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ネイバーアート 「みえざるモノを生みだすアーティスト」

身近に感じるアートを「ネイバーアート」と名付けました。
それを生み出す人はもちろん「ネイバーアーティスト」です。

Neighbor Art ネイバーアート
Neighbor Artist ネイバーアーティスト

この二つをぼくなりの読み解き方 Literacy リテラシーで、
Curation キュレーション 発信していきます。


先週から新富町の農家の中山真一さんの畑で、農作業をさせてもらってます。

さつまいもの苗取りをする中山さん

中山さんは、焼酎の原料にも使われている黄金千貫というさつまいもや、漬物用の干し大根などを作っている農家さんです。干し大根は、中山さんが作った大根を、畑に建てたやぐらにかけて乾燥させ、できあがります。

ぼくは、中山さんが生みだす「めぐり」がとても気になってます。

いつも中山さんのご家族で作業されています

春先から秋まではさつまいも。
冬になると干し大根づくり。
やぐらの下には牧草をしげらせ、
干し大根が終わると牧草をかき込み、
緑肥にする。

そしてまた、春先からさつまいも。

この「めぐり」があってこその、
さつまいもや干し大根です。

本質につながる「みえざるモノ」。
畑の「めぐり」。
それを生みだす、中山真一さん。
一緒に働かれている、ご家族。

畑やご家族が暮らす、新富の大地。
そこにある、暮らしや営み。
継承される、伝統文化。
作物を育てる、宮崎の光と風。

中山さんにフォーカスすることで、
いろんなものが、みえてきます。

みえざるモノも感じます。

干し大根づくりの大根やぐら

甲斐隆児 / アーティスト、ネイバーアートキュレーター
宮崎県出身。大学で油絵を専攻。子どもNPO法人、児童養護施設、農業などに従事。福岡県で緑地保全活動等に携わり、2021年に宮崎県新富町の地域おこし協力隊として移住。アートプログラムや新富芸術祭を担当。



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