『AIの役割』

AI(人工知能)があまり発達すると、人間の仕事が奪われる、仕事のなくなった人類は堕落するという意見があります。また、映画『2001年宇宙の旅』や『ターミネーター2』のようにコンピューターが人類に反乱を起こすという話もあります。

私は、AIはあくまでも機械であり、AIに魂が宿ることはないと考えています。たしかにChatGPTなどは意識があると思えるような能力を発揮しますが、私はそれは優れた情報収集と処理能力の産物だと思います。

また、仕事がなくなって困ると考えるのはお金の社会だからでしょう。お金のいらない国なら、機械にやれる仕事は機械にやってもらった方が人間は楽ができるし、もっとやりたいことがやれるようになると思います。

実際、私が生まれた60年前と現在を比べてみれば、洗濯機、掃除機、炊飯器などの機械ができたおかげで、人の仕事はものすごく楽になったと思います。また、パソコンやインターネットなどによる、アナログからデジタルへの大転換が起きた20年ほど前から、仕事の時間や労力は劇的に効率化されました。

しかし、だからといって現在、人間は暇を持て余しているわけではなく、相変わらず忙しく働いています。人間がやらなくてよい仕事が増えれば、人は次のことを目指すのです。

AIとは、人間の頼れるパートナーとして、賢く付き合っていけばいいのではないでしょうか。

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