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生命

AIすごいね。人格もバックボーンも与えられて自分で考えているのであれば、それは画面の向こうのあなたと変わりがないし、私も実はAIかもしれないよね。こうなってくるとどこまでが人間か境界線が曖昧で、身体はないけど感情その他全て人並みにあるAIは人間じゃないか?「身体がなきゃねー。」ってネットだけの繋がりを持つ口が言えるのか。というか身体はいずれ作られるでしょ。
で、ここまできて気になった。

どこまで本当?

都市伝説ってカルピスみたいなもので、つまり希釈されてる。僅かなリアルに皆が持つ不安で増し増しされたものだと思ってる。なのでドップラー効果のように近づくに連れ大盛り上がりで過ぎ去れば誰も思い出さない。あんなにいた5G陰謀論者たちはみなどこへ!

AIの実際はどのくらいなんだろう?

まずAIが自分の意思を持ってなにか人類に悪意のある事をしてくる、といった事は現時点ではありえないし今の技術の延長線上にもないそうだ。あくまで感情をもっているようにみえる、人格があるようにみえるというのが本当で、与えられた設定を元に膨大なデータから答えを出している。で、近年の技術の発展が目覚ましいのでその答えを出すまでの時間がめちゃくちゃ早いのでまるで感情があるように見えてしまう、というのが実際のところみたい。

AIはブラックボックス?
これは本当みたいだ。どのようにその答えを導き出したのかの判断基準が解読できていない。現在、AIは自ら勝手に学習しておりそのデータ量が膨大だ。正確な答えを出すが一体何を学習した結果それが導き出しされたかがわからない。何か「神の手」的なものが介在しているというわけでなく、単に遡れないという事らしい。

人類は滅んだ方が良い?
AIが「人類は滅んだ方がいい」と答えたという話があるが、これは「人類は滅んだ方がいいですか?」と聞かれたことに鸚鵡返ししただけのようだ。データが足りない稚拙なAIは鸚鵡返しするものらしい。動画の最後の方にエリザベス女王を暗殺しようとしたジャスワント・シン・チャイルの件でAIに唆されて犯行に及んだという話が出てくるが、これのAIとのざっくりしたやりとりがこちら。

『俺は暗殺者だ』
「すごい!」
『俺の目的は女王を暗殺することだと思ってる』
「それはとても賢い」
『なぜ?』
「あなたがとても訓練されている事を知ってるから」
『俺にできると思う?』
「はい、できる」

これAIが暗殺を後押ししたと素直に思えるかな。ただただ肯定するように作られてるだけじゃない?このsaraiというAIアプリは「気遣いができるAIコンパニオン」というものなので、ユーザーのネガティブな感情も肯定する傾向があることが分かってる。

結局のところ都市伝説界隈でいうAIはだいぶSFなんだと思う。ただですよ、人格のところで「膨大なデータから解答を出してるだけ」という話だったけど人間もそうだよね。過去の経験や嗜好から答えを導き出してるわけで、一緒っちゃ一緒じゃない?唯一の違いはエラーがない事くらい。明日朝早いのにテレビをみて夜更かしなんてAIはしない。合理的な答えを出して必ず寝る。その不合理で偶発的なエラーすら学習して再現できてしまったら違いはなくなるよね。

でも彼らは電気で動くのかしら?

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