自分のスキルを高めてくれました。

バットの素振りみたいなもので
必要な準備だったのだと思います。

・・・・・・

日々、一方的に
誰かの役に立とうとしているうちに
興味を持ってくれる人が少しずつ表れました。

自分を必要としてくれる人が
見つかったとき、
それは、それは嬉しかったです。

簡単に仕事をもらえるように
なったわけではなかったからこその
弾ける喜びがありました。

ひと仕事終えた後のビール、
風呂上がりに腕を腰にやりながら
一気に飲み干すコーヒー牛乳みたいな
ものです。

(どうして、みんな仁王立ちして
ゴクゴク飲むのですかね笑)

話を戻しますが、

苦労は、感謝の種なのかなと思います。

不器用なのも、人より
劣っているのも
悪いことばかりではありません。

そして、

本当に亀の歩みで、お金を頂いて
仕事をすることができるように
なりました。

今思いだすと、こんな事もしていました。

クライアントさんがお金を振り込んで
くださったら、必ず、お礼のメールを
いち早く出していました。

それだけ、本心から感謝していましたし
細かい事だけれど、そういう
小さな事も、

仕事をもらえ続けた理由の一つ
だったのかなと今は思います。

ただ、

出来ないことをできると言って
迷惑をかけたこともありました。

未熟な自分は、
仕事を通して出会った方々に
育てていただいて今があります。

最初の頃にお世話になったクライアントの
方々とは、今はもう、つながっていない人が
ほとんどで、お礼のしようもないのですが

間違いなく
育ててもらいました。

仕事をさせてもらいながら
育ててもらうというのは
今も変わりません。

お客さまに何かを教えているようで
教えられているのは自分です。

質問ひとつでも、新たな視点をもらい
自分の何かが引き出されます。

人を育てようとして
育てられているのは自分だと
思うのです。

・・・・・・

長くなりましたが、
最後に質問です。

仮に、今あなたがこれから
ビジネスをしようとしているなら

「毎日、誰かの役に立とうと
何かをしていますか?」

「誰かに会った時に、役に立つために
真剣に相手の話に耳を傾けていますか?」

「そして、それを仕事に
つなげようとしていますか?」

お金をもらって仕事するには

『誰かのために役立つ
行動をしなくてはならないのです。』

そうなのです、

能動的に自分から動かなくては
ならないのです。

私自身がそのことに
気づいたのは、学生時代に
将来を考えたときでした。

私は、ただ、ずっと本を
読むだけで一生を過ごしたいと
本気で思っていました。

しかし、どう考えても
それでは、お金はもらえないと
気づいたのです。

それは、本を読むというのは
受動的であって、能動的ではないから。

能動的に、何かをしないと
この世の中は生きていけないんだと
そこで、気づきました。

アホみたいな気付きだと
思うかもしれません。

でも、

学ぶだけで、誰かのために
役立つ何かをしない、

というのも同じだと思います。

学ぶというのは受動です。

誰かの役に立つために
何かをする、

というのが能動です。

ビジネスの基本は、

「誰かのために役立つために
何かをする」

という事なのだと思います。

シンプルに、まず、出来ることから
始めてみてください。

その先に、可能性の光が
溢れんばかりに輝いている
世界が待っています。


伊勢隆一郎

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