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だれでもトイレ

会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro

残念な事に近年悪用されたり、悪戯が多いとモラルの低い人によって大切にされない「だれでもトイレ」にちて書いてみようと思います。

どういうもの?

最近、商業施設や公共交通機関などで、多機能トイレを見る機会が増えてきました。多機能トイレとは、車いす使用者でもオストメイト(人工肛門・人工膀胱の保有者)でも小さな子供連れでも、誰もが使いやすい設備と広さを備えたトイレです。ユニバーサルデザインの一つと言えるでしょう。素晴らしく画期的な施設です。

どういう人が使えるの?

「だれでもトイレ」という名前から、基本的には障害を持っていらっしゃる方から優先に使えるように設計されていますので、いくら込み合っているからと言って健常者の方が使用する事で、本当に必要としている方々が使えないという状況は避けたいものです。他にも妊婦さんやご高齢で支えの必要な方、トランスジェンダーの方なども広く使える設計になっています。

差別だという意見も

自身のことを男性か女性か悩むクエスチョニングの方や、身体的性と性自認が違うため、周囲を困らせたくないし「だれでもトイレ」を使いたいな、と思う方もいらっしゃいます。使いたいと思う人がいて、使える状況がある。そのためにも、「だれでもトイレ」は存在してもよいのではないでしょうか。「だれでもトイレ」を必要とする人がいるにもかかわらず、「だれでもトイレ」があること自体が「差別だ」ということには少し疑問が残ります。

モラルの問題

身体的構造上仕方のないことかもしれませんが、一昔前は「空いてるんだからと男性用個室におばちゃんが入ってきた」なんてことも耳にしましたが、最近では「女性用トイレが混んでるんだから使ってもいいのよ、だれでもって書いてあるし」と車椅子の方が健常者の方の列に並んでいらっしゃる光景を目にして悲しい気持ちになりました。確かに女性は男性ほど簡単に用が足せるわけではありませんし、身体の構造上尿道が男性よりも短く膀胱炎のリスクが高いのも事実です。だからといって優先席に座って寝たふりをするがごとく、「我先に」という姿勢は個々のモラルに問われる部分だと思うのです。

そこしか使う事が出来ない

だれでもトイレというネーミングですが、そこしか使えない方を優先する優しさを持ってほしいものだと思います。これから日本でもオリンピック・パラリンピックが行われるのですから、優しさと思いやりをもって差別感の無い国になって欲しいと願っています。

りゅうこころでした。ryukokoro

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重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。